5-Team Trade!?

 

なかなか決まらないスター選手のトレード話ですが、それを一挙に解決してしまおうというトレード案がありました。

5チーム、16選手、1巡目指名権10個が飛び交うという巨大トレードです。

 

<サンズ>

 ケビン・デュラント(←ネッツ)

 ボヤン・ボグダノビッチ(←ジャズ)

 

<ニックス>

 ドノバン・ミッチェル(←ジャズ)

 キャメロン・トーマス(←ネッツ)

 

レイカーズ

 カイリー・アービング(←ネッツ)

 パトリック・ビバリー(←ジャズ)

 ダリオ・シャリッチ(←サンズ)

 

<ジャズ>

 ラッセル・ウェストブルック(←レイカーズ

 エバン・フォーニエ(←ニックス)

 ジェイ・クラウダー(←サンズ)

 ランドリー・シャメット(←サンズ)

 キャメロン・レディッシュ(←ニックス)

 クエンティン・グライムス(←ニックス)

 2023年1巡目指名権(←ニックス)

 2023年1巡目指名権(←サンズ)

 2025年1巡目指名権(←ニックス)

 2027年1巡目指名権(←ニックス)

 2029年1巡目指名権(←レイカーズ

 

<ネッツ>

 ミケル・ブリッジズ(←サンズ)

 テイレン・ホートン=タッカー(←レイカーズ

 キャメロン・ペイン(←サンズ)

 2025年1巡目指名権(←サンズ)

 2027年1巡目指名権(←サンズ)

 2027年1巡目指名権(←レイカーズ

 2029年1巡目指名権(←サンズ)

 2029年1巡目指名権(←ニックス)

 

一応並べてみましたが、一見しただけではちょっと訳が分からないので、獲得した選手と手放した選手をチームごとに整理していきたいと思います。

 

 

<サンズ>

 IN:ケビン・デュラント(←ネッツ)

   ボヤン・ボグダノビッチ(←ジャズ)

 OUT:ミケル・ブリッジズ(→ネッツ)

    ジェイ・クラウダー(→ジャズ)

    ランドリー・シャメット(→ジャズ)

    キャメロン・ペイン(→ネッツ)

    ダリオ・シャリッチ(→レイカーズ

    2023年1巡目指名権(→ジャズ)

    2025年1巡目指名権(→ネッツ)

    2027年1巡目指名権(→ネッツ)

    2029年1巡目指名権(→ネッツ)

 

サンズは、KDとボグダノビッチを獲得して、ロールプレイヤー5人と1巡目指名権4つを差し出す取り引きになります。

 

<サンズ>

 PG:クリス・ポール/エルフリッド・ペイトン

 SG:デビン・ブッカー/デイミオン・リージョシュ・オコギー

 SF:ボヤン・ボグダノビッチ/キャメロン・ジョンソン

 PF:ケビン・デュラント/トーリー・クレイグ/イシュマイル・ウェインライト

   C:ディアンドレ・エイトン/ビスマック・ビヨンボ/ジョック・ランデイル

 

CP3、ブッカー、ボグダノビッチ、KD、エイトンのスターティング5は、優勝候補No.1となる布陣です。

特にオフェンス面でのグレードアップが顕著で、ブッカーに依存気味だった得点力不足が解消できます。

あとは、ブリッジズとクラウダーが担ってきたディフェンス面の働きを、どうカバーしていくかが鍵になります。

 

 

<ニックス>

 IN:ドノバン・ミッチェル(←ジャズ)

   キャメロン・トーマス(←ネッツ)

 OUT:エバン・フォーニエ(→ジャズ)

    キャメロン・レディッシュ(→ジャズ)

    クエンティン・グライムス(→ジャズ)

    2023年1巡目指名権(→ジャズ)

    2025年1巡目指名権(→ジャズ)

    2027年1巡目指名権(→ジャズ)

    2029年1巡目指名権(→ネッツ)

 

ニックスは、ドノバン・ミッチェルとキャメロン・トーマスを獲得する代わりに、フォーニエと若手2人、1巡目指名権4つを出すトレードです。

 

<ニックス>

 PG:ジェイレン・ブランソン/デリック・ローズ/マイルス・マクブライド

 SG:ドノバン・ミッチェル/イマニュエル・クイックリー/キャメロン・トーマス

 SF:RJ・バレット

 PF:ジュリアス・ランドル/オビ・トッピン/ジェリコ・シムズ

   C:ミッチェル・ロビンソン/アイザイア・ハーテンスタイン

 

ドノバン・ミッチェルはオールスターの実力者ですが、6-1(185cm)の2人を並べるバックコートは小さすぎます。

既にブランソンと大型FA契約を結んだ後ですので、ブランソンと組む相手として誰が適切かという判断が必要になってきます。

サマーリーグでブレイクしていたグライムスを、シーズン開始前に放出してしまうのも、かなりもったいない気がします。

 

