ドラフトのおさらいが途中なんですが、トレードもたくさん成立しているので、そちらを先にやってしまいたいと思います。
その前に、ボグダン・ボグダノビッチのサイン&トレードがご破算になってしまいました。。
ホリデイとボグダノビッチの2人が来るなら、ヤニスの延長契約も安泰だと思いましたが、にわかにわからなくなってきてしまいました・・・・
まったく、何が起こるかわかりませんね。
★ウォリアーズがウーブレイを獲得
<ウォリアーズ> ⇔ <サンダー>
SF ケリー・ウーブレイJr. 2021年1巡目指名権
クレイ・トンプソンがアキレス腱を断裂して、来シーズン絶望というショッキングなニュースが飛び込んできたウォリアーズ。
ヒザの前十字靭帯断裂からようやく復帰しようとしていたトンプソンでしたが、また1年全休ということになってしまいました。
29才と30才という全盛期の2シーズンを棒に振るというのは、選手にとってとても残酷なことです。
ウォリアーズは、そのトンプソンの穴を埋めるべく、サンズからサンダーへトレードされていたケリー・ウーブレイJr.を獲得することにしました。
アスレティック能力に優れるウーブレイは、ウィギンスとともにウォリアーズになかった新しい風を吹き込んでくれそうです。
<ウォリアーズ>
PG:ステフ・カリー/カイ・ボウマン/ニコ・マニオン
SG:アンドリュー・ウィギンス/ジョーダン・プール/(クレイ・トンプソン)
SF:ケリー・ウーブレイJr./デイミオン・リー
PF:ドレイモンド・グリーン/エリック・パスカル
C:ジェイムズ・ワイズマン/マーキース・クリス/ケボン・ルーニー
ウィギンスがトンプソンの抜けたSGにスライドし、ウーブレイがSFの先発に入ることになると思います。
ドラフト2位指名のワイズマンは、開幕から先発Cに入ってくるでしょう。
ニコ・マニオンは、高校時代にはランキングでTOP10に入っていたタレント。
バスケIQが高く、一つ一つの動きにうまさを感じさせる万能型のPGです。
ドラフトでは2巡目に落ちましたが、その結果ウォリアーズが指名することができたので、非常にラッキーだったと思います。
実はこのトレードが成立する前、ペリカンズのJJ・レディックを取ろうとしていたようです。
レディックはリーグを代表する3Pシューターですので、トンプソンのシュート力を穴埋めするという意味ではピッタリの存在です。
ただ、既に36才という年齢と、契約も残り1年ということもあって、本当に1年限りのピンチヒッター的な存在でしかありません。
その点、ウーブレイは24才で今後長くチームに留まる可能性もあるタレントですから、未来への投資ということで、ウーブレイでよかったのかなという気がします。
★シクサーズがロースターの整理に着手
<シクサーズ> ⇔ <サンダー>
SG ダニー・グリーン C アル・ホーフォード
SF テレンス・ファーガソン 2020年2巡目34位指名権(セオ・マレドン)
2025年1巡目指名権
ヴァシリー・ミチッチの権利
SG セス・カリー SG ジョシュ・リチャードソン
2020年2巡目36位指名権(タイラー・ベイ)
元ロケッツの辣腕GMダリル・モーリーが、早速シクサーズのロースター改革に着手し始めました。
まず、最大のマッチングミス&不良債権になっていたホーフォードを放出。
また、ヒート時代の活躍から比べると不発に終わったリチャードソンも手放しました。
代わりに、シクサーズ最大の課題である3Pシューターを補強すべく、ダニー・グリーン、セス・カリーの2人を招き入れました。
リチャードソンに代わるウィングのディフェンダーには、ファーガソンを入れました。
まだ着任したばかりですが、早速チーム改革を断行。
決断の早さと思い切りの良さは相変わらずだなと感じます。
<シクサーズ>
PG:ベン・シモンズ/シェイク・ミルトン/タイリース・マクシー
SG:セス・カリー/フルカン・コルクマズ/ザイーア・スミス/アイザイア・ジョー
SF:ダニー・グリーン/テレンス・ファーガソン/マティース・サイブル
