Drummond to LAL

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やっぱりか・・・・・・

 

ついに恐れていたことが起こりました。

 

ここ5シーズンで4度リバウンド王に輝いているオールスター選手を、前年王者がタダ同然で手に入れました。

 

先日、このことに関しての懸念を書きました。

 

kg21.hatenablog.com

 

そんな願いもむなしく、やはり危惧した通りの結果になってしまいました。

 

本来、他チームの選手を獲得したいと思ったら、同額の自チームの選手を差し出さないと交換ができません。

 

それが、トレードです。

 

ドラモンドは今シーズンの年俸が28.8milなので、レイカーズも本来は28.8mil相当分の戦力を手放さなければいけないんです。

 

例えば、シュルーダー(15.5mil)+ケンタビウス・コールドウェル=ポープ(12.1mil)とか、シュルーダー(15.5mil)+モントレズ・ハレル(9.3mil)+ウェスリー・マシューズ(3.6mil)といった対価を払わなければ、本来28.8milの選手は獲れないんです。

 

同等の対価を交換することによって、プラスマイナスゼロの取り引きをする。

 

それが、トレードです。

 

ある選手を獲得するためには、それ相応の選手を放出しなければならないことで、チーム間の戦力の均衡が保たれています。

 

 

ところが、今回のケースは、ただただプラスでしかないんですね。

 

マイナスの犠牲を払うことなく、なんなく利益だけを得ることができるんです。

 

しかも、オールスター級の選手を。

 

そんなことがまかり通るんだったら、いつまでたっても弱いチームは勝てません。

 

"The rich gets richer."(お金持ちは、ますますお金持ちに)

 

さらに言えば、30mil級のオールスターをベテラン最低年俸でGETできてしまうことだけでも十分問題ですが、今回の場合、その最低年俸すら払ってないんです。

 

通常、ベテラン最低年俸は年2.5mil程度になります。

 

しかし、今回レイカーズがドラモンドに支払う金額は、わずか0.8milなんです。

 

 

正確に言うと、0.8milにも届かない、0.794536milです。

 

これはなぜかと言うと、キャブス側がバイアウトの際に、サラリーのほとんどを支払うという条件にしたんですね。

 

 

通常バイアウトをする場合、選手側も多少なりそのチームを出たい理由があります。

 

例えば、弱小チームに所属するベテランが、プレーオフチームに移籍したいから今の契約を解除してくれ、という類いのバイアウト(契約買い取り)が多いんですね。

 

この場合、選手側にもある程度、自己都合でチームを出たいという思惑が入っていますので、残り契約を買い取る際、チーム側にギャランティーされた契約金額を少し返します、という交渉が行われます。

 

例えば、ラマーカス・オルドリッジは、年俸24milのギャランティー契約のうち、7.24milをスパーズに返しました。

 

ブレイク・グリフィンは、残り2年契約36.8/38.9milのうち、13.3mil分をピストンズに返しました。

 

キャリアが残り少ない選手であれば、最後に一花ということで、優勝争いをしているチームに移籍したい、と、サラリーを少し返してでも強いチームへの移籍を望みます。

 

しかし、27才で選手としてバリバリであるドラモンドは、サラリーを返してまで移籍をする理由はなく、もらえるものは全額もらいます、というスタンスです。

 

自己都合という部分がほとんどなく、ほぼチーム側の都合でバイアウトをするということになるので、サラリーをほとんど返さずに、ただ契約を打ち切った(買い取った)んですね。

 

具体的には、28.8milのうち、ドラモンドが返したのはわずかに0.8mil分のみ、大半の28mil分はキャブス側が負担して、残り契約を買い取りました。

 

そのため、レイカーズはドラモンドに対して、0.8milしか払わなくていいそうです。

 

そんなことってあります???

 

自チームの戦力を1人も手放さず、わずか0.8milしか払わずに、28.8milの価値がある選手を補強できるんですよ?

 

タダ同然と言ったのは、そういうことです。

 

どうぞまた優勝してください。

 

そんなの勝てて当たり前ですから。

 

 

ただ今回の場合、ドラモンド本人に非はありません。

 

ドラモンドはキャブスの都合でバイアウトされ、自由にチームを選んだだけですから。

 

さらに言えば、レイカーズにも非はないんです。

 

悔しいですが。

 

悪いのはキャブスです。

 

キャブスは、オールスター級の選手を保持していながら、ドラフト権1つ得るトレードすらまとめることができませんでした。

 

ドラモンドを出さないと宣言したのは、2/16のことです。

 

kg21.hatenablog.com

 

それからデッドラインの3/25まで、1ヶ月半近くの猶予期間がありました。

 

それだけの期間がありながら、主力選手を獲得するトレードどころか、若手やドラフト権を獲得するトレードすら成立させることができず、オールスター選手をみすみすタダで手放すしかなかったフロントの手腕が問題です。

 

また、そもそもの話、キャブスはいったい何のためにドラモンドを獲得したんでしょうか?

 

若手への切り替えを行うリビルディングの途中で、しかもチームにはケビン・ラブというベテランのビッグマンがいる中で、どうしてドラモンドを獲ったのか?

 

フランチャイズプレイヤーとして捉えたからこそと思っていましたが、どうも違ったようですね。

 

こんな形で手放すんなら、最初から獲る必要がなかったのでは?と思ってしまいます。

 

ピストンズからトレードの噂が出た時、プレーオフチームが獲るのかと思っていたら、なぜかリビルディング中のチームが獲った。

 

リビルディングの柱として考えてるのかなと思ったら、タダで放り投げた。

 

いったい何がしたかったのか???

 

まったく理解に苦しみます。

 

 

これまでに決まった、バイアウト後の選手の動向です。

 

アンドレ・ドラモンド ⇒ レイカーズ

・ラマーカス・オルドリッジ ⇒ ネッツ

・ゴーギー・ジェン ⇒ スパーズ

・ジェフ・ティーグ ⇒ バックス

 

ラマーカス・オルドリッジは、当初ヒート行きが濃厚と噂されていましたが、グリフィンに続いてネッツに加わることになりました。

 

グリズリーズからバイアウトされたゴーギー・ジェンも、当初ニックス行きの話が出ていましたが、最終的にスパーズになったようです。

 

その他、オースティン・リバースがナゲッツに行くのでは?といった噂が出ています。

 

 

ロ―スターを見ていきます。

 

レイカーズ

 PG:デニス・シュルーダー/アレックス・カルーソ

 SG:ケンタビウス・コールドウェル=ポープ/ウェスリー・マシューズ

 SF:ルブロン・ジェイムズ/カイル・クーズマ/テイレン・ホートン=タッカー/ジャレッド・ダドリー

 PF:アンソニーデイビスモントレズ・ハレルアルフォンゾ・マッキニーコスタス・アデトクンボ

   C:アンドレ・ドラモンドマルク・ガソール/マーキーフ・モーリス/デボンテ・ケイコック 

 

マルクに代わってドラモンドが先発Cに入れば、ゴール下の機動力は格段に上がります。

もちろん、アンソニーデイビスにかかるリバウンドなどフィジカル面の負担も軽減することができます。

高さのないモントレズ・ハレルを補完する役割も果たすことができると思います。

 

 

<ネッツ>

 PG:ジェイムズ・ハーデンランドリー・シャメットクリス・キオーザ/(スペンサー・ディンウィディ)

 SG:カイリー・アービングブルース・ブラウンタイラー・ジョンソン

 SF:ジョー・ハリス/ジェフ・グリーン/ティモシー・ルワル・キャバロ

 PF:ケビン・デュラント/ブレイク・グリフィンアリーゼ・ジョンソンジー・ペリー

   C:ディアンドレ・ジョーダン/ラマーカス・オルドリッジ/ニコラス・クラクストン

 

