トレードデッドラインは過ぎてしまいましたが、こんなトレードをしておけばよかったのになあ、あんなトレードをしておけばよかったのになあ、という残念な思いはいっぱい残っています。
気が早いようですが、そんな心残りを振り返って、やっぱりこういうトレードをした方がいいんじゃない?というプランを集めた提案になります。
特に、今シーズン調子の上がらなかったチームは、積極的にチーム改造に動くべきではないかと思っています。
①先発ビッグマンのシャッフル
<ペリカンズ>
C マイルス・ターナー(←ペイサーズ)
<マブス>
C スティーブン・アダムス(←ペリカンズ)
<ペイサーズ>
PF マキシ・クリーバー(←マブス)
C ジャクソン・ヘイズ(←ペリカンズ)
2021年1巡目指名権(←ペリカンズ)
ザイオンとブランドン・イングラムを擁し、将来有望なペリカンズですが、チームはディフェンス面に課題を抱えています。
しかも、強みなはずのインサイドでのディフェンスが弱く、ブロックショットはリーグで下から3番目の4.2本しかありません。
スティーブン・アダムスはハードワークが身上ですが、ショットブロッカーではありません。
オフェンスでも外から打てないため、ザイオンに必要なインサイドのスペースを占拠してしまいます。
最初からこのペアリングは疑問視されていましたが、ペリカンズにはチームの宝であるザイオンを生かせるセンターが必要です。
ブロック力があり、オフェンスでは外に開いてゴール下のスペースを空けられるようなビッグマン・・・・
そう、それはまさにマイルス・ターナーがピッタリの存在です。
現在リーグダントツのブロック王であるターナーは、1人で3.5本もブロックしています。
ペリカンズ全体の4.2本に迫るスタッツを、1人で稼いでいます。
一方のペイサーズは、サボニスとターナーの組み合わせがずっとギクシャクしていました。
サボニス中心にインサイドを組み立てるなら、サボニスを補完するような役割のビッグマンを隣りに置いた方が賢明です。
マキシ・クリーバーは、十分なサイズがあり、3Pも43.5%と高い成功率を誇っています。
また、若くてポテンシャルのあるジャクソン・ヘイズも一緒に獲得することができます。
さらには、ペリカンズの1巡目指名権までついてきます。
マブスはと言うと、実質的にはクリーバーとアダムスの交換になります。
上背はあるものの線が細いポルツィンギスの隣りには、アダムスのような身体を張れる用心棒が必要です。
似たタイプのクリーバーと並ぶラインナップよりも、タイプの違うアダムスと組んだ方が、チームとしてのバランスも良くなるでしょう。
では、ロースターを見ていきます。
今シーズン終了後の話になるので、オフにFAとなる選手には( )をつけています。
チームに残らない可能性がある、という意味になります。
<ペリカンズ>
PG:ロンゾ・ボール/(アイザイア・トーマス)/カイラ・ルイスJr.