PF:トバイアス・ハリス/マイク・スコット
C:ジョエル・エンビード/ポール・リード
ホーフォードが抜けたことでハリスをPFに戻し、シモンズとエンビード以外のポジションにシューターを増やしました。
ドラフト前に指名の確約をしたというアイザイア・ジョーも、ベンチから出てくるシュート職人として機能しそうな選手。
もう少しインサイドは補強する必要がありますが、確実に変わってきている印象があります。
ちなみに、セス・カリーはドック・リバースHCの娘さんと結婚することになったため、義理のお父さんの下でプレーすることになりました。
<サンダー>
PG:タイ・ジェローム/ジェイレン・レキュー/セオ・マレドン
SG:ルーゲンツ・ドート/ハミドゥ・ディアロ
SF:シェイ・ギルジャス・アレクザンダー/アドミラル・スコフィールド
PF:アル・ホーフォード/ダリアス・ベイズリー/アレクセイ・ポクセウスキー
C:スティーブン・アダムズ/マイク・マスカーラ/ヴァンサン・ポアリエ
サンダーはまだまだ旅の途中で、ロースターはツギハギ状態。
まだ語れる状態ではありませんが、一応途中経過の記録として残しておきます。
<マブス>
PG:ルカ・ドンチッチ/ジェイレン・ブランソン/タイレル・テリー
SG:ティム・ハーダウェイJr./デロン・ライト/ジョシュ・グリーン
SF:ジョシュ・リチャードソン/ジャスティン・ジャクソン
PF:クリスタップス・ポルツィンギス/ドリアン・フィニー・スミス/タイラー・ベイ
C:ドワイト・パウエル/マキシ・クリーバー/ボバン・マリヤノビッチ
マブスは、オフェンスのセス・カリーに代わって、ディフェンスのジョシュ・リチャードソンが入りました。
1巡目指名のジョシュ・グリーンもディフェンスに長ける選手なので、ディフェンスの強化を意識した補強になっているのかもしれません。
★若手ガードの三角トレードが成立
<ネッツ>
SG ランドリー・シャメット(←クリッパーズ)
<クリッパーズ>
SG ルーク・ケナード(←ピストンズ)
2023年2巡目指名権
2024年2巡目指名権
2025年2巡目指名権
2026年2巡目指名権
<ピストンズ>
SG ロドニー・マッグルーダー(←クリッパーズ)
2020年19位指名権(サディック・ベイ)(←ネッツ)
ネッツはコンボガードを、クリッパーズはシューター、ピストンズはディフェンダーとそれぞれのニーズに合った交換を行ったようなイメージです。
また、ピストンズはこの他にも細かいトレードをたくさん行っており、ロケッツからアリーザを、ジャズからトニー・ブラッドリーを、ホークスからデドモンを、それぞれ別々のトレードで加入させています。
ピストンズは、本格的にチームのリビルディングに着手し始めたという印象です。
ロースターも整理して見ていこうと思ったんですが、そうこうしているうちにFA交渉が解禁になり、いろいろな動きが出始めてしまったので、後ほどまとめて整理します。
★イネス・カンターがブレイザーズへ出戻り
<ブレイザーズ>
C イネス・カンター(←セルティックス)
<グリズリーズ>
SF マリオ・ヘゾーニャ(←ブレイザーズ)
2020年30位指名権(デズモンド・ベイン)
<セルティックス>
将来のドラフト指名権
ブレイザーズが、一度は手放したカンターを再び呼び戻したトレードです。
セルティックス的には、もう先発Cはダニエル・タイスになってしまったので、それほどカンターの重要性は高くありませんでした。
ブレイザーズは、ヌルキッチとカンターのセンター2人体制の時のいいイメージが残っているので、FAになるホワイトサイドの後釜として、再びカンターを呼び寄せた感じになります。
一旦、ドラフト前後からFA解禁までの一連のトレードをおさらいしました。
今回は、11/16トレード解禁 ⇒ 11/18ドラフト ⇒ 11/20FA解禁という超強行スケジュールだったため、情報が多すぎてパンク状態になっています。
続きはFAを整理するブログにて・・・・