KD’s Trade Ideas

 

KDがトレードを要求し、行き先候補としてサンズやヒートの名前が挙がっています。

 

さらには、ジャズがルディ・ゴベールを放出したことで、にわかにチーム解体の動きが加速し、エースのドノバン・ミッチェルのトレード話も浮上してきました。

 

サンズは、ディアンドレ・エイトンのMAX要求に応じず、移籍が確実と言われています。

 

こうした動きを一挙に解決するビッグなトレード案が出ていたので、これを検証していきたいと思います。

 

<サンズ>

 ケビン・デュラント(←ネッツ)

 

<ネッツ>

 ドノバン・ミッチェル(←ジャズ)

 ミケル・ブリッジズ(←サンズ)

 マイルス・ターナー(←ペイサーズ

 

ペイサーズ

 ディアンドレ・エイトン(←サンズ)

 

<ジャズ>

 ベン・シモンズ(←ネッツ)

 キャメロン・トーマス(←ネッツ)

 1巡目指名権✕5つ(←サンズ✕4/ペイサーズ✕1)

 ドラフト指名交換権✕3つ(←サンズ)

 

これは4チームそれぞれが喜ぶ、WIN−WIN−WIN−WINなトレード案です。

 

サンズは、絶対的エースのKDを手に入れることによって、あと一歩で手が届かなかった優勝を狙える体制が整います。

しかも、クリス・ポールとデビン・ブッカーをキープしたままKDが獲れるのは、願ったり叶ったりです。

37才になったクリス・ポールがまだ第一線のうちに優勝を狙うには、即戦力であるKDを獲得するのは理に適った動きだと思います。

 

一方、KDの代わりにオールスター級のタレントを要求していたネッツは、その要求に当てはまるドノバン・ミッチェルを獲得することができます。

また、優秀な2wayプレイヤーであるミケル・ブリッジズに、昨年のブロック王であるマイルス・ターナーもついてきます。

3人とも25才、25才、26才と同年代であり、これから選手としてピークを迎える若手実力派と言えます。

 

ペイサーズは、常に放出の噂が耐えなかったターナーの代わりに、ディアンドレ・エイトンを獲得することができます。

完全なチーム作り直しのリビルディングを図っていくペイサーズにとって、23才のビッグセンターの獲得は大きな意味を持ちます。

22才のタイリース・ハリバートンと共に、チームの中心に据えていく存在となるでしょう。

 

ジャズも、一旦チームを解体して、完全に作り直しを図る流れになってきました。

ゴベールのトレードで既に1巡目指名権を4つGETしていますが、さらにここで5つの1巡目指名権を獲得すれば、サンダーのようなドラフト戦略を図ることができます。

ベン・シモンズとキャメロン・トーマスも素材は一流なので、新チームの中心となれるタレントではあります。

 

こうして、今勝ちたいチームであるサンズ、完全なチーム作り直しを目指すペイサーズとジャズ、実力ある若手でチームの再出発を図りたいネッツと、それぞれのチームのニーズを満たす素晴らしいトレード案だと思います。

これが成立してくれたらとってもワクワクしますが、果たして現実のものとなるのかどうか注目されます。

 

<サンズ>

 PG:クリス・ポール/キャメロン・ペイン/エルフリッド・ペイトン

 SG:デビン・ブッカー/ランドリー・シャメット/デイミオン・リー

 SF:ケビン・デュラント/キャメロン・ジョンソン/ジョシュ・オコギー

 PF:ジェイ・クラウダー/トーリー・クレイグ/イシュマイル・ウェインライト

   C:ビスマック・ビヨンボ/ジョック・ランデイル/(ダリオ・シャリッチ)

 

インサイドが手薄ではありますが、CP3・ブッカー・KDのBIG3が揃えば、その他はさほど問題にはならないかもしれません。

 

<ネッツ>

 PG:カイリー・アービング/パトリック・ミルズ/エドモンド・サムナー

 SG:ドノバン・ミッチェル/セス・カリー/キャメロン・トーマス

 SF:ミケル・ブリッジズ/ジョー・ハリス/デイビッド・デュークJr.

 PF:TJ・ウォーレンロイス・オニール/ケスラー・エドワーズ

   C:マイルス・ターナー/ニコラス・クラクストン/デイロン・シャープ

 

KDと共にカイリー・アービングも放出される可能性がありますが、まだ処遇が決まっていないので入れてあります。

全体的に小粒ですが、バランスの良い補強にはなっています。

 

ペイサーズ

 PG:タイリース・ハリバートン/TJ・マッコーネル/デュエイン・ワシントンJr.

