レイカーズが、バディ・ヒールドをトレードで狙うかも?という話が出ています。
思えば1年前、レイカーズは元々ウェストブルックではなく、キングスからヒールドを獲ろうとしていました。
3Pが弱いという課題があったため、3Pシューターであるヒールドを加えようとしてたんですね。
カイル・クーズマらとのトレードで、半ば決まりかけていたんですが・・・・そこへウェストブルックが乱入する形でトレードの話が浮上し、レイカーズはスターパワーを選んだんですね。
名より実ではなく、実より名を取った、ということになります。
そして結果はご覧の通り。
当初から、プレースタイルが合わないと言われていましたが、その通りの結果となりました。
そして1年経った今、再びヒールド獲得の話が再燃してきたようです。
いくつかパターンが考えられますが、まずレイカーズが望むパターンはこんな感じでしょう。
ラッセル・ウェストブルック バディ・ヒールド
マイルス・ターナー
TJ・マッコーネル
レイカーズは3Pシューターに加えて、先発CとPGもいませんから、ターナーとマッコーネルは実力的にも欲しい戦力です。
ただ、これだとペイサーズ側に“あげすぎ感”が否めません。
ペイサーズとしては、ウェストブルックは戦力としてというより、残り1年47mil分の契約を引き取って、キャップスペースを空けるために獲得すると思います。
そのため、ペイサーズ側が望む交換要員はこんな感じだと思います。
ラッセル・ウェストブルック バディ・ヒールド
ダニエル・タイス
TJ・マッコーネル
残り1年18milのターナーに対して、タイスは残り3年8.7/9.1/9.5milの契約があるので、リビルディングに向かうペイサーズとしては、複数年契約の残るベテラン選手を一掃したいはずです。
ターナーは他へもトレードできる価値がありますし、再契約という選択肢もあると思います。
サラリーキャップの空きを作ることが目的のトレードなので、スターターを2人も出す必要もないと思います。
ロースターで比較してみます。
<レイカーズ>
PG:TJ・マッコーネル/ケンドリック・ナン/オースティン・リーブス
SG:バディ・ヒールド/ロニー・ウォーカーⅣ/トロイ・ブラウンJr.
SF:ルブロン・ジェイムズ/テイレン・ホートン=タッカー/フアン・トスカーノ=アンダーソン
PF:アンソニー・デイビス/スタンリー・ジョンソン/ウェニエン・ゲイブリエル
C:マイルス・ターナー/トーマス・ブライアント/デイミアン・ジョーンズ
最初のレイカーズ有利案は、ターナーが先発Cに収まるので、かなり強そうです。
ヒールド以上に、ターナーの存在がチームバランスを良くしそうです。
これができるんなら、レイカーズはぜひトレードをすべきですね。
<レイカーズ>
PG:TJ・マッコーネル/ケンドリック・ナン/オースティン・リーブス
SG:バディ・ヒールド/ロニー・ウォーカーⅣ/トロイ・ブラウンJr.
SF:テイレン・ホートン=タッカー/フアン・トスカーノ=アンダーソン/ウェニエン・ゲイブリエル
PF:ルブロン・ジェイムズ/ダニエル・タイス/スタンリー・ジョンソン
C:アンソニー・デイビス/トーマス・ブライアント/デイミアン・ジョーンズ
ペイサーズ有利案は、全体的にやや小粒な印象を受けます。
悪くはないんですが、昨年のチームとそれほど大きく変わらない気がします。
ただ、3Pシューターのヒールドと、パスやスティールでいい働きをするマッコーネルは、地味ながらいい補強にはなると思います。
タイスも手薄なゴール下で、必要な戦力となるでしょう。
ちなみに、ウェストブルックは最近、NBA入りして以来ずっと15年も一緒だった代理人をクビにしています。
方針の違いということですが、その代理人が「ウェストブルックはレイカーズに残留して選手としての価値を上げた方がいい」と発言していた"残留派"だったことで、にわかにウェストブルックはトレードを希望している?という噂が立ちました。
いずれにしても、ウェストブルックをそのまま置いておくよりは、チームに合う戦力と交換した方がレイカーズもバランスの取れたチームになると思いますので、何らかのトレードはした方がいいと思います。