KDのトレード先として、ボストンが浮上してきたというニュースが流れました。
先日書いたように、ボストンはブログドンとガリナーリの獲得に成功した時点で、既に優勝候補の最右翼に値する戦力を整えています。
それがさらにKDまで狙いに行こうというわけですから、いったいどうなってしまうんでしょう?
その交換相手の中心は、チームのNo.2プレイヤーであるジェイレン・ブラウンではないかと言われています。
ブラウンであれば、ネッツが求めるオールスターレベルの選手というニーズにマッチするタレントと言えます。
当初ボストン側がオファーしたと言われる内容はこんな感じです。
<セルティックス> ⇔ <ネッツ>
ケビン・デュラント ジェイレン・ブラウン
デリック・ホワイト
2025年1巡目指名権
2027年1巡目指名権
2029年1巡目指名権
2024年1巡目指名権交換権
2026年1巡目指名権交換権
ただ、ネッツ側がホワイトに興味を示しませんでした。
おそらく、こちらのトレードの方がまだ魅力があると思います。
<セルティックス> ⇔ <ネッツ>
ケビン・デュラント ジェイレン・ブラウン
ロバート・ウィリアムス
グラント・ウィリアムス
2025年1巡目指名権
2027年1巡目指名権
2029年1巡目指名権
2024年1巡目指名権交換権
2026年1巡目指名権交換権
ディフェンス面で頭角を現し、先発Cの座を不動のものにしたロバート・ウィリアムスは、年10milレベルで4年契約を結んだばかりでリーズナブルです。
まだ新人契約下のグラント・ウィリアムスも、プレーオフで爆発力を見せるなど、将来性を感じさせる活躍を垣間見せています。
2回戦のバックスとのシリーズ最終戦でチームを勝利に導いた、3P7本を決めて27点を叩き出した活躍は印象的でした。
<セルティックス>
PG:マーカス・スマート/ペイトン・プリチャード
SG:マルコム・ブログドン/デリック・ホワイト
SF:ジェイソン・テイタム/サム・ハウザー
C:アル・ホーフォード/ルーク・コーネット
まあ、テイタムとデュラントが並ぶラインナップはスゴイですね。
ロバート・ウィリアムスが抜けるCには、そのままホーフォードがスライドします。
ガリナーリが入ったことで、グラント・ウィリアムスの代わりも既にいます。
<ネッツ>
PG:カイリー・アービング/パトリック・ミルズ/エドモンド・サムナー
SG:ジョー・ハリス/セス・カリー/キャメロン・トーマス
SF:ジェイレン・ブラウン/TJ・ウォーレン/ケスラー・エドワーズ
PF:ベン・シモンズ/グラント・ウィリアムス/ロイス・オニール
C:ロバート・ウィリアムス/ニコラス・クラクストン/デイロン・シャープ
ジェイレン・ブラウンがSFに、ロバート・ウィリアムスがCにそれぞれ入ります。
PFの先発にはベン・シモンズを置き、グラント・ウィリアムスがバックアップに。
33才のKDの代わりに、25才のブラウンを入れるのは、将来的にはプラスになります。
ただ、ネッツ側はこれでも納得しないと予想されます。
ネッツ側が求めるのは、こんな内容ではないかと言われています。
<セルティックス> ⇔ <ネッツ>
ケビン・デュラント ジェイレン・ブラウン
マーカス・スマート
2025年1巡目指名権
2027年1巡目指名権交換権
2029年1巡目指名権交換権
最優秀ディフェンス選手に選ばれた、マーカス・スマートを加える案です。
セルティックス側も、スマートは出したくないと思っていますが、マルコム・ブログドンを獲得できたことで、代わりになる先発PGはいます。
<セルティックス>
PG:マルコム・ブログドン/ペイトン・プリチャード
SG:デリック・ホワイト/サム・ハウザー
PF:ケビン・デュラント/グラント・ウィリアムス
C:ロバート・ウィリアムス/アル・ホーフォード/ルーク・コーネット
スマートが抜けることで、先発PGにブログドンが入ります。
SGには、デリック・ホワイトがベンチから昇格する形。
ホーフォードはCのバックアップに入る形かなと思います。
<ネッツ>
PG:カイリー・アービング/パトリック・ミルズ/エドモンド・サムナー
SG:マーカス・スマート/セス・カリー/キャメロン・トーマス
SF:ジョー・ハリス/TJ・ウォーレン/ケスラー・エドワーズ
PF:ジェイレン・ブラウン/ロイス・オニール
C:ベン・シモンズ/ニコラス・クラクストン/デイロン・シャープ
こちらはいろんなパターンが考えれるとは思いますが、とりあえずスマートを先発バックコートに入れてみました。
ブラウンのPFが難しそうであれば、シモンズをPF、クラクストンをCにするのがいいと思います。
その場合、ハリスかスマートがベンチスタートというイメージになるかと思います。
冒頭でも申し上げた通り、セルティックスに関しては、現状の戦力でも十分優勝を狙える力が整っていると思いますので、チームのヤングコアを崩してまでKDを獲りにいく必要があるのかどうかという点が議論になると思います。
今後の展開が注目されます。