【WEST 1st Round】
(4) Houston X (5) Utah GAME5
Rockets 100-93 Jazz [HOU 4-1 UTA]
試合残り1分を切って1点差というジリジリとした展開のゲームでしたが、最後はロケッツが押し切り、シリーズ突破を決めました。
ジャズは最後まで粘りを見せたものの、エースのミッチェルがFG4/22本、3P0/9本のわずか12点と振るわず、力尽きました。
ロケッツは、スティールとブロックがともに12本ずつとチームディフェンスが機能し、ジャズをFG37.2%・3P23.7%に抑え込みました。
心配されたクリント・カペラも、FG6/7本成功の16点・10リバウンドをマークし、復調をアピールしました。
ハーデンを中心としたオフェンスばかりが目立つロケッツですが、このシリーズではディフェンスも機能し、攻守にバランスの取れたチームに仕上がりつつあります。
この状態のまま、ケガ人も出さずにウォリアーズと対戦すれば、昨年のシリーズの雪辱を果たせるかもしれません。
James Harden and the Rockets finish off the Jazz, advance to the second round | NBA Highlights
(1) Golden State X (8) Los Angeles GAME5
Warriors 121-129 Clippers [GSW 3-2 LAC]
GAME2の反省は、まだ活かされていなかったようです。
試合開始直後から好調なシューティングで、1Qに41点をもぎ取ったウォリアーズ。
「この調子ならいつでも勝てる」と油断したのか、2Qに入ると簡単に打っては外すという単調な攻めを繰り返し、あっさりと逆転を許します。
以前のウォリアーズならば、3Qにギアを入れて爆発し、一気に突き放す/逆転するというパターンがあり、“3Qのウォリアーズ”といった印象もありました。
しかし今のウォリアーズは、試合中の立て直しがききません。
そのままズーっと10点ビハインドの状態が続き、最後の最後まで試合の主導権を取り戻すことなく、敗れました。
問題は、相手のクリッパーズではなく、ウォリアーズ自身です。
なぜか覇気がなく、チームの連携もできていません。
その影響は、ディフェンスやリバウンドに現れていて、この日のクリッパーズにはチーム全体でFG54.1%という高い確率を許しています。
次のゲームに勝てばシリーズは突破できるかもしれませんが、この状態のまま調子を上げてきているロケッツと対戦することは、非常に危険だと思います。
GAME6はただ勝つだけでなく、自分たちの戦い方を思い出し、モーメンタム(勢い)を取り戻すゲームをしなければいけないと思います。
Lou Williams and the Clippers shock the Warriors in Game 5, fend off elimination | NBA Highlights