今シーズン序盤の驚きとして、イーストからはヒートを取り上げました。
その後もヒートは好調を維持し、現在11勝3敗でイースト2位につけています。
さて、ウェストの方で予想外の好調さを見せているのは・・・・
ダラス・マーベリックスではないでしょうか?
現在10勝5敗で、強豪揃いのウェストの中でジャズと並んで5位タイにつけています。
そして、ここ2試合の結果がスゴイ。
11/21 vs.ウォリアーズ 142ー94 48点差
11/23 vs.キャブス 143ー101 42点差
2試合連続で、140点超え+40点差ゲームを演じてるんですね。
いくら相手が弱いとはいえ、なかなかNBAでこの結果はお目にかかれません。
2試合連続の140点超えは、マブスのチーム史上初めてのこと。
2試合連続40点差以上は、NBAの歴史上4チーム目の快挙だそうです。
2試合連続で40点差ゲームをマークしたことで、シーズンの得失点差も一気に上がり、+8.8点はウェスト首位のレイカーズに次ぐ2番手の数字になっています。
この快進撃の中心となっているのは、もちろんルカ・ドンチッチです。
2年目を迎えた新人王は、今シーズンさらなる進化を遂げています。
・29.9点(リーグ4位)
・10.4リバウンド(リーグ12位)
・9.7アシスト(リーグ2位)
主要3部門でリーグトップクラスに入り、平均トリプルダブルに迫る数字を残しています。
リーグ最高のオールラウンダーと比較しても、全く遜色のない結果です。
・アデトクンボ 30.1点・14.1リバウンド・6.6アシスト・FG56.6%・3P29.0%
・ドンチッチ 29.9点・10.4リバウンド・9.7アシスト・FG49.3%・3P34.6%
・ルブロン 24.9点・7.7リバウンド・11.3アシスト・FG48.6%・3P34.6%
新人王から、オールスターを飛び越えて、一気にスーパースターの領域にジャンプアップしてしまった印象です。
トリプルダブル数7回は、リーグNo.1。
開幕14試合で7回のトリプルダブルですから、2試合に1回はトリプルダブルをマークしているわけです。
しかも、ただのトリプルダブルではありません。
10/26 vs.ペリカンズ 25点・10リバウンド・10アシスト
11/2 vs.レイカーズ 31点・13リバウンド・15アシスト
11/4 vs.キャブス 29点・14リバウンド・15アシスト
11/9 vs.ニックス 38点・14リバウンド・10アシスト
11/15 vs.ニックス 33点・10リバウンド・11アシスト
11/19 vs.スパーズ 42点・11リバウンド・12アシスト
11/21 vs.ウォリアーズ 35点・10リバウンド・11アシスト
最後の2つは、2試合連続で35点以上のトリプルダブルをマークしましたが、20才265日での達成はNBA史上最年少記録。(これまでの記録はオスカー・ロバートソンの22才34日)
そして、40点以上のトリプルダブルは、ルブロンに次いで2番めの若さでの達成。
最後の35点・10リバウンド・11アシストをマークしたウォリアーズ戦はさらにスゴく、なんと25分もかからずにこの数字に到達しています。
✨ @luka7doncic (35 PTS, 10 REB, 11 AST) becomes the 1st player in @NBAHistory to record a 35-point triple-double in 25 or less minutes played! #MFFL pic.twitter.com/Vq7Qc4Wy6P
— NBA (@NBA) 2019年11月21日
これもNBA史上初の記録。
そして同じ試合の1Qでは、ドンチッチ1人で相手のウォリアーズ全員のスタッツを上回りました。
Luka dominated the Warriors in the 1st ⬇️ pic.twitter.com/JxRiVCUx3g
— SportsCenter (@SportsCenter) November 21, 2019
これは、2002−03シーズンのアイバーソン以来の記録だそうです。
そして、ここ3試合の結果がこれですが、
11/19 vs.スパーズ 35分・42点・11リバウンド・12アシスト
11/21 vs.ウォリアーズ 26分・35点・10リバウンド・11アシスト
11/23 vs.キャブス 28分・30点・7リバウンド・14アシスト
20才以下で3試合連続の30点・10アシスト以上をマークしたのは、NBA史上初の記録。
しかも、直近の2試合はいずれも20分台の出場時間でこの数字です。
その勢いは留まるところを知りません。
ただ一方で、ドンチッチ以外の調子はまだ上がっておらず、ラインナップも試行錯誤が続いています。
1シーズン半ぶりのプレーとなるポルツィンギスは、ブランクが長かったことでまだシュートタッチが戻っておらず、新戦力のデロン・ライトはうまくフィットせずに先発落ち、ティム・ハーダウェイJr.もFG成功率が40%に届いていません。
ドンチッチ以外の調子がこれだけ上がらない中でのこの成績(10勝5敗)ですので、これで周りの選手の調子が上がってくれば、さらに手強くなっていくでしょう。
現在のラインナップはこちら。
PG:ルカ・ドンチッチ/ジェイレン・ブランソン/JJ・バレア
SG:ティム・ハーダウェイJr./デロン・ライト/セス・カリー/ジョシュ・リーブス
SF:ドリアン・フィニー・スミス/ジャスティン・ジャクソン/コートニー・リー/ライアン・ブロコフ/アントニウス・クリーブランド
PF:クリスタップス・ポルツィンギス/マキシ・クリーバー/アイザイア・ロビー
C:ドワイト・パウエル/ボバン・マリヤノビッチ
ベテランのバレアもアキレス腱のケガから復帰し、ポルツィンギスもシーズンを追うごとにタッチも良くなっていくと思うので、これからますます注目のチームになっていくと思います。
Luka Doncic outscores Warriors in 1st Qtr, records historic triple-double | 2019-20 NBA Highlights
Luka Doncic joins LeBron: youngest players to get 40-point triple-double | 2019-20 NBA Highlights