Marc to GS?

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前回お伝えしたマルク・ガソールのその後ですが、故郷のスペインに留まり、自身がオーナーを務めるスペイン2部のジローナでプレーするのではないかと言われています。

 

ただ、もしNBAで現役を続行するのであれば、ウォリアーズは非常におもしろいオプションになりそうです。

 

1年前のオフ、レイカーズラプターズとのサイン&トレードでマルクを獲得した際、同様にマルクを獲得しようとしていたチームの1つがウォリアーズでした。

 

従って、もしレイカーズに行っていなければ、ウォリアーズに来ていた可能性もあったわけです。

 

マルクは、ポストから巧みにパスがさばけて、外角からスリーも打てる器用さがあります。

 

かつてウォリアーズ黄金時代を支えた、アンドリュー・ボーガットに似たプレースタイルと言えます。

 

つまり、ウォリアーズのスタイルにうまくフィットするタイプのビッグマンだということなんですね。

 

加えて、最優秀守備選手を獲得した実績があるように、ディフェンスの良さには定評があります。

 

ゴール下のディフェンスとパス、そしてたまに3Pを決めてくれたら、それだけでも大きな戦力になります。

 

ウォリアーズは、マルク獲得に向けて攻勢をかけた方がいいと思いますね〜

 

<ウォリアーズ>

 PG:ステフェン・カリー/クリス・キオーザゲイリー・ペイトン

 SG:アンドリュー・ウィギンス/ジョーダン・プール/マイカル・モルダー/モーゼス・ムーディ/(クレイ・トンプソン

 SF:オットー・ポーターJr./デイミオン・リー/アンドレ・イグオダーラ

 PF:ドレイモンド・グリーン/マーニャ・ビエリツァ/フアン・トスカーノ=アンダーソン/ジョナサン・クミンガ

   C:マルク・ガソール/ジェイムズ・ワイズマン/ケボン・ルーニー

 

サイズや攻守のバランス的なことを考えても、いいラインナップになりそうな気がします。

特に、クレイ・トンプソンの復帰がクリスマスぐらいと言われているので、その間を支える意味でも必要な補強なのではないかと思います。

 

ウォリアーズは、CとPGの選手層が手薄です。

Cは、ワイズマンがまだ経験値が足りないこともあるので、ベテランのマルクがいいお手本となって若手を育てることができるのも大きなメリットです。

PGは、アイザイア・トーマスやライアン・アーチディアコノなど、いろんな選手をワークアウトしているようですが、チームに足りない部分を埋められるような人材が必要ですね。

 

 

★ダラスがフランク・ニリキナと契約

 

ニックスからFAになっていたフランク・ニリキナが、マブスと契約しました。

 

当時のドラフトで9位指名権を持っていたマブスは、密かにニリキナの指名を狙っていましたが、1つ前の8位でニックスに取られてしまった経緯がありました。

 

今回、再出発ということで、一度獲ってみたかったニリキナを試してみる機会に恵まれました。

 

ニリキナにとっても、NBAに定着できるかどうかのラストチャンスだと思いますので、真価を発揮できるか注目されます。

 

マブス

 PG:ルカ・ドンチッチ/ジェイレン・ブランソン/トレイ・バーク/タイレル・テリー

 SG:ティム・ハーダウェイJr./ジー・ブロックフランク・ニリキナジャコーリ・マクローリン

 SF:ドリアン・フィニー・スミス/スターリング・ブラウン/ジョシュ・グリーンユージーン・オモルイ

 PF:クリスタップス・ポルツィンギス/マキシ・クリーバー/ドワイト・パウエル

   C:モーゼス・ブラウン/ウィリー・コーリー・スタイン/ボバン・マリヤノビッチ

 

PGの数は間に合っているマブスは、ニリキナをサイズのあるディフェンダーとして使うつもりかもしれません。

得点やアシストというところにファーカスしなければ、ニリキナもまだ戦力として使いみちがあると思いますので。

ウィークポイントではなく、ストロングポイントに特化しか使い方をして、ロールプレイヤーとして生きる道を見い出せるかもしれません。

 

 

★ロケッツがダンテ・エクサムと契約

 

ジョン・ウォールの去就問題が話題のロケッツ。

 

完全にリビルディングへ移行したロケッツは、若手を集めて育てることが最優先。

 