 

レイカーズ

 IN:カイリー・アービング(←ネッツ)

   パトリック・ビバリー(←ジャズ)

   ダリオ・シャリッチ(←サンズ)

 OUT:ラッセル・ウェストブルック(→ジャズ)

    テイレン・ホートン=タッカー(→ネッツ)

    2027年1巡目指名権(→ネッツ)

    2029年1巡目指名権(→ジャズ)

 

レイカーズは、ウェストブルックを放出して、先発PGをカイリー・アービングにグレードアップするトレードです。

 

レイカーズ

 PG:カイリー・アービングパトリック・ビバリー/ケンドリック・ナン

 SG:ロニー・ウォーカー/オースティン・リーブス

 SF:ルブロン・ジェイムズ/トロイ・ブラウンフアン・トスカーノ=アンダーソン

 PF:アンソニーデイビス/スタンリー・ジョンソン/ウェニエン・ゲイブリエル

   C:トーマス・ブライアントデイミアン・ジョーンズ(ダリオ・シャリッチ)

 

LBJ、AD、カイリーのBIG3は、リーグNo.1のスタートリオになります。

ちょっと前であれば、これだけで優勝間違いなし!みたいな雰囲気になりますが、実際のところはロールプレイヤーの貢献度次第となりそうです。

ただ、ウェストブルックをカイリーを交換できれば、レイカーズにとってこれ以上ない取り引きになります。

 

 

<ジャズ>

 IN:ラッセル・ウェストブルック(←レイカーズ

   エバン・フォーニエ(←ニックス)

   ジェイ・クラウダー(←サンズ)

   ランドリー・シャメット(←サンズ)

   キャメロン・レディッシュ(←ニックス)

   クエンティン・グライムス(←ニックス)

   2023年1巡目指名権(←ニックス)

   2023年1巡目指名権(←サンズ)

   2025年1巡目指名権(←ニックス)

   2027年1巡目指名権(←ニックス)

   2029年1巡目指名権(←レイカーズ

 OUT:ドノバン・ミッチェル(→ニックス)

    ボヤン・ボグダノビッチ(→サンズ)

    パトリック・ビバリー(→レイカーズ

 

チーム再建を目指すジャズは、誰を獲るかということよりも、ドラフト指名権や若手タレントを集めることの方が大事です。

 

<ジャズ>

 PG:マイク・コンリー/ジョーダン・クラークソン/ランドリー・シャメット

 SG:ラッセル・ウェストブルック/マリーク・ビーズリークエンティン・グライムス/ジャレッド・バトラー

 SF:エバン・フォーニエシモーネ・フォンテッキオキャメロン・レディッシュ/二キール・アレクザンダー=ウォーカー/リアンドロ・ボルマロ

 PF:ジェイ・クラウダージャレッド・バンダービルト/ルーディ・ゲイ

   C:ウォーカー・ケスラー/ウドカ・アズブーキ

 

ちょっとロースターはカオスになっていますが、これはあくまで暫定的なものです。

バイアウトやさらなるトレードなどで、特にベテラン人材は整理されていくと思います。

 

 

<ネッツ>

 IN:ミケル・ブリッジズ(←サンズ)

   テイレン・ホートン=タッカー(←レイカーズ

   キャメロン・ペイン(←サンズ)

   2025年1巡目指名権(←サンズ)

   2027年1巡目指名権(←サンズ)

   2027年1巡目指名権(←レイカーズ

   2029年1巡目指名権(←サンズ)

   2029年1巡目指名権(←ニックス)

 OUT:ケビン・デュラント(→サンズ)

    カイリー・アービング(→レイカーズ

    キャメロン・トーマス(→ニックス)

 

KDとカイリーを両方放出して、ドラフト指名権を集めるトレードですが、ネッツが言っていたオールスター級の選手は入っていないので、ネッツ的に物足りないトレードではないかと思います。

 

<ネッツ>

 PG:パトリック・ミルズ/キャメロン・ペインエドモンド・サムナー

 SG:ミケル・ブリッジズ/セス・カリー

 SF:ジョー・ハリス/テイレン・ホートン=タッカー/ケスラー・エドワーズ

 PF:TJ・ウォーレンロイス・オニール

   C:ベン・シモンズ/ニコラス・クラクストン/デイロン・シャープ

 

現在の膠着状態は、KDの対価に対するネッツ側の要求が高いことで動きがストップしていますので、この条件でネッツ側が納得するとは到底思えません。

この巨大トレードは魅力的ですが、このネッツの部分が一番引っかかって成立しないのではないかと思われます。