ネッツがまた受難です。
先発PFだったトーリーン・プリンスがコロナ陽性と判明しました。
これでネッツは、ディアンドレ・ジョーダン、スペンサー・ディンウィディに続いて、3人目のコロナ感染者となりました。
既にケガで欠場が決まっているケビン・デュラントとカイリー・アービングを含め、軒並み主力選手を失ったことになります。
これで本当にプレーオフが戦えるのでしょうか???
現状のロースターを見てみます。
<ネッツ>
PG:ギャレット・テンプル/クリス・キオーザ/ジェレミア・マーティン/(カイリー・アービング)/(スペンサー・ディンウィディ)
SG:キャリス・ルバート/タイラー・ジョンソン
SF:ジョー・ハリス/ティモシー・ルワル・キャバロ/ジャーナン・ムサ/(ケビン・デュラント)
PF:ロディオンス・クルークス/ジャスティン・アンダーソン/(トーリーン・プリンス)/(ウィルソン・チャンドラー)
C:ジャレット・アレン/(ディアンドレ・ジョーダン)/(ニコラス・クラクストン)
ちょっとわかりにくいので、欠場選手を抜いてみます。
<ネッツ>
PG:ギャレット・テンプル/クリス・キオーザ/ジェレミア・マーティン
SG:キャリス・ルバート/タイラー・ジョンソン
SF:ジョー・ハリス/ティモシー・ルワル・キャバロ/ジャーナン・ムサ
PF:ロディオンス・クルークス/ジャスティン・アンダーソン
C:ジャレット・アレン
元々いた選手は7人しかいません。
それに2way契約の2人と、つい先日FAで加入した2人の、合計11人です。
もちろん、これにあと3人の代替選手を加えることにはなりますが、それも現在所属チームなしの選手か、Gリーグの選手から探してくるほかありません。
現時点での情報では、ビッグマンのアミーア・ジョンソン、スウィングマンのランス・トーマスらの名前が挙がっています。
ただ、プレーオフを戦える戦力ではないのは一目瞭然ですね。
というより、このメンバーであれば、そもそもプレーオフに出れないでしょう。
全く別のチームに変貌してしまったのに、それでもプレーオフをやる意味ってあるんですかね?
もはや、かわいそうになってきます。
ウィザーズも、エースのブラッドリー・ビールが出場しないことになりました。
一応、肩のケガということになっていますが、ずっと出場するかどうか決めかねているような報道が出ていた末の欠場表明でした。
でも、どうせ出ないのならケガではなく、コロナや人権問題のことを理由にした方が良かったのではないかと思ってしまいます。
なぜなら、ケガが理由による欠場だと代替選手の補充ができないからです。
今回の変則的なシーズン再開は、直接的なコロナ感染や、家族間の問題、人権問題などの理由であれば、通常のロースター枠の制限にかかわらず、代わりの選手と契約していいことになっています。
しかし、ケガによる欠場となると、通常の欠場理由と見なされるため、特別枠の選手を獲得できません。
ウィザーズは、大黒柱のエースを失っただけでなく、代わりの選手も入れられないという苦しい状態に立たされることになりました。
しかも、既に欠場を表明しているダービス・ベルターンズと併せて、チームのNo.1とNo.2のスコアラーを同時に失うことになりました。
そうなってくると・・・・
No.3のスコアラーは・・・・
そう、八村塁です。
八村は初のNBAシーズンで、いきなりエースとしてチームを背負うことになりました。
いやはや、これがいい意味で彼の経験値を上げることになるといいなとは思いますが、この大事な場面でいきなり大役が回ってくるというのは、本人が「持っている」ということなんでしょうか??
一応、ウィザーズのロースターもおさらいしておきます。
<ウィザーズ>
PG:イシュマイル・スミス/シャバズ・ネイピアー/ジェリアン・グラント/(ジョン・ウォール)
SG:ジェローム・ロビンソン/ゲイリー・ペイトンⅡ/ギャリソン・マシューズ/(ブラッドリー・ビール)
SF:トロイ・ブラウンJr./イザック・ボンガ/アドミラル・スコフィールド
PF:八村塁/モリッツ・ワーグナー/ジョナサン・ウィリアムス/(ダービス・ベルターンズ)
C:トーマス・ブライアント/イアン・マインミ/アンゼイス・パセチニクス
これまたプレーオフを戦うチームのロースターではないですね。。
せめて八村がキャリアの糧になるような、いい経験が積めることを期待します。