オルドリッジがCのバックアップに入ることで、グリフィンがPFのバックアップに、ジェフ・グリーンがSFのバックアップに、それぞれ繰り上がることになると思います。

ここ最近プチブレイクしていた若手ビッグマンのニコラス・クラクストンの出場時間が心配ですが、技巧派のオルドリッジから学べることも多いと思います。

ネッツは実績あるベテランをたくさん集めていて、今シーズンの優勝に賭ける意気込みが見えてきます。

 

 

<スパーズ>

 PG:デジョンテ・マレー/パトリック・ミルズ/トレ・ジョーンズ

 SG:デリック・ホワイト/ロニー・ウォーカー/クインダリー・ウェザースプーン

 SF:デマー・デローザン/デビン・バッセルキャメロン・レイノルズケイタ・ベイツ=ジョップ

 PF:ケルドン・ジョンソン/ルーディ・ゲイ/トレイ・ライルズ/ルカ・サマニッチ

   C:ヤコブ・ポエルトル/ドリュー・ユーバンクス/ゴーギー・ジェン

 

スパーズは、ウォリアーズからトレードで加えたマーキース・クリスをリリースし、グリズリーズからバイアウトされたゴーギー・ジェンと契約しました。

インサイドでフィジカルにプレーできるタイプがいなかったため、スパーズにとって貴重な戦力となりそうです。

 

 

<バックス>

 PG:ジュルー・ホリデイジェフ・ティーサム・メリル

 SG:ドンテ・ディビンチェンゾ/ブリン・フォーブスアクセル・トゥーパン

 SF:クリス・ミドルトン/パット・コノートン/サナシス・アデトクンボ

 PF:ヤニス・アデトクンボ/PJ・タッカージョーダン・ヌウォラロディオンス・クルークス

   C:ブルック・ロペス/ボビー・ポーティスママディ・ディアキテ

 

セルティックスからマジックにトレードされ、その後カットされていたジェフ・ティーグは、バックスと契約することになりました。

ちょうどPJ・タッカーのトレードで、バックアップPGのDJ・オーガスティンを手放してしまっていたので、代わりにベテランPGを補強しました。

プレーオフに向けて、少しでも経験の要素をプラスしておきたいバックスです。

Trade deadline 2021 vol.3

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前回のブログで、カイル・ラウリーのトレードが成立しなかったことを書きましたが、そのラウリーを狙っていた各チームは、プランBに切り替え、もっと安価で獲得できる司令塔の補強を行いました。

 

 

シクサーズがジョージ・ヒルを獲得

 

シクサーズ

 PG ジョージ・ヒル(←サンダー)

 SF イグナス・ブラズデイキス(←ニックス)

 

<サンダー>

 C トニー・ブラッドリー(←シクサーズ

 SG オースティン・リバース(←ニックス)

 2025年2巡目指名権(←シクサーズ

 2026年2巡目指名権(←シクサーズ

 

<ニックス>

 SF テレンス・ファーガソン(←シクサーズ

 C ヴァンサン・ポアリエ(←シクサーズ

 2021年2巡目指名権(←シクサーズ

 

ラウリーを諦めたシクサーズは、代わりにジョージ・ヒルを獲得しました。

サイズがあってディフェンスがよく、3P成功率も高いヒルは、プレーオフチームにもってこいのPGです。

派手さはありませんが、攻守で計算できる安定感が持ち味です。

特にシクサーズは、エンビードとシモンズが3Pを打たないので、残りの3人は3Pが打てるメンバーで囲まなければいけません。

そういう意味でも、シクサーズに合った人材じゃないかと思います。

 

 

★ロンドが再びLAのチームへ

 

クリッパーズ>     ⇔ <ホークス>

 PG ラジョン・ロンド      SG ルイス・ウィリアムス

               ドラフト2巡目指名権✕2つ

 

昨シーズンはレイカーズで優勝メンバーとなったロンドが、再びLAのチームに戻ることになりました。

同じLAでも、今度はクリッパーズです。

FAで移籍したホークスでは、ケガでほとんど出場できませんでしたが、後半戦に向けて体調面がどうなのか気になるところではあります。

クリッパーズは、シクサーズと違ってエースの2人が3Pを打てるので、PGに求めるのは司令塔としてのゲームメイクの役割です。

そういう意味で、クリッパーズにはロンドがぴったりのPGと言えます。

 

驚きだったのは、ルイス・ウィリアムスの価値でしょうか。

昨シーズンまでは、毎年のような6thマン賞候補に名前が挙がるベンチエースでした。

今シーズンはシュート機会が減ったことでアベレージは下がりましたが、成功率はさほど変わっていません。

にもかかわらず、タダ同然のように放出されたことには驚きました。

しかも、今シーズンわずか3.9点のロンドと交換されたことに加え、ルーの方に2巡目指名権を2つもプラスして交換してるんですね。

そんなに価値が落ちてるの???と思わず二度見してしまうトレードでした。

 

ロンドがクリッパーズが求めるPG像に合致しているのは確かですが、今シーズンはケガでまともに出場できていないので、果たしてプレーオフに向けてフル回転できるのか、体調面が疑問視されます。

また、そうしたリスクのある35才のガードを獲得するために、まだ十分戦力になるルー・ウィリアムスにドラフト権を2つ付けてまで交換する価値があるのか疑問です。

ロンドを高く買いすぎ、あるいはルーを安く売りすぎ、というトレードでした。

 

 

マブスがレディックを獲得

 

マブス>       ⇔ <ペリカンズ>

 SG JJ・レディック    PF ジェイムズ・ジョンソン

 PF ニコロ・メリ     SF ウェスリー・イワンドゥ

              2021年2巡目指名権

 

基本的には、シーズン終了後にFAとなる契約最終年同士の交換です。

マブスはシューター、ペリカンズはインサイドの人材を入れたという感じです。

レディックは、もっと価値の高いトレード要員となるはずですが、ペリカンズが放出をするのが半年遅かったという印象です。

ただ、トレードできずにバイアウトになる可能性も大いにあったので、トレードが成立しただけでも御の字だと思います。

 

 

★ウォリアーズがコストカットを実施

 

<ホーネッツ>

 PG ブラッド・ワナメイカー(←ウォリアーズ)

 

<スパーズ>

 PF マーキース・クリス(←ウォリアーズ)

 

<ウォリアーズ>

 カディ・ラランの指名権(2015年2巡目55位指名)(←スパーズ)

 

トレードデッドラインに大きく動くことが予想されたウォリアーズですが、フタを開けてみれば戦力的な補強は皆無。

ラグジュアリータックスを少しでも減らそうという、コストカットのためのマイナーなトレードがあっただけでした。

ウォリアーズは、プレーオフに向けた戦力アップの補強ができなかったので、今シーズンはもう浮上するきっかけがないかもしれません。

 

 

さて、ロースターを整理していきます。

 

シクサーズ

 PG:ベン・シモンズ/ジョージ・ヒルタイリース・マクシー

 SG:セス・カリー/シェイク・ミルトン/アイザイア・ジョーレイジョン・タッカーメイソン・ジョーンズ

 SF:ダニー・グリーン/フルカン・コルクマズ/マティース・サイブル/イグナス・ブラズデイキス

 PF:トバイアス・ハリス/マイク・スコット/ポール・リード

   C:ジョエル・エンビードドワイト・ハワード

 

スターター5人はこのまま変わらないと思いますが、試合を締めくくるフィニッシャー5人は、ヒルがPGに入るラインナップになると思います。

プレーオフでは特に、昨シーズンのようにベン・シモンズをPF的に使って、3Pがないという弱点を突かれないようにする必要があります。

その点、3Pが高確率で、サイズとディフェンス力のあるヒルは、うってつけのPGになると思います。

地味ながら、的確な補強だと言えるでしょう。

 