SG:エリック・ブレッドソー/ニキール・アレクザンダー=ウォーカー
SF:ブランドン・イングラム/ジョシュ・ハート/ウェスリー・イワンドゥ/(ナジ・マーシャル)
PF:ザイオン・ウィリアムソン/(ジェイムズ・ジョンソン)/ウェ二エン・ゲイブリエル
C:マイルス・ターナー/(ウィリー・エルナンゴメス)/(ウィル・マグネイ)
アダムスに代わってターナーが入ることで、ディフェンスではブロック、オフェンスでは3Pも打てるようになるので、ザイオンの邪魔をせず、補完できるようになります。
若くて走るチームにピッタリのビッグマンとなるでしょう。
<マブス>
PG:ルカ・ドンチッチ/ジェイレン・ブランソン/トレイ・バーク/タイレル・テリー
SG:ジョシュ・リチャードソン/(JJ・レディック)/ジョシュ・グリーン/(ネイト・ヒントン)
SF:ドリアン・フィニー・スミス/(ティム・ハーダウェイJr.)/(タイラー・ベイ)
PF:クリスタップス・ポルツィンギス/ドワイト・パウエル/(ニコロ・メリ)
C:スティーブン・アダムス/ウィリー・コーリー・スタイン/(ボバン・マリヤノビッチ)
マブスは逆に、ゴール下で身体を張れるアダムスが入ることで、ポルツィンギスの負担を軽くすることができます。
ポルツィンギスはアウトサイドでプレーさせた方が、よりその特色を発揮できるでしょう。
<ペイサーズ>
PG:マルコム・ブログドン/(TJ・マッコーネル)/アーロン・ホリデイ/ジェイレン・レキュー
SG:キャリス・ルバート/ジェレミー・ラム/エドモンド・サムナー/(カシアス・スタンリー)
SF:TJ・ウォーレン/ジャスティン・ホリデイ/(キーラン・マーティン)/(ブライアン・ボウエン)
PF:マキシ・クリーバー/(ダグ・マクダーモット)/(ジャカール・サンプソン)/(オシェイ・ブリセット)
C:ドマンタス・サボニス/ジャクソン・ヘイズ/ゴガ・ビターゼ
ゴール下に陣取らず、3Pラインに開けるクリーバーが入ることで、サボニスが自由にプレーできるようになります。
若手のヘイズが成長してくれば、PFサボニス、Cヘイズで、クリーバーがPFとCのバックアップに回る組み合わせも可能でしょう。
②クリッパーズが大物PGを獲得
<クリッパーズ>
PG ラッセル・ウェストブルック(←ウィザーズ)
2023年2巡目指名権(←ホーネッツ)
2024年2巡目指名権(←ホーネッツ)
<ウィザーズ>
SG ルーク・ケナード(←クリッパーズ)
PG パトリック・ビバリー(←クリッパーズ)
C ダニエル・オトゥル(←クリッパーズ)
2021年2巡目指名権(←クリッパーズ)
<ホーネッツ>
C イビチャ・ズーバッツ(←クリッパーズ)
シーズン途中にラジョン・ロンドを入れたクリッパーズですが、それで優勝に届かなかった場合、次こそ本格的に先発PGの人材を探す必要に迫られると思います。
そこでGETできる大物PGということで、ウェストブルックを獲得するトレード案です。
44.2/47.1milと高額なウェストブルックですが、ここ15試合は24.6点・10.9リバウンド・12.5アシスト・1.8スティール・FG44.8%・3P37.0%と調子を取り戻してきました。
この成績が残せるなら、多少値が張っても獲る意味が出てきます。
対するウィザーズは、ウェストブルックを獲ってもプレーオフチームになることはできませんでした。
勝てないとなると、高額年俸のベテランをキープする意味はあまりありません。
ビバリーとケナードは、それぞれ空いている先発PGと先発SFに充てることができ、年俸も手頃です。
特にケナードは3P47.1%と高確率で、ウィザーズに必要なシューティングをもたらしてくれます。
ホーネッツは、コーディ・ゼラーとビヨンボが両方FAになった後の先発Cを探しています。
ズーバッツは安価で安定感があり、お買い得な若手ビッグマンになります。
<クリッパーズ>
PG:ラッセル・ウェストブルック/ラジョン・ロンド/(レジー・ジャクソン)
SG:ポール・ジョージ/テランス・マン/(ジェイ・スクラブ)
SF:カワイ・レナード/(ニコラ・バトゥーム)/(アミーア・コフィー)
PF:マーカス・モーリス/(パトリック・パターソン)/(マリーク・フィッツ)
C:セルジュ・イバカ
クリッパーズは、悲願の優勝を目指す最後の賭けとして、劇薬のウェストブルックを獲得します。
うまくいけば爆発的な力を発揮しますが、うまくいかないと超高額の不良債権を抱えることになります。
願わくば、クリス・ポールのようなゲームメイクに長けた司令塔タイプの方がいいと思いますが、吉と出るか凶と出るかというギャンブルのような補強策になります。
<ウィザーズ>
PG:パトリック・ビバリー/(イシュマイル・スミス)/(ラウル・ネト)/(カシアス・ウィンストン)
SG:ブラッドリー・ビール/(ギャリソン・マシューズ)/(イザック・ボンガ)
SF:ルーク・ケナード/デニ・アブディーヤ/チャンドラー・ハッチソン
PF:八村塁/ダービス・ベルターンズ/(ジョーダン・ベル)/アンソニー・ギル
C:トーマス・ブライアント/ダニエル・ギャフォード/(ロビン・ロペス)/(アレックス・レン)/ダニエル・オトゥル
優秀な3Pシューターであるケナードは、ビール一辺倒だったアウトサイドのオプションを増やす大きな武器になるでしょう。
先発PGに入るビバリーも、ウィザーズ最大の課題であるディフェンス面で力になれます。
新加入のギャフォードもチームにフィットしているので、ケガのブライアントが戻ってくればインサイドも安定するでしょう。
<ホーネッツ>
PG:ラメロ・ボール/(デボンテ・グラハム)/(ブラッド・ワナメイカー)/(グラント・リラー)
SG:テリー・ロジアー/マリーク・モンク/(ネイト・ダーリング)
SF:ゴードン・ヘイワード/コーディ・マーティン/ケイレブ・マーティン
PF:PJ・ワシントン/マイルズ・ブリッジズ/ジェイレン・マクダニエルズ
C:イビチャ・ズーバッツ/(コーディ・ゼラー)/(ビスマック・ビヨンボ)/ニック・リチャーズ/バーノン・キャリーJr.
