Schröder back to LAL

 

デニス・シュルーダーがレイカーズ入り、というニュースが飛び込んできました。

 

またか・・・・

 

正直うんざりです。

 

レイカーズが、そのネームバリューやステイタスで、他のチームに比べて得をしているという話はさんざんしてきましたが、またしてもレイカーズが労せずして得をする話です。

 

その前に、まずシュルーダーの過去の変遷を思い出してみましょう。

 

kg21.hatenablog.com

 

ここでも書いていますが、シュルーダーは2シーズン前にレイカーズで先発PGを務めていました。

 

ただ、その前に2シーズンを過ごしたサンダー時代の活躍には及ばず、少々物足りない結果となりました。

 

それでも、その年で契約が切れるシュルーダーに対して、レイカーズは4年84milで再契約をオファーしました。

 

しかし、シュルーダー側がこれを蹴ったんですね。

 

FAになれば、他のチームがもっと大きな契約をオファーしてくれるだろうと踏んだわけです。

 

ただ、これが完全な見込み違いでした。

 

レイカーズ以上のオファーをするチームは、ほとんどなかったんです。

 

あー、だったらレイカーズのオファーを受けとけば良かった〜と後悔しても後の祭り。

 

結局、1年5.9milという格安の契約で、セルティックスに行くことになりました。

 

しかし、そのセルティックスからもシーズン途中で放出され、リビルディング中のロケッツへ。

 

完全に行き場を失ったシュルーダーは、所属先未定のまま、この夏のユーロバスケットに参加しました。

 

そのドイツ代表で、チームのエースとして活躍し、チームをベスト4まで導きました。

 

平均21.6点・7.3アシスト、決勝トーナメントの3試合は平均26.0点・8.0アシスト・FG54.2%、準決勝のスペイン戦では30点・8アシスト・FG64.7%という活躍ぶりでした。

 

改めて力のあるところを証明し、これで再びNBAチームからのオファーが増えるだろうと思ったんですが・・・・

 

レイカーズと交わした契約は、わずか1年2.6milのベテラン最低年俸でした。

 

いやいやいや、昨オフにセルティックスと結んだ1年5.9milだって、再びFAとなって評価を上げるために、とりあえずつなぎで結んだ契約でした。

 

今回再び実力を証明したのに、そのつなぎの契約よりもさらに低い、ベテラン最低年俸だったんです。

 

それはないでしょう、と。

 

レイカーズはまんまと、わずか1年前に4年84milをオファーした選手を、1年2.6milで呼び戻すことに成功したわけです。

 

はぁ〜、もうため息しか出ません。

 

レイカーズ、得しすぎでしょ。

 

わかりやすく比較してみます。

 

まず最初に、当初レイカーズがオファーした金額で再契約していた場合の年俸推移です。

 

2017-18 15.5mil ホークス

2018-19 15.5mil サンダー

2019-20 15.5mil サンダー

2020-21 15.5mil レイカーズ

      ↓

2021-22 21.0mil レイカーズ

2022-23 21.0mil レイカーズ

2023-24 21.0mil レイカーズ

2024-25 21.0mil レイカーズ

 

4年84milのオファーを受けていたら、こうなっていました。

 

ところが、現実はこうなりました。

 

2017-18 15.5mil ホークス

2018-19 15.5mil サンダー

2019-20 15.5mil サンダー

2020-21 15.5mil レイカーズ

      ↓

2021-22 5.9mil セルティックス/ロケッツ

2022-23 2.6mil レイカーズ(ベテラン最低年俸)

2023-24 ?

2024-25 ?

 

差がありすぎませんか?

 

もちろん、オファーを蹴ったシュルーダー側が失策を犯したのは明らかです。

 

しかし、それにしても評価に差がありすぎます。

 

同じ選手なのに、そしてまだ選手としてピークなのに(9/15で29才になった)です。

 

引退間際のベテランを最低年俸で獲るならわかりますが、まだ働き盛りで力のある選手を最低年俸で契約するのはルール違反にしませんか?

 

不公平すぎますよ。

 

エースだったホークス時代も、そんな昔じゃありません。

 

まだまだ先発PGとして計算できる選手を、最低年俸で獲れるのがおかしいです。

 

はぁ〜

 

愚痴しか出ませんが、これでレイカーズはウェストブルックを放出しやすくなりました。

 

なんせ、先発PGを最低年俸で獲れたんですからね。

 

ロースターはこんな感じです。

 

レイカーズ

PG:ラッセル・ウェストブルック/パトリック・ビバリー/ケンドリック・ナン/スコッティ・ピッペンJr.

SG:デニス・シュルーダーロニー・ウォーカーⅣマックス・クリスティ

SF:ルブロン・ジェイムズ/オースティン・リーブス/トロイ・ブラウンJr.

PF:アンソニーデイビスフアン・トスカーノ=アンダーソン/ウェニエン・ゲイブリエル/コール・スワイダー

  C:トーマス・ブライアントデイミアン・ジョーンズ/ジェイ・ハフ

 

便宜上、シュルーダーをSGにしていますが、ウェストブルック、ビバリー、シュルーダーとPG過多の状態です。

 

ウェストブルックを出して、シューターとビッグマンを獲得するトレードを行うのがベストな選択肢でしょう。

 

以前も話題に挙げた、バディ・ヒールドとマイルス・ターナーが獲れればベストです。

 

kg21.hatenablog.com

 

ただ、それがダメでも、今ならジャズがベテランを放出したがってますので、ボヤン・ボグダノビッチやジョーダン・クラークソン、マリーク・ビーズリーあたりを獲得することができます。

 

ビッグマンも欲しければ、ハッサン・ホワイトサイドをサイン&トレードでつけてもらうことも可能です。

 

いずれの場合も、PGは先発シュルーダー、控えはビバリーとケンドリック・ナンで間に合います。

 

そうすれば、一気に安くて機能的なロースターができあがるでしょう。

 

うまくすれば、レイカーズは再び優勝を狙えるチームを作ることができますね。