 

<サンダー>

 PG:セオ・マレドンタイ・ジェロームオースティン・リバース

 SG:シェイ・ギルジャス=アレクザンダー/スビアトスラフ・ミハイリュウダリアス・ミラー

 SF:ルーゲンツ・ドート/ケンリッチ・ウィリアムスジャスティン・ジャクソンジョシュ・ホール

 PF:ダリアス・ベイズリー/アレクセイ・ポクセウスキー/マイク・マスカーラ

   C:モーゼス・ブラウン/アイザイア・ロビー/トニー・ブラッドリー(アル・ホーフォード)

 

サンダーには、ニックスからオースティン・リバース、シクサーズからトニー・ブラッドリーが加入しましたが、リバースはすぐリリースされるようです。

また、ホーフォードが若手に出場時間を与えるために、今シーズンの残り試合に出場しないことになりました。

2way契約だった7-2(218cm)のビッグマン、モーゼス・ブラウンがここ数試合ブレイクの兆しを見せ、21点・23リバウンド、20点・16リバウンド、19点・12リバウンドといったゲームを連発していました。

ホーフォードは、このブラウンに出場機会を譲るために身を引き、オフにトレードを模索するものと思われます。

 

 

<ニックス>

 PG:エルフリッド・ペイトン/デリック・ローズ/フランク・ニリキナ/ジャレッド・ハーパー

 SG:レジー・ブロック/イマニュエル・クイックリーセオ・ピンソン

 SF:RJ・バレット/アレック・バークステレンス・ファーガソン

 PF:ジュリアス・ランドル/ケビン・ノックス/オビ・トッピン

   C:ミッチェル・ロビンソン/ナーレンズ・ノエルヴァンサン・ポアリエ

 

ニックスは、シクサーズからテレンス・ファーガソンとヴァンサン・ポアリエが加入しましたが、両方ともリリースする方向性のようです。

一時、アンドレ・ドラモンドを獲得する可能性を模索していましたが、それは断念し、代わりにグリズリーズからバイアウトされたゴーギー・ジェンと契約する模様です。

 

 

クリッパーズ

 PG:ラジョン・ロンド/パトリック・ビバリーレジー・ジャクソン

 SG:ポール・ジョージ/ルーク・ケナードジェイ・スクラブ

 SF:カワイ・レナード/テランス・マン/アミーア・コフィー

 PF:マーカス・モーリス/ニコラ・バトゥーム/パトリック・パターソン

   C:セルジュ・イバカ/イビチャ・ズーバッツ/ダニエル・オトゥル

 

ロンドかビバリーのどちらかが先発になると思いますが、HCの方針次第ですね。

クリッパーズはこれまで司令塔タイプのPGがいなかったため、ポール・ジョージとレナードが代わる代わる不慣れな司令塔役をこなしていました。

そこがイマイチ伸び悩む原因にもなっていたのですが、エースの2人をスコアリングに集中させてあげることで、爆発力が出てくると思います。

そのためには、一流のパサーであるロンドの能力が非常に重要となってきます。

 

 

<ホークス>

 PG:トレイ・ヤング/ルイス・ウィリアムスクリス・ダン/ブランドン・グッドウィン

 SG:ボグダン・ボグダノビッチ/ケビン・ハーター/スカイラー・メイズ

 SF:ディアンドレ・ハンター/トニー・スネル/キャメロン・レディッシュ

 PF:ジョン・コリンズ/ダニーロガリナーリソロモン・ヒルネイサン・ナイト

   C:クリント・カペラ/オニエカ・オコングー/ブルーノ・フェルナンド

 

スコアラー/シューターを多く抱えるホークスが、また1人ベンチにスコアラーを追加したことになります。

オフェンス力という点では、かなり強力なラインナップになりますね。

あまり出場できていなかったロンドに代えて獲れたというのも、ラッキーだと思います。

プレーオフに向け、ホークスの強力シューター陣は、相手チームの脅威になりそうです。

 

 

マブス

 PG:ルカ・ドンチッチ/ジェイレン・ブランソン/トレイ・バーク/タイレル・テリー

 SG:ジョシュ・リチャードソンJJ・レディックジョシュ・グリーンネイト・ヒントン

 SF:ドリアン・フィニー・スミス/ティム・ハーダウェイJr./タイラー・ベイ

 PF:マキシ・クリーバー/ドワイト・パウエル/ニコロ・メリ

   C:クリスタップス・ポルツィンギス/ウィリー・コーリー・スタイン/ボバン・マリヤノビッチ

 

レディックは36才ですが、3Pシュート職人としてまだ貢献できると思います。

マブスは3Pシュート力が弱いので、プレーオフに向けた戦力として期待されます。

ただ、全体としてフォワードの人材が手薄なので、今後バイアウト市場などで戦力の上積みが必要になると思います。

 

 

ペリカンズ>

 PG:ロンゾ・ボール/カイラ・ルイスJr.

 SG:エリック・ブレッドソー/ニキール・アレクザンダー=ウォーカー

 SF:ブランドン・イングラム/ジョシュ・ハート/ウェスリー・イワンドゥナジ・マーシャル

 PF:ザイオン・ウィリアムソン/ジェイムズ・ジョンソンウェ二エン・ゲイブリエル

   C:ティーブン・アダムス/ジャクソン・ヘイズ/ウィリー・エルナンゴメスウィル・マグネイ

 

ペリカンズは、噂されていたロンゾ・ボールの放出はありませんでした。

ガードが余っている反面、フォワードポジションの選手層が不足していたので、レディックを出して、フォワードの2人を入れたのは戦力の底上げになったと思います。

 

 

<ホーネッツ>

 PG:デボンテ・グラハム/ブラッド・ワナメイカグラント・リラー(ラメロ・ボール)

 SG:テリー・ロジアー/マリーク・モンク/ネイト・ダーリング

 SF:ゴードン・ヘイワード/コーディ・マーティン/ケイレブ・マーティン

 PF:PJ・ワシントン/マイルズ・ブリッジズ/ジェイレン・マクダニエルズ

   C:コーディ・ゼラー/ビスマック・ビヨンボ/ニック・リチャーズバーノン・キャリーJr.

 

ラメロ・ボールがケガでしばらく戦列を離れることになったホーネッツは、ワナメイカーで一時的にでもPGポジションを補強することができました。

ただ、本当はアンドレ・ドラモンドを獲得するトレードをすればよかったのになあ・・・・と思うので、もっとアグレッシブに獲りにいってほしかったです。

 

 

<スパーズ>

 PG:デジョンテ・マレー/パトリック・ミルズ/トレ・ジョーンズ

 SG:デリック・ホワイト/ロニー・ウォーカー/クインダリー・ウェザースプーン

 SF:デマー・デローザン/デビン・バッセルキャメロン・レイノルズケイタ・ベイツ=ジョップ

 PF:ケルドン・ジョンソン/ルーディ・ゲイ/ルカ・サマニッチ/マーキース・クリス

   C:ヤコブ・ポエルトル/トレイ・ライルズ/ドリュー・ユーバンクス

 

ウォリアーズからマーキース・クリスを獲得したスパーズですが、クリスはリリースする方針だそうです。

ケガで長期離脱中のクリスは、一旦FAとなって、また来シーズンに向けて新たなチームを探していくことになると思います。

 

 

<ウォリアーズ>

 PG:ステフェン・カリー/ニコ・マニオン

 SG:アンドリュー・ウィギンス/ジョーダン・プール/デイミオン・リー/マイカル・モルダー/(クレイ・トンプソン)

 SF:ケリー・ウーブレイJr.ケント・ベイズモアフアン・トスカーノ=アンダーソン

 PF:ドレイモンド・グリーン/エリック・パスカル/アレン・スマイラジッチ

   C:ジェイムズ・ワイズマン/ケボン・ルーニー

 

