4/3のゲームでこんなことがありました。
The NBA made history with so many 40+ blowouts 😳 pic.twitter.com/5WWapkvFGu
— Sporting News (@sportingnews) 2021年4月4日
ニックス 125-81 ピストンズ
ジャズ 137-91 マジック
ブレイザーズ 133-85 サンダー
44点差、46点差、48点差と、いずれも40点差以上の大差がついたゲームです。
同じ日に、3試合で40点差以上のゲームがあったのは、NBA史上初の出来事なんだそうです。
Meanwhile in Utah.. pic.twitter.com/18j44NUbt1
— Bleacher Report (@BleacherReport) 2021年4月4日
ジャズとマジックのゲームは、ハーフタイムで38点差がつきましたが、2Q残り3分22秒の時点で既に42点差がついていたんですね。
2Q残り3分22秒ということは、試合開始から1Qの12分と、2Qの8分過ぎですから、まだ20分そこそこしか経っていません。
それでもう、40点以上の差がついてしまったということなんですね。
all 18 of our first half threes 🎯#TakeNote pic.twitter.com/5EJ2nfKxPE
— utahjazz (@utahjazz) 2021年4月4日
ちなみに、この試合の前半でジャズが決めた3P18本成功は、2018年にウォリアーズが記録した17本を抜いて、NBA史上最多記録を更新したそうです。
そして、その前日の4/2にはこんなゲームもありました。
ラプターズ 130-77 ウォリアーズ
最後は53点差で終わりましたが、途中最大で61点差がついたワンサイドゲームでした。
カリーとドレイモンド・グリーンが両方欠場していたとはいえ、直近の17試合で2勝15敗に沈んでいたラプターズ相手にこの点差はいただけません。
実はこの傾向、開幕直後から気になっていました。
同じウォリアーズが、開幕直後の2戦でこういう結果でした。
ネッツ 125-99 ウォリアーズ
バックス 138-99 ウォリアーズ
26点差、39点差という大差での連敗スタートだったんですね。
ウォリアーズに限ったことではないんですが、今シーズンは一方的な大差で決まるゲーム、いわゆる"Blowout(ブロウアウト)"が多い気がします。
優勝やプレーオフを狙う「勝ちにいくチーム」と、将来のチーム作りに向けて「リビルディングを目指すチーム」が二極化する傾向が強まっているのも、その一因として考えられるかなとは思います。
最初に出てきたピストンズ、マジック、サンダーあたりは、まさにそんなリビルディング中のチームですね。
また、ネッツやレイカーズのようにスター選手を集める、スーパーチーム化の傾向も強まっている気がします。
強いチームはより強く、弱いチームはより弱くなっていってるんですね。
ただ、それだけではない気もしています。
一因として考えられるのが、ファンの存在です。
例えばチームが劣勢になった時、ホームのファンが大声援を贈ることで、チームが奮起することも多々あると思います。
ワンプレーでワー!と盛り上がって、空気が変わることもあると思います。
しかし、今シーズンはファンの声援がなく、常にシーンとした空気の中でプレーしなければなりません。
そうなると、ちょっと試合の流れが悪い日なんかは、なかなか立ち直るきっかけがないまま、ズルズルいってしまうと思うんですね。
相手にリードを奪われて走られたりすると、「あ、今日はダメな流れだな」という感じで早々に諦めが入り、逆襲しようというきっかけもないまま、ズルズル大量失点してしまうケースが多いんじゃないかと想像しています。
無観客の今シーズンは、そんなことにも影響しているんじゃないかなと思います。