【EAST 2nd Round】
(1) Milwaukee X (4) Boston GAME5
Bucks 116-91 Celtics [MIL 4-1 BOS]
結局、何も変わらないまま、ボストンのシーズンが終了しました。
カイリーはこの日もワンマンプレーを続け、FG6/21(28.6%)・3P1/7(14.3%)と外しまくっただけでなく、アシストはわずかに1本のみ。
周りも愛想が尽きたのか、チーム全体でもFG31.2%・3P17.9%とセルティックスは完全に空中分解しました。
唯一勝ったGAME1とそれ以降の成績比較です。
◆GAME1:FG12/21(57.1%)・3P2/5(40.0%)・11アシスト
◆GAME2~5:FG25/83(30.1%)・3P5/27(18.5%)・5.3アシスト
試合ごとのスタッツも。
◆GAME2:FG4/18(22.2%)・3P1/5(20.0%)
◆GAME3:FG8/22(36.4%)・3P2/8(25.0%)
◆GAME4:FG7/22(31.8%)・3P1/7(14.3%)
◆GAME5:FG6/21(28.6%)・3P1/7(14.3%)
ショットが決まっていないのに、構わず同じ本数を打ちまくっていることがわかります。
決まらないなら、他のチームメイトに回そうというマインドはないようです。
それがチームのPGだと、なおさら困ってしまいます。
若手メンバーとの軋轢も取り沙汰されていることもあり、おそらくカイリーがこの夏ボストンと再契約することはないだろう、というのが大方の見方です。
開幕前は、誰もがイースト最強と信じていたタレント軍団でしたが、まさかこんな結末を迎えるとは、誰も予想できませんでした。
ちなみにバックスはというと、この日も“Bench Mob”が大活躍。
ジョージ・ヒルがFG6/10の16点、パット・コノートンがFG3/7の7点・11リバウンド、イリャソワもFG4/6の10点を挙げれば、この日復帰を果たしたブログドンもFG4/8の10点とベンチメンバーが軒並み貢献。
途中アデトクンボがファールトラブルになっても、全く問題ありませんでした。
バックスは、2001年以来となるカンファレンス・ファイナル進出。
当時のバックスは、レイ・アレン、ビッグドッグ・ロビンソン、サム・キャセールのBIG3が中心でした。
アイバーソン率いるシクサーズに敗れ、ファイナル進出はなりませんでしたが、今年のNEWバックスはどこまでいけるか、楽しみです。
Bucks beat Celtics in Game 5 to move onto Eastern Conference finals | 2019 NBA Playoff Highlights
【WEST 2nd Round】
(1) Golden State X (4) Houston GAME5
Warriors 104-99 Rockets [GSW 3-2 HOU]
いろいろなことが起きた、激動のGAME5となりました。
前半は完全にウォリアーズペース。
ホームに戻って息を吹き返し、一時は20点差をつけて楽勝ペースかな?と思わせる展開でした。
しかし、またそれで油断したのか、悪い癖が再燃。
後半に入ると急激に失速し、3Qに強いはずのチームがわずか15点しか取れず。
そして、3Q残り2分のところで事件が起きます。
デュラントが足を痛め、退場するという緊急事態が発生!
ケガの仕方から、一瞬アキレス腱を切ったんじゃないか、という緊張が走りました・・・・(後にふくらはぎを痛めたと判明)
この事態を機に、ロケッツが一気に差をつめ、一時逆転に成功。
72-72の同点で最終Qを迎えます。
もうデュラントはいない。
千載一遇のチャンスがロケッツに到来しました。
しかし、ここで眠っていたカリーが目を覚まします。
7連続得点でリードを奪い返すと、このQで12点をマーク。
最後は、やはりこの試合で目を覚ましたクレイ・トンプソンが締めて、なんとかをウォリアーズが接戦を制しました。
トンプソンが、FG11/20・3P5/10の27点とシュートタッチを取り戻し、スランプを脱出。
カリーはまだイージーなミスも多く、本調子とは言えない出来ですが、25点と続きました。
ドレイモンド・グリーンやイグオダーラの2人は、相変わらず貢献度の高い動きでチームを支えました。
ロケッツは、ハーデンが31点・8アシスト、PJ・タッカーも3P3/5の13点・10リバウンドを挙げましたが、シューター陣が不調。
エリック・ゴードンはFG5/14・3P3/10、クリス・ポールもFG3/14・3P0/6、オースティン・リバースもFG1/6・3P0/4と不発に終わり、絶好のチャンスを活かすことができませんでした。
ただし、勝ったウォリアーズも安穏としてはいられません。
デュラントのケガの程度次第では、GAME6とGAME7は出場できない可能性があります。
デュラント抜きで勝つためには、カリーとトンプソンの2人が完全復調しないといけません。
この先も、全く油断できない戦いが続きそうです。
Kevin Durant exits with injury, Warriors prevail vs. Rockets in Game 5 | 2019 NBA Playoff Highlights