ここ数試合、ニコ・マニオンが結果を残し、第2PGとしてプレーしていたので、いまいちフィットしていなかったワナメイカーを放出しました。

また、ケガで今シーズンの復帰が微妙だったクリスも、コストカットのために放出されました。

ウーブレイやドレイモンドなどを放出して、チームをシャッフルする大きな動きがなかったのは残念です。

Trade deadline 2021 vol.2

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トレードデッドライン第2弾は、ヒートとラプターズを中心にしたまとめになります。

 

★ヒートがオラディポを獲得

 

<ヒート>         ⇔ <ロケッツ>

 SG ビクター・オラディポ      PF ケリー・オリニク

                 SG エイブリー・ブラッドリー

                 2022年1巡目指名権交換権

 

1年以上前からずっと、相思相愛と噂されていたオラディポとヒート。

代わりの選手を出さずに、オフにFAになってから契約することもできたんですが、その前にトレードで獲得することを選びました。

 

現在21milのオラディポとのFA契約は、年25milクラスが必要になると思います。

さすがに、いきなりそれだけの高額投資をするのであれば、チームにフィットするのか相性を見ておいた方が安全です。

FAで契約しようと考えていたオラディポを、半年早く獲得すれば、そのお試し期間でチームとの相性を確かめることができます。

 

通常、契約最終年の選手をトレードで獲得するのは、半年後にFAで出て行かれてしまうリスクを伴うため、交換相手にあまりいい選手を出したがりません。

ただ今回のトレードは、オラディポが元々ヒートと契約してくれる可能性が高そうだという見込みがあったので、ならば最初にお試し移住をしてもらおうというわけです。

うまくいけば再契約すればいいし、うまくいかなければ、そこまで高額オファーをするリスクを避けることができるわけです。

 

交換相手のオリニクとブラッドリーも、ともに今シーズンで契約を終了できるので、FA選手同士の交換という扱いになります。

 

 

★ヒートがビエリツァも獲得

 

<ヒート>          ⇔ <キングス>

 PF ネマーニャ・ビエリツァ     SF モーリス・ハークレス

                  PF クリス・シウバ

 

ヒートは、ケリー・オリニクが抜けた「ストレッチ4」の後釜として、キングスから売りに出ていたビエリツァを獲得しました。

アウトサイドシューターとしてはオリニクを上回るビエリツァの加入は、PFポジションのグレードアップになると思います。

 

 

★ノーマン・パウエルがブレイザーズ

 

ブレイザーズ>     ⇔ <ラプターズ

 SG ノーマン・パウエル     SF ロドニー・フッド

                SG ゲイリー・トレントJr.

 

これまではベンチからのインスタントスコアラーという印象が強かったパウエルですが、昨シーズンは平均16.0点・3P39.9%、今シーズンは19.6点・3P43.9%とブレイク。

フルタイムのスターターではなく、まだベンチスタートのことも多い中でのこの得点力は、かなり効率よく得点を挙げている証拠です。

ただ、このことが逆にパウエルの評価を予想以上に上げてしまったため、パウエルが今シーズン終了後にFAとなった時に、現在の10.9milからおそらく年20milクラスまで年俸が高騰することが予想されています。

おそらくラプターズは、その金額ではキープできないと判断して、FAになる前にトレードして、対価を得る方向に動いたものと思われます。

 

代わりに、伸び盛りのゲイリー・トレントJr.を獲得して、将来の先発SGとして育てていくものと思われます。

ちなみに、こんなツイートがありました。

 

 

ゲイリー・トレントJr.のパパのゲイリー・トレントも、ブレイザーズでキャリアをスタートさせ、その後ラプターズへとトレードされたのですが、ブレイザーズで平均10点を残したこと、3年目のシーズン途中を41試合プレーしたところでトレードされたこと、トレード先がラプターズだったこと、という一連の事実が全て同じなんだそうです。

これも親子の絆、運命なんでしょうか???

 

 

ラプターズがロースターを整理

 

<キングス>

 SG テレンス・デイビス(←ラプターズ

 

<ジャズ>

 SG マット・トーマス(←ラプターズ

 

ラプターズ

 2021年2巡目指名権(←キングス) 

 2021年2巡目指名権(←ジャズ)

 

ラプターズは、かねてから噂に上がっていたカイル・ラウリーのトレード話を、デッドラインのギリギリまで進めていました。

主にヒート、シクサーズレイカーズなどと条件を詰めていましたが、どのチームもラプターズが要求した条件に応じなかったようです。

例えば、ヒートはタイラー・ヒーロー、レイカーズはテイレン・ホートン=タッカーといった若手有望選手を手放しませんでした。

ラプターズの球団社長であるマサイ・ウジリは、どのチームも条件に乗って来なかったことに、「驚いた」とコメントしています。

 

なぜこの話をするかというと、このテレンス・デイビスとマット・トーマスを放出したのは、カイル・ラウリーのトレードをするための準備だったからです。

ラウリーの年30milもの高額年俸に合わせるためには、1対3や1対4といったトレードになることが予想されていました。

つまり、ラウリーのトレードが成立したら、ラプターズは相手チームから3人か4人の選手を受け入れなければいけなくなるはずだったんですね。

そのため、来るラウリーのトレードのために、ラプターズは先に動いてロースターの整理を行ったわけです。

 

複数のチームと交渉を進めていたので、最後まで粘れば、交渉していたチームのどれかは条件を呑んで、トレードは成立するだろうという読みがあったと思います。

ところが、ギリギリまで引っ張っても、結局ラプターズの要求を呑むチームはなく、ラウリーのトレード話は流れてしまったんですね。

そのため、ラウリーのトレードがあるという前提で放出された2人は、「出され損」になってしまいました。

ラプターズ的にも、結果的に出さなくてもよかった選手を出してしまう形になりましたが、もう元には戻せないので後の祭りとなってしまいました。

 

トレードは難しいですね・・・・

なかなか思惑通りに事が運ばないことも多いです。

 

 

では、ロースターを見ていきたいと思います。

 

<ヒート>

 PG:ケンドリック・ナン/ゴラン・ドラギッチ/ゲイブ・ビンセント

 SG:ビクター・オラディポ/タイラー・ヒーロー/マックス・ストラス

 SF:ジミー・バトラー/ダンカン・ロビンソン/アンドレ・イグオダーラ

 PF:マーニャ・ビエリツァトレバー・アリーザ/KZ・オクパラ

   C:バム・アデバヨ/プレシャス・アチュワ/ユドニス・ハスリム

 

新戦力のオラディポが先発SG、ビエリツァが先発PFにそのまま入ることになると思います。

使っていなかった選手を出し、必要な戦力に代えたという意味で、地味ながら非常に的を射たトレードをしたと思います。

ラウリーは獲れませんでしたが、タイラー・ヒーローやダンカン・ロビンソンを残す選択をした方が正解だと思います。

あとはバイアウト市場で、インサイドのビッグマンを補強したいところです。

  

 

<キングス>

 PG:ディアーロン・フォックス/デロン・ライトジャーマイアス・ラムジーカイル・ガイ

 SG:タイリース・ハリバートンテレンス・デイビスジャスティン・ジェイムズ

 SF:バディ・ヒールド/デイクワン・ジェフリーズ/ロバート・ウッダードⅡ

 PF:ハリソン・バーンズ/モーリス・ハークレスチメジー・メツ/(マービン・バグリーⅢ)

   C:リショーン・ホームズ/ハッサン・ホワイトサイドクリス・シウバ

 

キングスが放出したのはビエリツァ1人でしたが、代わりに3人の選手が加入したので、ロースター枠を2つ空けるために、ジャバリ・パーカーとミフォンドゥ・カベンゲリをカットしました。 

