BAA RE-DRAFT

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歴史のお勉強となっていますが、NBAの前身のBAA時代のドラフトを振り返ります。

 

【1949年ドラフト】

①アレックス・グローザ(↑②)

 22.5点/10.7R/2.4A/FG47.4%

エド・マコーリー(T)

 17.5点/7.5R/3.2A/FG43.6%

③バーン・ミケルセン(T)

 14.4点/9.4R/2.2A/FG40.3%

④ラルフ・ビアード(↑2巡目) 

 15.9点/3.8R/4.4A/FG36.6%

ジャック・コールマン(↑2巡目) 

 10.6点/9.2R/2.8A/FG41.6%

⑥フレッド・シャウス(↑3巡目)

 12.2点/6.0R/2.9A/FG35.2%

⑦ダイク・エドルマン(↑㉔) 

 12.1点/4.5R/2.1A/FG35.2%

⑧ワー・ワー・ジョーンズ(←⑧) 

 10.2点/5.1R/3.1A/FG35.5%

⑨レオ・バーンホースト(↑2巡目) 

 9.4点/5.4R/3.2A/FG36.8%

⑩ディック・マグワイア(↓⑦) 

 8.0点/4.2R/5.7A/FG38.9%

 

1940年代はNBAの前身のBAAという組織で行われ、1949年の途中からNBAに名前を変えました。

BAAとしては3回ドラフトが行われていて、1949年はその3回目にあたります。

11チーム+インディアナポリスオリンピアンズという新規チームの計12チームで行われています。

だいぶ初期の時代になるため、2巡目以降の正確な指名順位は記録として残されていないようです。

 

 

【1948年ドラフト】

①ドルフ・シェイズ(↑④)

 18.5点/12.1R/3.1A/FG38.0%

②ハリー・ガラティン(↑?巡目)

 13.0点/11.9R/1.8A/FG39.8%

③ボビー・ワンザー(↑⑩)

 12.2点/4.5R/3.2A/FG39.3%

④ジャック・ニコルズ(↑⑫) 

 10.4点/6.9R/1.9A/FG36.8%

⑤ウォルト・バドコ(↑⑥) 

 8.1点/5.4R/1.9A/FG34.2%

⑥オディ・スピアーズ(↑?巡目)

 8.7点/4.0R/1.9A/FG36.6%

⑦ビル・ガボー(↑?巡目) 

 9.8点/1.8R/2.0A/FG34.4%

⑧デイブ・マイナー(↑外) 

 7.6点/4.5R/2.5A/FG36.0%

⑨レイ・ランプ(↑?巡目) 

 8.2点/2.2R/2.2A/FG36.6%

⑩ブレイディ・ウォーカー(↑?巡目) 

 7.0点/5.4R/1.4A/FG38.0%

 

1948年はBAA第2回目のドラフトでしたが、1巡目に指名した12名のうち4名は一度もプレーせず、3名も1シーズンしかプレーしないなど、まだリーグの地位が確立されていませんでした。

その中で4位指名のドルフ・シェイズは、シラキュース・ナショナルズシクサーズ)一筋で15シーズンもの間プレーしました。

ちなみに、息子のダニー・シェイズも、18シーズンNBAでプレーした息の長い選手でした。

なお、各選手の指名順位ですが、1巡目以外は何巡目で指名されたのかも記録として残っていません。

 

  

【1947年ドラフト】

①ジム・ポラード(↑?巡目)

 13.2点/7.8R/3.2A/FG36.0%

②ドン・バークスデイル(↑外)

 11.0点/8.0R/2.1A/FG37.0%

③カール・ブラウン(↑外)

 13.5点/3.4R/3.7A/FG38.3%

④レッド・ロチャ(↑?巡目)

 10.9点/6.6R/2.0A/FG37.0%

⑤ポール・ホフマン(↑?巡目)

 10.2点/5.1R/2.9A/FG34.0%

⑥アンディ・フィリップ(↑?巡目) 

 9.1点/4.4R/5.4A/FG36.8%

⑦チャーリー・ブラック(↑外)

 9.2点/2.4R/2.3A/FG28.3%

⑧ウォルト・カーク(↑外)

 7.7点/4.0R/2.1A/FG30.5%

ジーン・バンス(↑?巡目) 

 8.3点/3.0R/2.3A/FG31.5%

⑩アンディ・ダンカン(↑?巡目) 

 5.5点/2.1R/0.7A/FG40.8%

 

1947年が、記念すべきBAA最初のドラフトでした。

ただこの当時、既にNBLやABLという別リーグが存在していたため、選手も分散していました。

そして、1950−51シーズンより、BAAがNBLを吸収する形でNBAができあがったそうです。

初期NBAの代表的な選手であるジョージ・マイカンも、ミネアポリスレイカーズも、元はNBLに所属していました。

このランキングでトップのジム・ポラードも、BAAの3チームからドラフト指名されたものの、NBLレイカーズに入団しています。

1巡目指名の選手がランキングに1人も入ってこないという点が、いかに選手が分散していたかということと、新参リーグのBAAにタレントが集まらなかったということを示していると思います。

ちなみに、初の日系人選手として知られるワット・ミサカは、この初代BAAドラフトの7巡目61位でニックスから指名され、3試合だけプレーしています。