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【EAST 2nd Round】

 

(2) Toronto X (3) Philadelphia  GAME7

Raptors 92-90 76ers [TOR 4-3 PHI]

 

まさに、これぞプレーオフ

1回戦のリラードの超ロング・ブザービーターに続いて、またもプレーオフの歴史に残るであろうスーパーショットが出ました。

 

 


Kawhi Leonard CRAZY GAME-WINNER - Game 7 | Raptors vs 76ers | 2019 NBA Playoffs

 

 

90-90で迎えた、GAME7の試合残り4.2秒。

このシリーズ絶好調のレナードは、トップ・オブ・ザ・キーでボールをもらうと、サイドライン沿いにドリブル。

コーナーに追い詰められ、苦しい角度から、エンビードのブロックも飛んでくる中、3ポイントラインのわずかに内側からジャンプショット。

リングに向かって真っすぐ弧を描いたボールは、わずかにショートに見えました。

 

すると運命のボールは、手前のリムに当たって真上に跳ね上がり、再び手前のリムに当たると、今度は奥のリムに跳び、もう一度奥のリムに当たってからネットに落ちました。

1本のショットがリングに4回も当たって入る姿は、あまり見たことがありません。

それが、GAME7の最後の最後に飛び出しました。

神の仕業かと思うような、運命のいたずらでした。

 

これを見て、思わずこんなシーンを思い出しました。

 

 


Greatest Moments in NBA History - Allan Houston Game Winner vs Heat

 

 

これもシリーズ最終戦で、最後の最後でリングに当たって、ボードに当たったショットが吸い込まれてのブザービーター

しかも、第8シードのニックスが、第1シードのヒートを破るという大アップセットを決めた有名シーンでした。

 

今回のプレーオフでも、リラードのショットと、このレナードのショットは、プレーオフの名シーンとして語り継がれることになると思います。

 

 

ちなみに、前回プレーオフで両者がGAME7を戦ったのが、アイバーソンとカーターがエースだった2001年。

 

この時は、最後にカーターのショットがリムに嫌われ、シクサーズが勝ちました。

 

 


Vince Carter Missed Buzzer Beater - Game 7 Raptors - 76ers - Playoffs 2001

 

 

今回は、この時とは逆に、リムを味方につけてラプターズが勝利しました。

こういうところにも、どこか運命のいたずらを感じてしまいます。

 

 

ところで試合の方は、両チームともショットが決まらない重苦しい雰囲気でした。

1Q終了時でどちらも10点台、ハーフでも40点台、最終Q突入時でも60点台というロースコアのゲームでした。

 

その中でもやはり、レナードだけは抜けた存在でした。

ゲームハイの41点・8リバウンド・3スティールと攻守に獅子奮迅の活躍。

最後もブザービーターを決め、チームをカンファレンス・ファイナルへと導きました。

 

昨年まで「レギュラーシーズンはいいけど、プレーオフには弱い」と言われ続けてきたラプターズ

レナードを獲得した理由は、まさにここにありました。

1年限りのレンタルになるかもしれないというリスクを承知で獲得したマサイ・ウジリGMの賭けが、見事に実を結んだ瞬間でした。

 

シクサーズはタレント揃いですが、まだまだ物足りなさが残りました。

いくらタレントを抱えていても、結局、試合終盤の大事な局面では、ベテランのバトラーとレディックに頼ったオフェンスに終始し、あと一歩ブレイクスルーができませんでした。

 

プレーオフで勝利するには、ディフェンスと決定力。

そんな周知の事実を、改めて思い知らされたシリーズでした。

 

 


Kawhi sinks insane Game 7 buzzer-beater to end the 76ers’ season | 2019 NBA Playoff Highlights

 

 


Joel Embiid CRIES after Game 7 Loss | Raptors vs 76ers | 2019 NBA Playoffs

 

 

【WEST 2nd Round】

 

(2) Denver X (3) Portland  GAME7

Nuggets 96-100 Blazers [DEN 3-4 POR] 

 

こちらのGAME7も好ゲームとなりました。

前半はナゲッツが飛び出し、2Q残り7分半の時点で17点のリードを奪います。

ホームに強いナゲッツが、先行逃げ切りの形を作ったかに見えました。

 

しかし、ブレイザーズも諦めずに食らいつき、前半終了までにその差を1ケタ台(9点差)に戻します。

そして、後半はハークレスとアミヌを外し、好調なロドニー・フッドとザック・コリンズを先発で使う賭けに出ます。

 

個人的には、もっとシリーズの早い段階からそうすべきだと思っていたのですが、とにかくこれが功を奏してブレイザーズが巻き返し、3Qを32-24とリードし、試合を1点差にまで戻します。

 

この試合は珍しく、リラードが不調。

FG3/17とショットが全く入りません。

 

しかし、代わってチームを引っ張ったのが、“ジェニファー”ことCJ・マッカラム。

この大事な舞台でFG17/29(58.6%)と次々とショットを沈め、37点の大爆発。

 

キーとなった3Qには14点を挙げ、最後も試合残り2分を切ってナゲッツが1点差に追い上げると、2度に渡ってその差を3点に戻すミドルショットを沈め、追いすがるナゲッツを突き放しました。

 

ナゲッツは、ヨキッチ、ジャマール・マレー、ミルサップの3人が、合わせてFG18/57(31.6%)と不発。

チーム全体でもFG37.1%・3P10.5%に終わり、ホームの利を活かすことができませんでした。

 

 


CJ McCollum goes off for 37 points in Blazers' Game 7 win over Nuggets | 2019 NBA Playoffs

 

 


CJ McCollum Full Game 7 Highlights Blazers vs Nuggets 2019 NBA Playoffs - 37 Points, CLUTCH