テレンス・デイビスは昨シーズン、オール・ルーキー2ndチームに選ばれた素材なので、ローテーションプレイヤーとして期待がかかります。

 

 

<ロケッツ>

 PG:ジョン・ウォールDJ・オーガスティンダンテ・エクサム

 SG:エリック・ゴードンケビン・ポーターJr.エイブリー・ブラッドリー/ベン・マクレモア

 SF:ダヌエル・ハウスJr./スターリング・ブラウン/デイビッド・ヌワバ

 PF:ケリー・オリニクジェイショーン・テイトケニヨン・マーティンJr.アンソニー・ラム

   C:クリスチャン・ウッドDJ・ウィルソンジャスティン・パットン

 

ハーデンの交換相手として獲得したオラディポでしたが、結局20試合プレーしただけで放出することになりました。

代わりに残ったのはケリー・オリニクとエイブリー・ブラッドリーだけというのは、あまりにも寂しすぎます。

こうなるとやっぱり、キャリス・ルバートをペイサーズへ渡さずに、キープしておけばよかったのに・・・・と思ってしまいます。

 

 

ラプターズ

 PG:カイル・ラウリー/マラカイ・フリンジェイレン・ハリス

 SG:フレッド・バンブリート/ディアンドレ・ベンブリーポール・ワトソン

 SF:ゲイリー・トレントJr.ロドニー・フッド/パトリック・マッコウ

 PF:OG・アヌノビー/クリス・ブシェー/スタンリー・ジョンソン/渡邊雄太

   C:パスカル・シアカム/アーロン・ベインズヘンリー・エレンソン

 

ラウリーのトレードが成立しなかったラプターズは、結果的にはノーマン・パウエルとゲイリー・トレントJr.を交換しただけの動きとなりました。

今シーズン絶好調だったパウエルを手放したのはもったいなかったんですが、今シーズン終了後にFAとなった時、大金を出してまで引き留める覚悟がなかったとしたら、今のうちに交換しておくのも一つだと思います。

ただ、トレントも制限付きFAになりますので、ある程度の金額は必要になってきますが、パウエルほどはかからないだろうという見通しがあったんだと思います。

 

 

ブレイザーズ

 PG:デイミアン・リラード/アンファニー・サイモンズ

 SG:CJ・マッカラム/CJ・エルビーケルジン・ブレビンス

 SF:ノーマン・パウエルデリック・ジョーンズJr./ナシアー・リトル

 PF:ロバート・コビントンカーメロ・アンソニーハリー・ジャイルズⅢ

   C:ユスフ・ヌルキッチ/イネス・カンター/(ザック・コリンズ)

 

チーム第3のスコアラーとして、ラプターズで結果を出していたパウエルを獲得できたのはよかったと思います。

ただ、サイズ的には3ガードのような体制になるので、ディフェンス面での心配は残ります。

また、シーズン終了後にFAとなるので、そこで再契約をして引き留められないと、半年間のレンタルのために若手有望株のゲイリー・トレントJr.を手放したことになってしまうので、是が非でも残さなければいけません。

 

 

<ジャズ>

 PG:マイク・コンリー/ジョーダン・クラークソン/トレント・フォレスト

 SG:ドノバン・ミッチェル/マット・トーマス/ミーヤ・オーニ

 SF:ボヤン・ボグダノビッチ/ジョー・イングルス/ジュワン・モーガンイライジャ・ヒューズ

 PF:ロイス・オニール/ジョージ・ニャン/エルサン・イリャソワジャーレル・ブラントリー

   C:ルーディ・ゴベア/デリック・フェイバースウドカ・アズブーキ

 

マット・トーマスは、2シーズンでキャリア45.7%の3Pシューター。

アイオワ州立大時代は、ジョージ・ニャンとチームメイトだったそうです。

今シーズンは、ジョーダン・クラークソンが6thマン賞最有力候補と好調ですが、優秀な3Pシューターは多くて困ることはありませんので、プレーオフに向けたいい補強になるのではないかと思います。

Trade deadline 2021 vol.1

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前日までほとんど動きのなかった今年のトレード戦線でしたが、デッドライン当日は打って変わって怒涛のトレードラッシュ。

終わってみれば、45人もの選手たちがチームを変わり、その数はリーグ全体の10%にもなるそうです。

いやはやスゴイですね。

 

一度に全部は紹介できないので、関連のあるところからまとめて見ていきたいと思います。

まずは、今回一番動きの多かったマジックから。

チーム解体と言ってもいいぐらい、若手コアを除いたチームの主力を全部動かしたような印象です。

 

 

★ブチェビッチがブルズへ

 

<ブルズ>           ⇔ <マジック>

 C ニコラ・ブチェビッチ      SF オットー・ポーターJr.

 PF アル・ファルーク・アミヌ     C ウェンデル・カーターJr.

                     2021年1巡目指名権

                     2023年1巡目指名権

 

マジックは、エースでオールスターのブチェビッチを出す決断をしました。

今シーズンはケガで出ることができないジョナサン・アイザックとマーケル・フルツの若手コアを中心にしたチーム作りをすることに照準を定め、現在ピークを迎えているベテランを放出して、若手主体に切り替える決断をしたようです。

そこで、1巡目指名権2つと、かつてのドラフトTOP10指名のウェンデル・カーターJr.を獲得しました。

完全に将来へ向けた投資、という意味合いのトレードです。

 

 

★アーロン・ゴードンはナゲッツがGET

 

ナゲッツ>        ⇔ <マジック>

 PF アーロン・ゴードン    SG ゲイリー・ハリス

 SF ゲイリー・クラーク    SG RJ・ハンプトン

                 2025年1巡目指名権

 

ずっとトレードの噂が挙がっていたゴードンは、トレードされるかどうかというより、どこのチームに行くのか?という関心の方が高かったです。

セルティックスやウルブス、ロケッツなどいろいろな噂がありましたが、最終的にナゲッツがGETするという形になりました。

ナゲッツは、ジェラミ・グラントが抜けた「身体能力の高く、フィジカルにディフェンスできるフォワード」という役割にピタリとあてはまります。

ナゲッツがウェストを勝ち上がる最後の1ピースになるか、注目されます。

 

 

セルティックスがフォーニエを獲得

 

セルティックス>    ⇔ <マジック>

SG エバン・フォーニエ      PG ジェフ・ティー

               ドラフト2巡目指名権✕2つ

 

フォーニエは、契約最終年でオフにはFAになるため、マジックを離れる可能性はだいぶ高くなっていました。

そこで、タダで手放すよりはということで、ドラフト2巡目指名権に代えておいたというトレードでした。

セルティックスは、ゴードン・ヘイワードをサイン&トレードした際にできた、28.5milのトレード・エクセプションがありましたので、その枠でフォーニエのサラリーを吸収することができました。

 

 

★ロールプレイヤー7人の三角トレード

 

<ブルズ>

 PF ダニエル・タイス(←セルティックス)

 SG ジャボンテ・グリーン (←セルティックス)

 SF トロイ・ブラウンJr.(←ウィザーズ)

 

セルティックス>

 C ルーク・コーネット(←ブルズ)

 PF モリッツ・ワーグナー(←ウィザーズ)

 

<ウィザーズ>

 C ダニエル・ギャフォード(←ブルズ)

 SF チャンドラー・ハッチソン(←ブルズ)

 

ブルズ、セルティックス、ウィザーズが絡んだ3チームのトレードで、主にビッグマンをシャッフルしました。

ブルズは攻守に安定感のあるタイスを、セルティックスはコーネットとワーグナーというシューター系のビッグマンを、ウィザーズは身体能力の高いギャフォードをそれぞれ獲得しました。

 

 

ナゲッツがマッギーを獲得

 

