FA4日目と5日目です。
さすがに少なくなってきましたね。
★SF ブランドン・イングラム(ペリカンズと延長契約) 5年158mil
★C バム・アデバヨ(ヒートと延長契約) 5年163〜196mil
★SF ライアン・ブロコフ(シクサーズと再契約)
★C ボル・ボル(ナゲッツと2way契約 ⇒ 本契約) 2年4.2mil
★SG ウェイン・エリントン(ニックス ⇒ ピストンズ) 1年2.6mil
★SG ボグダン・ボグダノビッチ(キングス ⇒ ホークス) 4年72mil
★PG フランク・ジャクソン(ペリカンズ ⇒ サンダー)
★C マルク・ガソール(ラプターズ ⇒ レイカーズ) 2年5.3mil
★C ハッサン・ホワイトサイド(ブレイザーズ ⇒ キングス) 1年2.3mil
★PF チメジー・メトゥ(スパーズ ⇒ キングス) トレーニングキャンプへ参加
★SF BJ・ジョンソン(マジック ⇒ サンズ)
★PG カイ・ボウマン(ウォリアーズ ⇒ クリッパーズ)
★PG ジャレッド・ハーパー(サンズ ⇒ ニックス)
制限付きFAだったボグダノビッチは、キングスがマッチしないことを決め、ホークス入りが決まりました。
キングスは、今年のドラフトでたまたま12位までガードのタイリース・ハリバートンが落ちてきたこと、そして昨年のオフに当時のGMだったブラデ・ディバッツがバディ・ヒールドの不満に応えて大型契約を与えてしまったことが尾を引き、ボグダノビッチを諦めざるをえない状況に陥りました。
ヒールドの放出先を見つけられそうであればまだ違ったかもしれませんが、4年88milの契約が残る6thマンを引き取ってくれる先などありません。
SFにも3年61milの契約が残るハリソン・バーンズがいますので、どちらかのポジションに入るしかないボグダノビッチを置いておく余裕がなかったんですね。
これは前経営陣の判断ミスが、諦めざるをえない状況を作ったとしか言えません。
逆に、晴れてボグダノビッチを獲得したホークスは、来シーズン上位を狙える戦力が整ったと言えるでしょう。
改めてキングスのロースターを見てみます。
<キングス>
PG:ディアーロン・フォックス/コーリー・ジョセフ/ジャーミアス・ラムジー
SG:バディ・ヒールド/タイリース・ハリバートン/ジャスティン・ジェイムズ
SF:ハリソン・バーンズ/ジャバリ・パーカー/ロバート・ウッダード
PF:マービン・バグリー/ネマーニャ・ビエリツァ/チメジー・メトゥ
C:ハッサン・ホワイトサイド/リショーン・ホームズ
キングスは、ブレイザーズからFAになっていたホワイトサイドを加えました。
ホワイトサイドは、元々キングスでNBAキャリアをスタートさせています。
今回、巡り巡って古巣に戻ってきたという格好になりました。
それにしても不思議なのは、ホワイトサイドの市場価値の低さです。
平均15.5点/13.5リバウンド/2.9ブロック/FG62.1%という成績は、数字だけ見ればオールスター級の成績と言っても過言ではありません。
ブロックはNBANo.1、リバウンドもリーグ3位という堂々たる成績です。
にもかかわらず、ブレイザーズからは引き留められず、プレーオフチームからの引き合いもなく、結局FAに人気のないキングスにしか拾われませんでした。
しかも、ベテラン最低年俸での1年契約です。
成績はオールスタークラスなのに、下位チームからの最低年俸しか引き出せないのは、いったいなぜなのでしょうか?
多少人間性に問題があるのは聞こえてきますが、それにしたって・・という感じです。
数字を残せる7フッターがいるのに、全く戦力として評価されない・・・・謎です。
話変わって、ブランドン・イングラムがペリカンズと、バム・アデバヨがヒートとそれぞれMAXでの延長契約に合意しました。
これはほぼ予想されていた動きでしたので、驚きはありません。
ヒートは、次のオフにアデトクンボを獲得することを夢見て、アデバヨとの契約延長を先延ばしにするのではないかという憶測もありましたが、アデトクンボとアデバヨはプライベートでも友人であるということで、逆にアデバヨと長期契約を結んでおいた方が勧誘する材料になるだろうという判断もあったようです。
先に契約に合意した案件の詳細が見えてきましたが、レイカーズに決まったマルク・ガソールは、わずか2年5.3milという少額の契約でした。
・モントレズ・ハレル 2年19mil
・マルク・ガソール 2年5.3mil
・マーキーフ・モーリス 1年ベテラン最低年俸
・ウェスリー・マシューズ 1年ベテラン最低年俸
これらの契約は、他のチームであれば軽く倍額はいかないと合意できないでしょう。
レイカーズ・ディスカウントとも言うべき、格安料金で良質な選手を集められるレイカーズは、シーズンのチャンピオンだけでなく、オフシーズンのチャンピオンにもなりました。
ロースター改善を進めるシクサーズは、さらなるシューターの補強を行いました。
<シクサーズ>
PG:ベン・シモンズ/シェイク・ミルトン/タイリース・マクシー
SG:セス・カリー/フルカン・コルクマズ/ライアン・ブロコフ/アイザイア・ジョー
SF:ダニー・グリーン/テレンス・ファーガソン/マティース・サイブル
PF:トバイアス・ハリス/マイク・スコット/トニー・ブラッドリー
C:ジョエル・エンビード/ドワイト・ハワード/ポール・リード
ブロコフは、中断後のバブル前に一旦シクサーズが契約しましたが、結局チームに合流することなく終わってしまった経緯がありました。
今回改めて再契約ということで、グリーン、カリーに続いて3人目のシューター補強となりました。
ピストンズは、ニックスからFAになっていたシューターのエリントンを入れました。
<ピストンズ>
PG:デリック・ローズ/キリアン・ヘイズ/セイベン・リー
SG:デロン・ライト/スビアトスラフ・ミハイリュウク/ウェイン・エリントン/ロドニー・マッグルーダー
SF:ジェラミ・グラント/ジョシュ・ジャクソン/サディック・ベイ/ジャーナン・ムサ
PF:ブレイク・グリフィン/セクー・ドゥンブーヤ/トニー・ブラッドリー
C:メイソン・プラムリー/ジャーリル・オカフォー/アイザイア・スチュワート
前年のチームから残っているのが、わずか4人になってしまいましたね。。
ローズとグリフィンの両ベテランは、いつトレードに出されてもおかしくない可能性がありますので、本当にチーム丸ごとシャッフルされるような感じでリビルディングが進められています。
混迷中のサンダーは、また一人カオスに選手を加えました(笑)
<サンダー>
PG:シェイ・ギルジャス・アレクザンダー/ジョージ・ヒル/フランク・ジャクソン/セオ・マレドン
SG:ルーゲンツ・ドート/ハミドゥ・ディアロ/タイ・ジェローム/ディオンテ・バートン/ジョシュ・グレイ
SF:トレバー・アリーザ/ジャスティン・ジャクソン/ダリアス・ミラー/アドミラル・スコフィールド/ザイラン・チーザム
PF:ダリアス・ベイズリー/ケンリッチ・ウィリアムス/TJ・リーフ/アイザイア・ロビー
C:アル・ホーフォード/マイク・マスカーラ/ヴァンサン・ポアリエ/アレクセイ・ポクセウスキー
いや〜、いつ見てもスゴい状態のロースターですねー
20人まで数を増やせるトレーニングキャンプのロースターのようです。
各ポジション3人ぐらいまでしか契約できませんからね!