ゼラーとビヨンボの両センターがFAになるホーネッツにとって、ズーバッツは先発Cにもってこいの人材です。
若く、安価で、実力もあるので、FA市場で先発級のセンターを引っ張るために大金を投じなくても、代役をリーズナブルにGETできます。
③ポジションかぶりの解消
<レイカーズ> ⇔ <キングス>
SG バディ・ヒールド PF カイル・クーズマ
C マルク・ガソール
SF アルフォンゾ・マッキニー
キングスのバディ・ヒールドとレイカーズのカイル・クーズマは、それぞれのチームでポジションかぶりがあり、うまく力を発揮できていません。
キングスはタイリース・ハリバートンをドラフトしたことで、ヒールドよりもハリバートンをバックコートで先発させたいと思っています。
クーズマは、ルブロンとADがチームメイトでいる限り、フォワードで先発することができず、ベンチスタートを余儀なくされています。
しかし先発した時のキャリア成績は、18.6点・6.3リバウンド・2.3アシストという立派なスタッツを残しています。
ヒールドは、1stオプションとしてはやや安定感に欠けますが、ルブロンとADに次ぐ3rdオプションとしてなら、キャリア通算40.5%の優秀な3Pシューターとして計算できます。
<レイカーズ>
PG:(デニス・シュルーダー)/(アレックス・カルーソ)
SG:バディ・ヒールド/ケンタビウス・コールドウェル=ポープ/(ウェスリー・マシューズ)/(ベン・マクレモア)
SF:ルブロン・ジェイムズ/(テイレン・ホートン=タッカー)/(ジャレッド・ダドリー)
PF:アンソニー・デイビス/(マーキーフ・モーリス)/(コスタス・アデトクンボ)
C:(アンドレ・ドラモンド)/モントレズ・ハレル/(デボンテ・ケイコック)
スターターに3Pシューターと呼べる存在がいなかったレイカーズにとって、ヒールドは大きな武器になる本格的なシューターです。
ルブロンとADが相手マークを十分すぎるほど引きつけるので、外のマークは手薄になり、キックアウトパスから3Pを量産できるでしょう。
<キングス>
PG:ディアーロン・フォックス/デロン・ライト/ジャーマイアス・ラムジー/(カイル・ガイ)
SG:タイリース・ハリバートン/(テレンス・デイビス)/ジャスティン・ジェイムズ
SF:ハリソン・バーンズ/(モーリス・ハークレス)/ロバート・ウッダードⅡ
PF:カイル・クーズマ/アルフォンゾ・マッキニー/クリス・シウバ/(チメジー・メツ)
C:(リショーン・ホームズ)/(ハッサン・ホワイトサイド)/マルク・ガソール
ハリバートンが先発バックコートに上がり、実力派のクーズマが先発PFに入れば、キングスは将来の若手コアを手に入れることができます。
マービン・バグリーが3年経っても安定した結果を残すことができない現状を打開するには、既に実力を証明しているクーズマは十分な代役になります。
④若手タレントの環境変化
<スパーズ> ⇔ <キングス>
PF マービン・バグリーⅢ 2021年2巡目指名権
2023年2巡目指名権
マービン・バグリーはドラフト2位指名を受けましたが、度重なるケガの影響もあって期待に応える活躍ができていません。
キングスもそろそろ我慢の限界か、3年目となる今シーズンにはトレードの噂も出始めました。
もし③のようなトレードが成立して、先発PFの代わりが見つかると、いよいよ放出の話も現実味を帯びてきます。
スパーズは、若いPFを最も必要としているチームの1つです。
現状は、6−5(196cm)のウィングプレイヤーであるケルドン・ジョンソンが先発PFを務めていて、もう1人のフォワードも本来はSGのデローザンです。