ナゲッツ>        ⇔ <キャブス>

 C ジャベイル・マッギー    C アイザイア・ハーテンスタイン

                2023年2巡目指名権

                2027年2巡目指名権

 

ナゲッツはゴードンに加えて、マッギーも補強。

これで、インサイドの高さとディフェンス力がだいぶ上がることになると思います。

マッギーは、ネッツなど各チームが狙っていたので、獲れてラッキーだと思います。

 

 

ここまで見てきた5つのトレードに出てきた各チームを、新しいロースターで確認してみたいと思います。

 

<マジック>

 PG:コール・アンソニー/マイケル・カーター=ウィリアムス/ジェフ・ティーチェイソン・ランドル/(マーケル・フルツ)

 SG:ゲイリー・ハリス/テレンス・ロス/RJ・ハンプトンカリム・メイン

 SF:ジェイムズ・エニス/ドゥエイン・ベイコン

 PF:オットー・ポーターJr.チュマ・オキキ/(ジョナサン・アイザック

   C:ウェンデル・カーターJr./ケン・バーチ/モー・バンバ

 

フォーニエの代わりにゲイリー・ハリスがSG、ゴードンの代わりにPFにはオットー・ポーターJr.、ブチェビッチの代わりのCにはウェンデル・カーターJr.が入るでしょう。

ベテランのジェフ・ティーグは、ウェイブされることが濃厚なようです。

RJ・ハンプトンがどこまで化けるかは、今後の楽しみなポイントです。

 

 

<ブルズ>

 PG:トマス・サトランスキー/コービー・ホワイト/ライアン・アーチディアコノ/デボン・ダットソン

 SG:ザック・ラビーンギャレット・テンプルジャボンテ・グリーンアダム・モコカ

 SF:パトリック・ウィリアムストロイ・ブラウンJr./デンゼル・バレンタイン

 PF:ラウリ・マルッカネン/サディアス・ヤング/アル・ファルーク・アミヌ

   C:ニコラ・ブチェビッチダニエル・タイスクリスティアーノ・フェリシオ

 

Cは先発にブチェビッチが入って、ダニエル・タイスがバックアップに。

急にセンター線が豪華になりました。

トロイ・ブラウンJr.は、昨シーズン先発を掴みかけましたが、今シーズンは一転ローテーションを外れてしまいました。

まだ21才と若く、攻守両面で貢献できる選手なので、新天地で復活してほしいなと思いますね。

 

 

ナゲッツ

 PG:ジャマール・マレー/モンテ・モーリス/ファクンド・カンパッソマーカス・ハワード

 SG:ウィル・バートン/PJ・ドージアー

 SF:マイケル・ポーターJr./ゲイリー・クラーク/ブラトコ・チャンチャー/グレッグ・ウィッティントン

 PF:アーロン・ゴードン/ポール・ミルサップ/ジャマイカル・グリーンジーク・ナジ

   C:ニコラ・ヨキッチ/ジャベイル・マッギー/ボル・ボル

 

ナゲッツ期待のマイケル・ポーターJr.は、類まれなオフェンスの才能を持っていますが、ディフェンスとフィジカル面はまだまだ発展途上。

そこで、身体能力が高く、フィジカルにプレーできるアーロン・ゴードンの加入は、ポーターの弱点を補完する重要な意味があります。

マッギーも、高さとブロックという、ヨキッチが唯一苦手とするスキルを補完してくれる存在です。

2人の加入で、ナゲッツインサイドはかなり強化されたと言えるでしょう。

 

 

セルティックス>

 PG:ケンバ・ウォーカー/ペイトン・プリチャード/カーセン・エドワーズ/トレモント・ウォータース

 SG:エバン・フォーニエ/マーカス・スマート/ロミオ・ラングフォード

 SF:ジェイレン・ブラウン/セミ・オジェレイ/アーロン・ネズミス

 PF:ジェイソン・テイタム/モリッツ・ワーグナー/グラント・ウィリアムス

   C:トリスタン・トンプソン/ロバート・ウィリアムス/ルーク・コーネットタッコ・フォール

 

セルティックスは先発SGに、シューターのフォーニエを獲得。

第4の得点源として、テイタムとブラウンを助ける役目を果たします。

ダニエル・タイスを放出したのは意外ですが、5milというバーゲン価格でFAになるタイスと再契約するのは難しいと判断したのでしょう。

ワーグナーとコーネットは、いずれも3Pまで打てるビッグマンなので、セルティックスに不足していたタイプの人材だと思います。

ただ、セルティックスもゴードン獲得を狙っていたので、それがフォーニエだけになってしまったのは残念だなと思いますね。

 

 

<ウィザーズ>

 PG:ラッセル・ウェストブルック/イシュマイル・スミス/ラウル・ネトカシアス・ウィンストン

 SG:ブラッドリー・ビール/ジェローム・ロビンソン

 SF:ギャリソン・マシューズデニ・アブディーヤチャンドラー・ハッチソン/イザック・ボンガ

 PF:八村塁/ダービス・ベルターンズ/アンソニー・ギル

   C:アレックス・レンロビン・ロペスダニエル・ギャフォード/(トーマス・ブライアント)

 

ウィザーズはトロイ・ブラウンJr.とモリッツ・ワーグナーを出して、チャンドラー・ハッチソンとダニエル・ギャフォードを獲りました。

ギャフォードは身体能力の高いビッグマンですが、ワーグナーもアウトサイドからのシュート力があり、残しておきたい戦力でした。

トロイ・ブラウンJr.も、3年目の伸び盛りだったにもかかわらず、なぜか今シーズンは出場時間が激減し、結局放出されてしまいました。

なぜ使わないのか謎でしたが、実力があるので、他チームに出した途端に活躍しそうな気がしてなりません。

 

 

<キャブス>

 PG:ダリアス・ガーランド/クイン・クック/マシュー・デラベドーバ

 SG:コリン・セクストン/デイミヤン・ダットソンブロドリック・トーマス

 SF:アイザック・オコロ/ジェディ・オスマン/ディラン・ウィンドラー

 PF:ラリー・ナンスJr./トーリーン・プリンス/ディーン・ウェイド/ラマー・スティーブンス/(ケビン・ラブ)

   C:ジャレット・アレンアイザイア・ハーテンスタイン

 

キャブスはFAになるマッギーと引き換えに、2巡目指名権2つをGETしました。

ただ、それよりもアンドレ・ドラモンドをトレードして、対価をもらわなくてはいけませんでしたが、結局トレードは成立せず、バイアウトという結果になりました。

27才のオールスター選手をトレードに出すことすらできずに、契約を買い取ってタダで手放すしかないとは・・・・・・

前回も書きましたが、何かが大きく間違っていると思います。

Drummond to NY ?