 SG:クリス・デュアルテ/ベネディクト・マシューリン/ニック・スタウスカス

 SF:バディ・ヒールド/アーロン・ネズミス/テリー・テイラー

 PF:オシェイ・ブリセット/ジェイレン・スミス/アイザイア・ジャクソン

   C:ディアンドレ・エイトンダニエル・タイス/ゴガ・ビターゼ

 

まだまだリビルディングは始まったばかりですが、その核としてハリバートンとエイトンでPGとCを押さえるというのはいいスタートになります。

 

<ジャズ>

 PG:マイク・コンリー/ジョーダン・クラークソン/パトリック・ビバリー

 SG:マリーク・ビーズリーキャメロン・トーマス/ジャレッド・バトラー

 SF:ボヤン・ボグダノビッチ/ニキール・アレクザンダー=ウォーカー/リアンドロ・ボルマロ

 PF:ジャレッド・バンダービルト/ルーディ・ゲイ

   C:ベン・シモンズウォーカー・ケスラー/ウドカ・アズブーキ

 

まだファイヤーセールの途中ということもあって、ベテラン勢も残っていますが、いずれ一掃されるでしょう。

シモンズとトーマスは、チームのコアとなることもできるし、トレードのコマとして使うこともできると思います。

 

 

KDについては、古巣のウォリアーズ行きの噂もあります。

今出ている話はこんな感じです。

 

<ウォリアーズ>   ⇔ <ネッツ>

 ケビン・デュラント    アンドリュー・ウィギンス

              ジョーダン・プール

              ジョナサン・クミンガ

              モーゼス・ムーディ

 

これで足りない場合は、ここにジェイムズ・ワイズマンも加えることもできます。

その場合、ネッツはロイス・オニールかセス・カリーを追加することになります。

 

<ウォリアーズ>   ⇔ <ネッツ>

 ケビン・デュラント    アンドリュー・ウィギンス

 セス・カリー       ジェイムズ・ワイズマン

              ジョーダン・プール

              ジョナサン・クミンガ

              モーゼス・ムーディ

 

若手を根こそぎ手放してしまうのは、チームの将来を捨ててしまうことにもなりかねませんが、KDがフィットすることはもう既に証明されているので、確実に優勝を狙えるチームができることになります。

 

KDがウォリアーズに復帰し、さらにカリー兄弟がチームメイトになったりしたら、ウォリアーズがさらに楽しいチームになることは間違いありません。

 

将来を取るか、今を取るか・・・・なかなか難しい選択ですね。

 

<ウォリアーズ>

 PG:ステフ・カリー

 SG:クレイ・トンプソン/ドンテ・ディビンチェンゾ

 SF:ケビン・デュラント

 PF:ドレイモンド・グリーン/パトリック・ボールドウィンJr.

   C:ケボン・ルーニー/ジェイムズ・ワイズマン

 

または・・・・

 

<ウォリアーズ>

 PG:ステフ・カリー

 SG:クレイ・トンプソン/セス・カリー

 SF:ケビン・デュラントドンテ・ディビンチェンゾ

 PF:ドレイモンド・グリーン/パトリック・ボールドウィンJr.

   C:ケボン・ルーニー

 

となります。

カリー兄弟の揃い踏みは魅力ですが、Cが手薄なので現実問題としてはワイズマンは残した方がいいと思いますね。

 

<ネッツ>

 PG:カイリー・アービング/パトリック・ミルズ/エドモンド・サムナー

 SG:ジョーダン・プール/セス・カリー/キャメロン・トーマス/モーゼス・ムーディ

 SF:アンドリュー・ウィギンス/ジョー・ハリス/ケスラー・エドワーズ

 PF:TJ・ウォーレンロイス・オニールジョナサン・クミンガ

   C:ニコラス・クラクストン/デイロン・シャープ

 

または・・・・

 

<ネッツ>

 PG:カイリー・アービング/パトリック・ミルズ/エドモンド・サムナー

 SG:ジョーダン・プール/キャメロン・トーマス/モーゼス・ムーディ

 SF:アンドリュー・ウィギンス/ジョー・ハリス/ケスラー・エドワーズ

 PF:TJ・ウォーレンロイス・オニールジョナサン・クミンガ

   C:ジェイムズ・ワイズマン/ニコラス・クラクストン/デイロン・シャープ

 

ネッツとしては、Cにワイズマンを加えた方がいいですね。

SGは余剰気味になるので、セスは渡してもいいと思います。

 

 

と言ってる間に、エイトンがペイサーズと4年133milのMAX契約を結びそうです。

ひとたびオファーシートにサインしたら、制限付きFAのエイトンはトレードに出すことはできなくなります。

そうなる前にサイン&トレードをしないと、そのままペイサーズに渡すか、マッチして同じ金額で連れ戻すかの二択しかありません。

そして、もし連れ戻したとしても、向こう1年はトレードに出すことはできなくなります。

さて、サンズの判断はいかに。