つまり、ガード2人+ウィング2人+センターというスモールラインナップになっています。
その影響から、先発PGのデジョンテ・マレーが6.9リバウンドを挙げているほどです。
6−11(211cm)のバグリーは申し分ないサイズがあり、十分なスキルもあります。
いまいち伸び悩んでいる才能も、スパーズであれば開花させられる可能性があります。
また、SFで先発していたベテランのデローザンはFAになり、チームを離れることが濃厚です。
となれば、ケルドン・ジョンソンがSFにスライドして、バグリーがPFに入るとちょうど良いラインナップになります。
リビルディングの時期に入ったスパーズにとっても、若いタレントを加入させるのは、将来に向けて良い投資となるでしょう。
<スパーズ>
PG:デジョンテ・マレー/(パトリック・ミルズ)/トレ・ジョーンズ
SG:デリック・ホワイト/ロニー・ウォーカー/(クインダリー・ウェザースプーン)
SF:(デマー・デローザン)/ケルドン・ジョンソン/デビン・バッセル/(キャメロン・レイノルズ)/(ケイタ・ベイツ=ジョップ)
PF:マービン・バグリーⅢ/(ルーディ・ゲイ)/ルカ・サマニッチ/(マーキース・クリス)
C:ヤコブ・ポエルトル/(トレイ・ライルズ)/ドリュー・ユーバンクス/(ゴーギー・ジェン)
今シーズンでFAになる選手が多いスパーズは、今のロースターからベテランが抜け、だいぶ若返ることになると思います。
次世代のチームを支える中心的な存在として、バグリーはインサイドの核となれる能力を持ったタレントです。
スパーズのシステムの中で、その持てる能力が開花するようになれば、スパーズにとっては大きな拾い物になります。
⑤不調チーム同士のブロックバスター
<ウォリアーズ> ⇔ <ラプターズ>
PF パスカル・シアカム SF アンドリュー・ウィギンス
C クリス・ブシェー C ジェイムズ・ワイズマン
東西を代表する強豪だった両チームですが、今シーズンはプレーオフ圏外に落ちるほどチーム状態が落ち込んでいます。
単に調子が悪いということだけでは片付けられないので、現状のタレントのミックスがうまくいっていないと考えた方が賢明です。
であれば、何か打開策として思い切った手を打たないと、なかなか浮上のきっかけをつかむのは難しいと思います。
そこでこんなトレードですが、ラプターズはエースのシアカムを、ウォリアーズはドラフト2位指名のワイズマンを差し出すという思い切ったプランです。
今すぐ勝ちに行きたいウォリアーズは、実力者であるシアカムを入れる。
ラプターズは将来のオールスター候補を入れ、リビルディングを本格化させる。
そんな狙いのトレード案になります。
さらには、ラプターズはトロント出身でカナダ代表選手でもあるウィギンスを迎え入れることで、地元ファンを味方につけることができます。
ウィギンスも地元の声援を受けて、そのポテンシャルをフルに発揮するようになるかもしれません。
せっかくドラフト指名したビッグマンを手放すことになるウォリアーズも、代わりに先発センターを手に入れることができます。
ブシェーは、ウォリアーズと2way契約を結んでNBAキャリアをスタートさせていて、チームには馴染みがあります。
今シーズンは6thマンとしてブレイクしているので、すぐに先発として起用できるでしょう。
<ウォリアーズ>
PG:ステフェン・カリー/(ニコ・マニオン)/(ゲイリー・ペイトンⅡ)
SG:クレイ・トンプソン/ジョーダン・プール/デイミオン・リー/マイカル・モルダー