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アンドレ・ドラモンドについて、ニックス行きの噂が出ていました。

 

ニックスは、サラリーキャップに15milほど空きがあるので、ドラモンドの28.8milに対して全額を選手の対価で交換する必要がありません。

 

ちょっと難しいですね(笑)

 

通常、トレードをする際は、交換する選手同士の年俸合計が同じぐらいでないと成立しません。

 

つまり、28.8milのドラモンドをトレードで獲得しようと思ったら、相手も28.8milに近い年俸総額の選手を用意しなければいけないんですね。

 

30mil近い年俸は、かなりの高額選手ですから、なかなか簡単に交換相手を集めるのが難しくなります。

 

ただ、サラリーキャップに空きがあるチームであれば、その空きの分でドラモンドの年俸を吸収することができます。

 

つまり、ニックスは15milのキャップの空きがあるので、ドラモンドの年俸28.8-15=13.8mil分の選手を差し出せば、トレードが成立するんですね。

 

そんなわけでこんなトレードを。

 

<ニックス>       ⇔ <キャブス>

 C アンドレ・ドラモンド    PG フランク・ニリキナ

                C ナーレンズ・ノエル

                SG オースティン・リバース

 

ニリキナ、ノエル、リバース3人の年俸合計は14.7mil。

本来は28.8milに近づけないと成立しないんですが、ニックスの場合はこれでトレードができてしまうというわけです。

 

<ニックス>

 PG:エルフリッド・ペイトン/デリック・ローズジャレッド・ハーパー

 SG:レジー・ブロック/イマニュエル・クイックリーセオ・ピンソン

 SF:RJ・バレット/アレック・バークス/イグナス・ブラズデイキス

 PF:ジュリアス・ランドル/オビ・トッピン/ケビン・ノックス

   C:アンドレ・ドラモンド/ミッチェル・ロビンソン/タージ・ギブソン

 

既に先発に定着していた若手のロビンソンを再びベンチに下げるのはどうかという話もありますが、ロールプレイヤーを出すだけでオールスター級の選手が獲得できるなら、やっておいた方がいいんじゃないかという発想です。

 

<キャブス>

 PG:ダリアス・ガーランド/クイン・クックフランク・ニリキナ/マシュー・デラベドーバ

 SG:コリン・セクストン/オースティン・リバースデイミヤン・ダットソンブロドリック・トーマス

 SF:アイザック・オコロ/ジェディ・オスマントーリーン・プリンス/ディラン・ウィンドラー

 PF:ケビン・ラブ/ラリー・ナンスJr./ディーン・ウェイド/ラマー・スティーブンス

   C:ジャレット・アレンジャベイル・マッギーナーレンズ・ノエル

 

キャブスは元々ドラモンドを構想外としていますので、獲得した3人の中からローテーションに残る選手ができるといいな、ぐらいの感じだと思います。

このままバイアウトするぐらいなら、少しでも戦力になる選手を入れておく方が得策ですし。

 

 

ただ、大方の予想では、ドラモンドはキャブスからバイアウトされ、最低年俸でレイカーズが獲得すると言われています。

 

個人的に、これが横行してしまうと、NBAはつまらなくなってしまうと思っています。

 

ブレイク・グリフィンやラマーカス・オルドリッジといった選手たちならわかります。

 

ケガや年齢によって、もう第一線では働けなくなったかつてのスター選手が、キャリア晩年に高額年俸をバイアウトされ、プレーオフチームのバックアップになる、といったケースです。

 

ただ、こうしたベテラン選手たちと、ドラモンドは決定的に違います。

 

ドラモンドはまだ27才で、これからキャリアのピークを迎えようとしているバリバリの年代です。

 

弱いチームを渡り歩いたことで評価が下がっていますが、何年も連続でリバウンド王になっていることからしても、実力的には一級品です。

 

35才のオルドリッジや36才のレディックあたりと一緒にしてはいけないんですね。

 

ドラモンドを加えようというチームは、きちんとその28.8mil分の対価を払って獲得すべきなんです。

 

なのに、自分とこの使える戦力は出したくないから・・・・とどこもトレードでは手を出さず、キャブスが我慢しきれずにバイアウトするのを待っているなんて、フェアじゃありません。

 

老い先短い選手たちと一緒にして、キャリア全盛期を前にした選手を最低年俸でかっさらおうなんてことがまかり通ってしまったら、弱いチームは常に損をして、人気チームはどんどん得をする不公平なリーグになってしまいます。

 

レイカーズがドラモンドを最低年俸でGETして、それで優勝できたとしても、そんなのは実力でも何でもありません。

 

ただの反則です。

 

それぞれのチームが、決められたサラリーキャップの範囲内で、取れる選手を取ってロースターを作っているのに、本当はそんな年俸では取れない選手を、低価格で集めまくったら、そんなの勝てて当たり前なんです。

 

シュルーダー、マルク、モントレズ・ハレル、マーキーフ・モーリス・・・・みんな市場価格以下のコストで引っ張ってきた選手ばかりです。

 

他のチームが取ろうとしたら、2倍とか3倍のコストがかかる選手ばかりです。

 

ADを獲得したのだって、初めからレイカーズに行くことが決まっていて、後からペリカンズに見返りとして若手をあげたというだけです。

 

全くフェアじゃありません。

 

そんなんで優勝したところで、全くおもしろくありません。

 

そんな勝敗の興味を失くさせるようなことは、本当にしないでほしいなと切に願います。

Wright for Joseph

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デッドライン前日まで来ても、なかなか動きのないトレード市場ですが、マイナーなトレードが1つ成立しました。

 

<キングス>     ⇔ <ピストンズ

 SG デロン・ライト    PG コーリー・ジョセフ

               2021年2巡目指名権

               2024年2巡目指名権

 

キングスは、タイリース・ハリバートンの加入で出番が減った、控えPGのジョセフを放出。

リビルディング中のピストンズは、代わりにドラフト指名権を集めるトレードをしました。

 

<キングス>

 PG:ディアーロン・フォックス/デロン・ライトジャーマイアス・ラムジーカイル・ガイ

 SG:タイリース・ハリバートン/デイクワン・ジェフリーズ/ジャスティン・ジェイムズ

 SF:バディ・ヒールド/ジャバリ・パーカー/ロバート・ウッダードⅡ

 PF:ハリソン・バーンズ/ネマーニャ・ビエリツァ/チメジー・メツ/(マービン・バグリーⅢ)

   C:リショーン・ホームズ/ハッサン・ホワイトサイドミフォンドゥ・カベンゲリ

 

ライトは両バックコートポジションができるので、とりあえずフォックスとハリバートンのバックアップに回るのではないかと思います。

SGで先発する可能性もあるかと思いますが、ハリバートンが好調なので、おそらくはベンチスタートになるでしょう。

 

ピストンズ

 PG:コーリー・ジョセフデニス・スミスJr.フランク・ジャクソンセイベン・リー(キリアン・ヘイズ)

 SG:ウェイン・エリントンハミドゥ・ディアロデイビダス・シルビディス

 SF:サディック・ベイジョシュ・ジャクソン/ロドニー・マッグルーダー

 PF:ジェラミ・グラント/セクー・ドゥンブーヤ/タイラー・クック

   C:メイソン・プラムリーアイザイア・スチュワートジャーリル・オカフォー

 

ジョセフは、ライトに代わってそのまま先発PGに入りそうです。

同じくトレードで加入したデニス・スミスJr.とどちらかが先発となりそうですが、経験と実績があるジョセフの方が安定感があると思います。

AG to BOS ?

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トレードデッドラインまであと2日。

そろそろ具体的な動きが出てきそうです。

 

 

★アーロン・ゴードンがセルティックスへ?

 

以前にアーロン・ゴードンのトレード話を書きました。

 

kg21.hatenablog.com

 

今回、新たなトレード先候補としてセルティックスが浮上してきたので、そのトレード案を考えてみたいと思います。

 

セルティックス>    ⇔ <マジック>

 PF アーロン・ゴードン    PG マーカス・スマート

                C トリスタン・トンプソン

 

もし若手が欲しい場合は、スマートに代えてロミオ・ラングフォード+カーセン・エドワーズというパターンも成り立ちますが、ちょっと物足りない感じもするので、このパターンを考えてみました。

セルティックス的にはスマートを手放したくないとは思いますが、先発PGを探しているマジックにとってはいい補強になります。

 

セルティックス>

 PG:ケンバ・ウォーカー/ジェフ・ティーペイトン・プリチャード/カーセン・エドワーズ/トレモント・ウォータース

 SG:ジェイレン・ブラウン/ジャボンテ・グリーン/ロミオ・ラングフォード

 SF:ジェイソン・テイタム/セミ・オジェレイ/アーロン・ネズミス

 PF:アーロン・ゴードン/グラント・ウィリアムス

   C:ダニエル・タイス/ロバート・ウィリアムス/タッコ・フォール

 