ベテランのウォールとエリック・ゴードンは、遅かれ早かれチームから出されると思います。

 

ただ、チームを出る方向で話が決まったとは言え、ウォールの放出は一筋縄にはいきません。

 

なんせ、44.3/47.4milという巨額の契約を残しているからです。

 

バイアウトするか、バイアウトしてくれるチームにトレードするか、のいずれかしかないと思います。

 

そうなると、“引き取り屋”のサンダーぐらいしかないと思いますが、引き取ってもらうためには、1巡目指名権などを献上しなければならず、リビルディングを進めたいロケッツにとっては難しい選択を迫られることになります。

 

<ロケッツ>

 PG:ケビン・ポーターJr./ジョン・ウォール/DJ・オーガスティン/ダンテ・エクサム

 SG:ジェイレン・グリーンエリック・ゴードン/カイリー・トーマス/ジョシュ・クリストファー

 SF:ジェイショーン・テイト/ダヌエル・ハウスJr./デイビッド・ヌワバ/タイラー・ベイアンソニー・ラム

 PF:ダニエル・タイス/ケニヨン・マーティンJr./ウスマン・ガルバマシュー・ハート

   C:クリスチャン・ウッド/アルパレン・シェングン

 

エクサムは昨シーズン中にトレードで加入しましたが、まだロケッツではプレーしていません。

なので厳密には再契約になりますが、まだ1試合もプレーしていないので、新規っぽい扱いにしています。

まあ、PGの数を増やしたということで、いつでもウォールを放出できる準備は整えたと言えるかもしれません。

 

 

★ジャーリル・オカフォーがホークスへ

 

ディアンドレ・ジョーダンのトレードでピストンズからネッツに移り、カットされてFAになっていたオカフォーですが、ホークスに加入するようです。

 

ただ、契約はノンギャランティーなので、開幕ロースター入りするためにはキャンプで生き残らないといけません。

 

ホークスには既にセンターが3人いますので、なかなか狭き門と言えます。

 

<ホークス>

 PG:トレイ・ヤング/ルイス・ウィリアムス/シャリーフ・クーパー

 SG:ボグダン・ボグダノビッチ/ケビン・ハーター/デロン・ライトスカイラー・メイズ

 SF:ディアンドレ・ハンター/キャメロン・レディッシュ/ソロモン・ヒルティモシー・ルワル=キャバロ

 PF:ジョン・コリンズ/ダニーロガリナーリ/ジェイレン・ジョンソン

   C:クリント・カペラ/オニエカ・オコングー/ゴーギー・ジェンジャーリル・オカフォー

 

ホークスは3人目のCとして既にゴーギー・ジェンを入れているので、オカフォーは4番手のCとなります。

また1巡目指名のジェイレン・ジョンソンがサマーリーグでそのポテンシャルを大いに発揮しており、即戦力として1年目から戦力になりそうです。

そうした意味では、インサイドのプレータイム争いは相当厳しいと言わざるを得ません。

 

 

★ヒートがケイレブ・マーティンと2way契約

 

双子のチームメイトとしてホーネッツで2シーズンを過ごした、コーディ・マーティンとケイレブ・マーティンの2人。

 

双子はいても、なかなか同じチームでというのは珍しく、しかもルーキーシーズンから同じというのは非常に珍しいと思います。

 

ただずっとチームメイトでいるのはさすがに難しく、1巡目指名のコーディは残りましたが、ドラフト外入団のケイレブは放出されることになりました。

 

ヒートは、このケイレブを2way契約の選手として迎え入れました。

 

 PG:カイル・ラウリー/ゲイブ・ビンセント

 SG:ダンカン・ロビンソン/タイラー・ヒーロー/DJ・スチュワートJr.マーカス・ギャレット/(ビクター・オラディポ)

 SF:ジミー・バトラー/マックス・ストラス/KZ・オクパラ/ケイレブ・マーティン

 PF:PJ・タッカーマーキーフ・モーリス/ユドニス・ハスリム

   C:バム・アデバヨ/オメール・ユートセブン/ドゥエイン・デドモン

 

ヒートは、ラウリー、タッカー、モーリスの新加入ベテラン3人組が、どれぐらいやってくれるかが浮沈の鍵を握りそうです。

サマーリーグで大活躍を見せた、マックス・ストラスとオメール・ユートセブンの成長も楽しみな要素です。