【EAST 1st Round】
(3) Philadelphia X (6) Brooklyn GAME2
76ers 145-123 Nets [PHI 1-1 BKN]
シクサーズは、ようやく自分たちの持てるポテンシャルを発揮しました。
3Qに51点というプレーオフタイ記録を作るなど、145点を取って大勝しました。
GAME1で36点と1人気を吐いていたジミー・バトラーは、「この試合で一番気に入らないのは、自分のアシストが0だったことだ」と語り、次のゲームではボールを回し、タレント揃いのチームメイトを活かすことを誓っていました。
その言葉通り、ファシリテーター(パス出し役)に徹したバトラーは、周りを使ってスリーなショットを打たせることに努め、7本のアシストを決めました。
GAME1は不発でブーイングまでされたベン・シモンズは、積極的にリムにアタックして、18点・10リバウンド・12アシストのトリプルダブル。
ともに1ケタ台の得点だったトバイアス・ハリスとJJ・レディックも、それぞれ19点と17点をマークし、本来のアベレージ通りの数字を残しました。
ベンチも、マイク・スコットが15点、ボバン・マリヤノビッチが16点・8リバウンドと躍動し、ジェームズ・エニスもオフェンスリバウンドで貢献しました。
このマリヤノビッチの活躍により、故障を抱えて万全ではないエンビードを21分だけしか使わずに済み、休ませることができたことも大きいです。
タレントは豊富だが、やや気分屋なところがあるシクサーズ。
まだ1回戦なので取り返しがつきますが、ステージが上がるにつれて、最初っからエンジン全開でいかないと星が不利になるので気をつけたいところです。
Philadelphia 76ers CRAZY 3rd Quarter vs Nets 2019 ECR1 GM2 - NBA Record 51 Pts! | FreeDawkins
この試合はアシスト役に徹したバトラー
伏兵マリヤノビッチが手負いのエンビードを休ませる活躍
観戦に訪れていたアイバーソンに捧げるこのポーズ
【WEST 1st Round】
(1) Golden State X (8) Los Angeles GAME2
Warriors 131-135 Clippers [GSW 1-1 LAC]
シクサーズはプレーオフタイ記録を作りましたが、こちらはプレーオフ新記録です。
クリッパーズが、3Qで最大31点差をつけられていたのを大逆転。
これまで29点差だったプレーオフ記録を塗り替えました。
ただ、情けないのはウォリアーズ。
ハーフタイムで23点差をつけ、後半もリードをさらに広げる余裕の展開で油断したのか、その後ズルズルと点差を詰められ、手中にしていた勝利を逃しました。
さらに、ディマーカス・カズンズが太ももの筋肉を痛めて途中退場。
明日に予定されているMRI検査の結果次第では、長期離脱の可能性も出てきました。
代役として19点をマークしたケボン・ルーニーや、復帰したアンドリュー・ボーガットらでカズンズの穴を埋めていくしかありませんが、スーパーチームとして余裕で戦える状態ではなくなってきました。
こういう緊張感のないプレーをしていると、GAME1でスキのない戦いを見せるなど、徐々に調子を上げてきているロケッツにやられる危険性が出てきそうです。
LA Clippers EPiC 31 Pts COMEBACK in 2019 WCR1 Game 2 vs Warriors! | FreeDawkins
ベンチから36点・11アシストとチームを引っ張ったルー・ウィリアムス
同じくベンチから25点・10リバウンドのモントレズ・ハレル
最後に逆転の決勝3Pを決めたランドリー・シャメット
パトリック・ビバリーも相変わらず頑張ってます(笑)