【EAST 2nd Round】
(2) Toronto X (3) Philadelphia GAME5
Raptors 125-89 76ers [TOR 3-2 PHI]
昨日は2試合ともデジャブのような試合でした。
今日は2試合とも一方的な大差の試合でした。
なぜか全く違うはずの2試合が同じ展開になるのは不思議ですね。
そしてオールスターのはずのシモンズは、この日もノンファクターでわずか7点。
さらには2人合わせて13ターンオーバーとミスを連発。
ラプターズがチーム全体でTOが10個ですから、その差は歴然です。
逆にラプターズは、1人超人的な活躍を続けてきたレナードを、この日はチームメイトがしっかりサポート。
シアカムが25点・8リバウンド、ラウリーが19点・6リバウンド・5アシスト、ダニー・グリーンも3P5/7本の17点、マルクも3P3/5本の11点としっかり仕事をしました。
そのお陰で、レナードは21点・13リバウンドとこれまでよりも大人し目の数字でも、チームは36点差の大勝をすることができました。
シクサーズは、エンビードの体調に左右されていますが、元々強力なタレントがあるのに、エンビードに頼りすぎているきらいがありました。
スターター全員が20点級のスコアラーなのだから、仮にエンビードが本調子ではなくとも、十分戦える戦力があるはずなんです。
それがバトラーだけになってしまうのは、ベン・シモンズに原因があると思います。
ここにも書きましたが、レディックやトバイアス・ハリスはいい形でボールをもらって決めるシュータータイプです。
彼らを活かすには、司令塔がうまくオフェンスをセットアップしてあげる必要があります。
しかし、その司令塔役のシモンズは速攻の場面でしか自分を出せず、ハーフコートで役に立たないため、このシリーズは主にバトラーがボールハンドラーの役割を果たし、エンビードとのピック&ロールなどをやっていました。
プレーオフに入ってから、レギュラーシーズンでやってないことを試しているわけですから、それでシード順が上のチームに勝とうとするのは無理があります。
ベン・シモンズを主力としてカウントする以上、少なくとも外のジャンプシュートが入るようになり、ハーフコートでも司令塔の役割を果たせるようにならない限り、プレーオフで勝ち進むのは難しいでしょう。
Kawhi Leonard leads Raptors to blow out of 76ers in Game 5 | 2019 NBA Playoff Highlights
【WEST 2nd Round】
(2) Denver X (3) Portland GAME5
Nuggets 124-98 Blazers [DEN 3-2 POR]
こちらも全く余裕の一方的な展開。
ヨキッチが25点・19リバウンド・6アシスト、ミルサップが24点・8リバウンド、ジャマール・マレー18点・9アシスト、ゲイリー・ハリス16点・6リバウンド、さらにはベンチからウィル・バートンとマリーク・ビーズリーも2ケタ得点を挙げ、チーム全員が好調なシューティングを披露したナゲッツが快勝しました。
このシリーズ安定したプレーを続けているミルサップは、シリーズ平均で19.0点・9.6リバウンド・FG55.1%・3P43.3%と静かに貢献してチームを支えています。
若いチームが落ち着いたゲームを展開できているのは、このベテランの存在感も大きいでしょう。
選手層の厚さを発揮し始めたナゲッツは、どこからでも攻撃できる変幻自在さが出てきます。
このナゲッツペースが出てくると、なかなか全員攻撃を止めるのは難しくなってくるでしょう。
Nikola Jokic’s double-double helps Nuggets rout Blazers in Game 5 | 2019 NBA Playoff Highlights