【EAST 2nd Round】
(2) Toronto X (3) Philadelphia GAME6
Raptors 101-112 76ers [TOR 3-3 PHI]
GAME5の大敗を見て、シクサーズのシーズンは終わったと思っていましたが、ホームに戻るとまるで別のチームに生まれ変わりました。
積極的なディフェンスから相手のショットミスを誘い、速攻に走る展開を作ります。
すると、ここまでずっとノンファクターだったベン・シモンズが、得意のファストブレイクの中で力を発揮するチャンスが生まれ、1Qだけで8点・5アシストと躍動します。
これに、シリーズを通してGo-to-Guyとしてチームを引っ張ってきたジミー・バトラーも続き、前半だけで15点のリードを奪いました。
3Qになると前半は大人しかったエンビードが、レナードのショットを2本ブロックするなど存在感を発揮し、3Q終了時にはリードが20点へと広がりました。
そのまま逃げ切ったシクサーズが、ホームでシリーズをタイに戻し、最終GAME7へと持ち込みました。
バトラーがチームトップの25点・6リバウンド・8アシスト、シモンズが21点・8リバウンド・6アシスト、エンビードは17点・12リバウンド・2ブロックでしたが、出場時間中のチーム得点が+40点という非常に貢献度の高い数字を叩き出しました。
ラプターズは、レナードが29点・12リバウンド・5アシスト、シアカムが21点・6リバウンドと、2人で50点をマークしたものの、残りのチームメイト全員合わせても51点と、この2人分にしか届かず、先発全員2ケタ得点のシクサーズに及びませんでした。
ラプターズとシクサーズがプレーオフでGAME7までいくのは、2001年以来なんだとか。
その時は、アイバーソンとカーターのエース同士の打ち合いで、最後カーターの3Pが外れてアイバーソンのシクサーズがカンファレンス・ファイナルに駒を進めました。
そして、レイ・アレン率いるBIG3のバックスと対戦しました。
今年カンファレンス・ファイナルに最初に名乗りを挙げたのは、その2001年以来となるバックス。
そのバックスとカンファレンス・ファイナルを戦うのは、その時と同じくシクサーズなのか、それともラプターズなのか。
GAME7の結果に全てがかかってきました。
Kawhi Gets Shut Down Twice By Joel Embiid With Amazing Blocks & Sixers Destroy Raptors In Game 6!
【WEST 2nd Round】
(2) Denver X (3) Portland GAME6
Nuggets 108-119 Blazers [DEN 3-3 POR]
こちらもGAME7になだれ込む激闘となりました。
3Q途中まで一進一退の展開でしたが、リラードが3Qだけで17点を集中させる爆発。
リードを奪ったホームのブレイザーズが、そのまま接戦を抜け出し勝利しました。
リラードは3P6本を含むゲームハイの32点・5アシスト、CJ・マッカラムも30点・6リバウンド、さらにこのシリーズで印象的な活躍を見せているロドニー・フッドがFG8/12の25点と貢献しました。
ナゲッツは、ヨキッチがFG10/15の29点・12リバウンド・8アシスト、ジャマール・マレーも24点・10リバウンド・5アシストを挙げましたが、チーム全体のFG成功率が40%に届かず、シューティングが好調だったブレイザーズに及びませんでした。
この結果、ナゲッツは1回戦に続いてGAME7までもつれ込む展開に。
総力戦となるGAME7はどんな戦いになるのか、非常に楽しみです。
Damian Lillard drops 32, Trail Blazers beat Nuggets to force Game 7 | 2019 NBA Playoff Highlights