アーロン・ゴードンが先発PFに入ると、テイタムが本来のSFに専念できるようになります。

チームにフィットしていなかったトリスタン・トンプソンが外れ、タイスをCにするラインナップに戻せば、バランスはだいぶ向上すると思います。

 

<マジック>

 PG:マーカス・スマートコール・アンソニー/マイケル・カーター=ウィリアムス/チェイソン・ランドル

 SG:エバン・フォーニエ/テレンス・ロス/カリム・メイン/(マーケル・フルツ)

 SF:ジェイムズ・エニス/ドゥエイン・ベイコン/ゲイリー・クラーク

 PF:トリスタン・トンプソン/アル・ファルーク・アミヌ/チュマ・オキキ/(ジョナサン・アイザック

   C:ニコラ・ブチェビッチ/ケン・バーチ/モー・バンバ

 

スマートが先発PGに収まると、マジックのPG事情もだいぶ改善されそうです。

来シーズン、フルツが復帰した時も、サイズ的にバックコートを組めると思います。

トンプソンは今シーズンは先発PFとして、来シーズンはCのバックアップとして戦力になると思います。

 

 

★ハリソン・バーンズもトレード候補に?

 

キングスのベテランFハリソン・バーンズにも、トレードの噂が出ています。

行き先の候補として挙がっているのは、セルティックスとナゲッツのようです。

 

セルティックス>      ⇔ <キングス>

 SF ハリソン・バーンズ      C トリスタン・トンプソン

 C ハッサン・ホワイトサイド    PF ダニエル・タイス

                  SG ロミオ・ラングフォード

                  SF アーロン・ネズミス

 

セルティックスは、アーロン・ゴードンが獲れなかった場合の代案かもしれません。

ただ、これに絡めてCにホワイトサイドが獲れたら、インサイドのグレードアップが図れて一石二鳥ですね。

 

セルティックス>

 PG:ケンバ・ウォーカー/ジェフ・ティーペイトン・プリチャード/カーセン・エドワーズ/トレモント・ウォータース

 SG:ジェイレン・ブラウン/マーカス・スマート/ジャボンテ・グリーン

 SF:ジェイソン・テイタム/セミ・オジェレイ

 PF:ハリソン・バーンズ/グラント・ウィリアムス

   C:ハッサン・ホワイトサイド/ロバート・ウィリアムス/タッコ・フォール

 

PFに攻守に安定感のあるバーンズ、Cに7フットのショットブロッカーであるホワイトサイドが入ると、途端にインサイドが強化されます。

フォワードのバックアップは層を厚くする必要がありますが、インサイドの補強としては申し分ないと思います。

 

<キングス>

 PG:ディアーロン・フォックス/コーリー・ジョセフ/ジャーマイアス・ラムジーカイル・ガイ

 SG:タイリース・ハリバートン/デイクワン・ジェフリーズ/ロミオ・ラングフォード

 SF:バディ・ヒールド/アーロン・ネズミスジャスティン・ジェイムズ/ロバート・ウッダードⅡ

 PF:マービン・バグリーⅢ/ネマーニャ・ビエリツァ/ジャバリ・パーカー/チメジー・メツ

   C:リショーン・ホームズ/ダニエル・タイストリスタン・トンプソンミフォンドゥ・カベンゲリ

 

キングスは将来に向けたチーム作りとして、今シーズンの1巡目指名ルーキーと、昨シーズンの1巡目指名ルーキーを獲得します。

実際は、さらに将来の1巡目指名権なども渡ることになるとは思います。

 

ナゲッツ>       ⇔ <キングス>

 SF ハリソン・バーンズ    SF ウィル・バートン

                PF ジーク・ナジ

                C ボル・ボル

 

ナゲッツの場合は、ウィル・バートンを中心に、若手のボル・ボルと新人のジーク・ナジをつけた形。

ボル・ボルもジーク・ナジも、ポテンシャルが高いビッグマンなので、化ける可能性があるおもしろい素材だと思います。

 

ナゲッツ

 PG:ジャマール・マレー/モンテ・モーリス/ファクンド・カンパッソマーカス・ハワード

 SG:ゲイリー・ハリス/PJ・ドージアー/RJ・ハンプトン

 SF:ハリソン・バーンズ/ブラトコ・チャンチャー

 PF:ポール・ミルサップ/マイケル・ポーターJr./グレッグ・ウィッティントン

   C:ニコラ・ヨキッチ/ジャマイカル・グリーンアイザイア・ハーテンスタイン

 

バーンズがSFに入れば、将来的にポーターがPFに収まり、フロントコートが固定されると思います。

これで先発SGのグレードアップができれば、さらに上位進出も狙えるようになるでしょう。

 

<キングス>

 PG:ディアーロン・フォックス/コーリー・ジョセフ/ジャーマイアス・ラムジーカイル・ガイ

 SG:タイリース・ハリバートン/デイクワン・ジェフリーズ/ジャスティン・ジェイムズ

 SF:バディ・ヒールド/ウィル・バートン/ジャバリ・パーカー/ロバート・ウッダードⅡ

 PF:マービン・バグリーⅢ/ネマーニャ・ビエリツァ/ジーク・ナジチメジー・メツ

   C:リショーン・ホームズ/ハッサン・ホワイトサイドボル・ボルミフォンドゥ・カベンゲリ

 

PG/SG/SFの組み合わせは、いくつかパターンが考えられると思います。

SGはヒールド or ハリバートン、SFはヒールド or バートンの可能性があります。

ボル・ボルとナジは将来に向けた投資ですが、どちらも3Pまで打てる器用なビッグマンなので、将来大化けする可能性がある大器だと思います。

 

 

クリッパーズのPG補強候補

 

優勝を目指すチーム作りのためには、先発PGが足りないクリッパーズ

 

これまでも、カイル・ラウリー、デボンテ・グラハム、ジョージ・ヒルといった面々を獲得するトレード案を紹介してきましたが、もう1人候補としてリッキー・ルビオの名前も挙がっていました。

 

クリッパーズ>    ⇔ <ウルブス>

 PG リッキー・ルビオ     PG パトリック・ビバリー

 C エドデイビス      SG ルイス・ウィリアムス

               C ダニエル・オトゥル

 

昨シーズンはサンズで司令塔を務めていたルビオを獲得するトレードです。

ウルブスは、将来に向けて地元ミネソタ出身の新人Cオトゥルを獲得します。

 

クリッパーズ

 PG:リッキー・ルビオレジー・ジャクソン

 SG:ポール・ジョージ/ルーク・ケナードジェイ・スクラブ

 SF:カワイ・レナード/テランス・マン/アミーア・コフィー

 PF:マーカス・モーリス/ニコラ・バトゥーム/パトリック・パターソン

   C:セルジュ・イバカ/イビチャ・ズーバッツ/エドデイビス

 

ルビオが先発PGに収まれば、ポール・ジョージとレナードが司令塔の役割から解放され、スコアラーとして役目に専念できるようになります。

ここが変わるだけでも、この2大エースにとって相当な負担減となりますので、チームバランスが格段に向上すると思います。

 

<ウルブス>

 PG:ディアンジェロラッセル/パトリック・ビバリージョーダン・マクローリンアシュトン・ヘイガンス

 SG:マリーク・ビーズリールイス・ウィリアムス/ジョシュ・オコギー

 SF:アンソニー・エドワーズ/ジェイレン・ノーウェル/ジャレット・カルバー

 PF:ジャレッド・バンダービルト/ジェイク・レイマン/フアン・エルナンゴメス/ジェイデン・マクダニエルズ

   C:カール・アンソニー=タウンズ/ナズ・リード/ダニエル・オトゥル

 

ウルブスはリビルディングを進めるため、少しでも若手のタレントやドラフト権を集めることに注力していくと思います。