SF:ドレイモンド・グリーン/(ケリー・ウーブレイJr.)/(ケント・ベイズモア)
PF:パスカル・シアカム/エリック・パスカル/(フアン・トスカーノ=アンダーソン)
C:クリス・ブシェー/ケボン・ルーニー/アレン・スマイラジッチ
フォワードにドレイモンド・グリーンとシアカムを並べ、センターにブシェーが入るフロントラインは、今勝つことを目指したグレードアップになります。
PFの2人が並んで先発することになりますが、プレースタイルが違うので共存は可能でしょう。
また、ブシェーはPFタイプのビッグマンなので、ウォリアーズの速いテンポにはマッチするでしょう。
<ラプターズ>
PG:(カイル・ラウリー)/マラカイ・フリン/(ジェイレン・ハリス)
SG:フレッド・バンブリート/(ゲイリー・トレントJr.)/ディアンドレ・ベンブリー
SF:アンドリュー・ウィギンス/ロドニー・フッド/ポール・ワトソン
PF:OG・アヌノビー/(スタンリー・ジョンソン)/(渡邊雄太)
C:ジェイムズ・ワイズマン/アーロン・ベインズ
ワイズマンが先発C、ウィギンスが先発SFに入り、アヌノビーが先発PFへスライド。
FAになるラウリーが抜けた場合は、バンブリートが先発PGに入り、トレントが先発SGに入ります。
そうなると、先発全員が20代になり、ラインナップの若返りを図ることができます。
ワイズマンとトレントが順調に伸びれば、すぐにプレーオフに戻って来るでしょう。
もう一つの案としては、こんなパターンも考えられます。
個人的には、こっちの方が実現してほしいなと思っています。
<ウォリアーズ> ⇔ <ラプターズ>
PF パスカル・シアカム PF ドレイモンド・グリーン
PF エリック・パスカル
2021年1巡目指名権(ウルブス)
シアカムは変わりませんが、メインの交換要員をウィギンスではなく、ドレイモンド・グリーンにするパターンです。
そしてワイズマンは出さず、代わりに1巡目指名権とパスカルを渡します。
<ウォリアーズ>
PG:ステフェン・カリー/(ニコ・マニオン)/(ゲイリー・ペイトンⅡ)
SG:クレイ・トンプソン/ジョーダン・プール/デイミオン・リー/マイカル・モルダー
SF:アンドリュー・ウィギンス/(ケリー・ウーブレイJr.)/(ケント・ベイズモア)
PF:パスカル・シアカム/(フアン・トスカーノ=アンダーソン)/アレン・スマイラジッチ
C:ジェイムズ・ワイズマン/ケボン・ルーニー
ウィギンスとワイズマンをキープしたまま、シアカムが加わるこのスターティング・ラインナップは強力です。
再び優勝を狙える布陣と言えるのではないでしょうか?
FAになるウーブレイと再契約できるかどうかは微妙ですが、キープできればさらに強力になるでしょう。
<ラプターズ>
PG:(カイル・ラウリー)/マラカイ・フリン/(ジェイレン・ハリス)
SG:フレッド・バンブリート/(ゲイリー・トレントJr.)/ディアンドレ・ベンブリー
SF:OG・アヌノビー/ロドニー・フッド/ポール・ワトソン
PF:ドレイモンド・グリーン/エリック・パスカル/(スタンリー・ジョンソン)/(渡邊雄太)
C:クリス・ブシェー/アーロン・ベインズ
シアカムの交換相手がドレイモンドとパスカルでは物足りませんが、肝はドラフト権です。
これは、ウォリアーズがディアンジェロ・ラッセルのトレードでウルブスから手に入れた1巡目指名権です。
ウルブスは現在リーグ最下位ですので、高順位の指名権になるのは確実です。
リビルディングを進めるにあたっては、フランチャイズプレイヤーになる可能性が見込めるドラフト指名権は、選手以上に大事になります。