トレードデッドライン前にビッグなトレードが成立しました。
<マブス> <ニックス>
クリスタップス・ポルツィンギス デニス・スミスJr.
ティム・ハーダウェイJr. ⇔ ディアンドレ・ジョーダン
コートニー・リー ウェスリー・マシューズ
トレイ・バーク 1巡目指名権×2
急展開とも言えますが、これにはアンソニー・デイビスのトレード要求も絡んでいるようです。
元々ケガする前から、ポルツィンギスとニックス経営陣との関係は悪化していました。
尊敬していたメロへの扱いとか、チームのやり方に不満を抱いていたわけです。
で、今季終了後にポルツィンギスは新人契約が明け、制限付FAとなります。
再契約は難しいとふんだニックス側は、デッドライン前に放出に踏み切ったようです。
それで最初に打診したのが、ペリカンズだったようです。
アンソニー・デイビスと交換しようと呼びかけたわけですが、断られました。
そこで、ノビツキーとドンチッチを抱え、ヨーロッパ選手を高く評価するダラスに売り渡した、というわけです。
ポルちゃん的には、憧れの大先輩であるノビツキーや、以前から親交のあるドンチッチと一緒のチームになれるのは万々歳。
NYの街は大好きで、ニックスも好きでしたが、結局フロントのマネジメントが悪いと袂を分かつことになってしまうんですよね。。
ダラスは、この若い“ヨーロッパ連合”を結成して、かつてのナッシュ&ノビツキーのようなコンビをイメージしているんだと思います。
まだ19才と23才ですから、この先15年ぐらい続く名コンビになっていく可能性は十分あると思いますね。
<マブス>
PG:ルカ・ドンチッチ/JJ・バレア/トレイ・バーク/ジェイレン・ブランソン
SG:ティム・ハーダウェイJr./コートニー・リー/デビン・ハリス
SF:ハリソン・バーンズ/ドリアン・フィニー・スミス
C:マキシミリアン・クレベル/ドワイト・パウエル
一方のニックスは、もう完全にこの夏のFA戦線に向けたサラリーキャップの空き作りに舵を切りました。
ディアンドレ(22.9mil)とマシューズ(18.6mil)はいずれも今季で契約最終年なので、合わせて40mil超のサラリー枠を空けることができます。
このトレードによってMAX契約2人分の空きを作ったニックスは、噂によるとデュラントとカイリーの両獲りを狙っているそうです。
まあ、うまくいくかどうかはわかりませんが・・・・
なのでチームに残るのは若手のデニス・スミスJr.とドラフト権2つで獲る新人だけになるでしょう。
ちなみに、このデニス・スミスJr.とニックスには、ドラフト時の因縁がありました。
2年前のドラフトはPGの当たり年でした。
1位マーケル・フルツ、2位ロンゾ・ボール、5位ディアーロン・フォックスと指名された後、8位指名権を持ちPGが必要だったニックスは、評価の高かったデニス・スミスJr.を指名するものと思われていました。
ところが、ニックスが指名したのは謎のフランス人フランク・二リキナ。
しかも同じPG。
これには本人がショックを受けただけでなく、会場のニックスファンからもブーイングが起きました。
そしてデニス・スミスJr.は、続く9位でダラスに指名されていきました。
本人的には、自分を指名しなかったニックスを見返してやろうという想いを秘めてプレーしていたはずです。
今回、そのニックスがデニス・スミスJr.を獲得するトレードを行ったことで、ようやく本来行くべきだった場所に行ったという想いもあると思います。
鬱憤を晴らす爆発に期待したいです。
<ニックス>
PG:デニス・スミスJr./エマニュエル・ムディエイ/フランク・二リキナ
SG:ウェスリー・マシューズ/アロンゾ・トリアー/カディーム・アレン
SF:ケビン・ノックス/デイミアン・ドットソン/マリオ・へゾーニャ
PF:ノア・ボンレイ/ルーク・コーネット/ランス・トーマス
C:ディアンドレ・ジョーダン/イネス・カンター/ミッチェル・ロビンソン
ノビツキーとポルツィンギス
ポルちゃんにとっては憧れの大先輩です
足ながっ
ドンチッチとポルちゃんはヨーロッパでも対戦
最強ヨーロッパコンビになりそう
かつてのこのコンビの再来を期待してしまいます
こちらがデニス・スミスJr.
身体能力の高さは折り紙付き
ただドンチッチの活躍で司令塔の地位を失いつつありました
コーチとの折り合いもいまひとつだったようです
もう一度ニックスにドラフトされた気分で心機一転
アンタも頑張れよ、ディアンドレ