BATTLEFIELD

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【EAST 1st Round】  

 

(3) Philadelphia X (6) Brooklyn  GAME4

76ers 112-108 Nets [PHI 3-1 BKN]

 

シクサーズは、GAME3を欠場したエンビードが復帰。

しかし3Qに事件が起こります。

 

ゴール下でダンクにいったジャレット・アレンを、エンビードがハードファールで止めたことに、アレンのチームメイトのジャレッド・ダドリーが激昂し、エンビードを突き飛ばしました。

そのダドリーをジミー・バトラーが突き飛ばすと、そのまま両チームとレフェリーが入り乱れて客席になだれこむ乱闘騒ぎに。

 


Skirmish between Simmons, Butler, Doodley | Sixers vs Nets Game 4

 

この騒ぎでダドリーとバトラーが退場となり、エンビードもフレグラントファールとなりましたが、リプレーをようく見ると、エンビードはちゃんとボールを叩いてるんですね。

なので、実はファールですらない可能性もあるんですが、仲間がやられたと思ったダドリーが勝手に突進していったというのが今回の顛末でした。

 

これには伏線があり、GAME2でエンビードがアレンにエルボーをかまし、やはりフレグラントファールを吹かれていたんですが、試合後の記者会見でそれを笑いながら謝罪していたことに腹を立てていたんですね。

なので、次何かあったら行ったるぞ的な雰囲気がありありだったわけです。

 


Joel Embiid THROWS ELBOW at Jarrett Allen - Game 2 | Nets vs 76ers | 2019 NBA Playoffs

 


Ben Simmons Laughs At Joel Embiid’s Apology For Throwing Elbow At Allen | 76ERS vs. NETS | 4.15.2019

 

ただ、今回はダドリー以外の選手は、ネッツの選手も含めて誰も怒っていなかったので、ダドリーの勇み足感がハンパないですね。

エンビードにフレグラントファールがついたのも、場を収めるためという雰囲気があり、実際はファールだったのかすら疑問が残ります。

 

その後、4Q残り5分でネッツが7点にリードを広げますが、ここからエンビードが8連続得点を挙げて逆転。

残り3分は抜きつ抜かれつの攻防が続きましたが、最後の最後残り20秒でエンビードマイク・スコットの逆転3Pをアシスト。

これが決勝点となって、シクサーズが3勝1敗とし、シリーズに王手をかけました。

 

エンビードは31点・16リバウンド・7アシスト・6ブロックと大黒柱の働き。

ネッツはキャリス・ルバート、ディアンジェロラッセル、ジャレット・アレンの3人が20点以上を挙げて奮闘しましたが、あと一歩及びませんでした。

 


EPIC Last Minute of Philadelphia 76ers vs Brooklyn Nets - Game 4 | April 20, 2019 NBA Playoffs

 

 

(1) Milwaukee X (8) Detroit  GAME3

Bucks 119-103 Pistons [MIL 3-0 DET]

 

ヒザを痛めて欠場していたブレイク・グリフィンが、このシリーズ初めて出場し、27点・7リバウンド・6アシストの活躍。

アデトクンボもファールトラブルで苦しみ、このシリーズ初めてピストンズに有利な流れが来たかと思われましたが、そこには昨年までとは違うバックスの姿がありました。

エース不在の穴をチームメイトがしっかり埋め、クリス・ミドルトンが20点、ブルック・ロペスとエリック・ブレッドソーが19点ずつをマーク。

ベンチからも、イリャソワ、ミロティッチ、ジョージ・ヒルの3人が2ケタ得点を挙げるバランスの良いオフェンスで付け入るスキを与えず、余裕を持って3連勝を果たしました。

 


Giannis Antetokounmpo, Bucks rout the Pistons in Game 3, on verge of a sweep | NBA Highlights

 

 

【WEST 1st Round】

 

(2) Denver X (7) San Antonio  GAME4

Nuggets 117-103 Spurs [DEN 2-2 SAS

 

GAME3でデリック・ホワイトに36点を許したナゲッツは、ラインナップを変えてアジャストしてきました。

このシリーズ不調のウィル・バートンに代え、ディフェンスの良いトーリー・クレイグを先発SFに起用。

このクレイグをホワイトのマークにつけ、絶好調のホワイトをわずか8点に抑え込みました。

クレイグはオフェンスでも活躍し、3P5/7本を決める18点・8リバウンドをマーク。

29点・12リバウンド・8アシストのヨキッチ、24点・6アシストのジャマール・マレーとともにチームを勝利に導き、シリーズを2−2のタイに戻しました。

ナゲッツはチーム全体でも15/31本の48.4%とスリーがよく決まり、5/17本で29.4%だったスパーズと差がつきました。

 


Torrey Craig 3-Pointers vs. Spurs Game Four

 

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(4) Houston X (5) Utah  GAME3

Rockets 104-101 Jazz [HOU 3-0 UTA]

 

今シーズンぶっちぎりの得点王となったハーデンですが、この日はショットが不調。

最初の15本のショットを全てミスするという絶不調ぶりでした。

しかし、そこで終わらないのがまたハーデンのすごいところ。

勝敗がかかったここぞという場面ではしっかり仕事をし、4Qだけで14点をマークし、何とかジャズを振り切りました。

 

ドノバン・ミッチェルは34点を挙げて奮闘しますが、FG9/27本、3P4/12本とショットはイマイチ。

しかし、それでもミッチェル一辺倒しか手がないジャズのオフェンス力のなさが目につきました。

 

ハーデンのハイライト、ならぬローライト動画です(笑)

 


James Harden 3-20 FGM - Lowlights - Game 3 | Rockets vs Jazz | 2019 NBA Playoffs