ようやく、ようやく、クロフォード様の所属先が決まりました。
しかし、思っていたものとは全く違うものでした。
クロフォード様と言えば、6thマン賞を3度も受賞されている恐れ多い方。
軽やかでクリエイティブな動きに、無謀な 奇跡的なロングシュートも決める勝負強さも併せ持ち、ここぞという時に頼りになるスーパーサブとしてご活躍されていました。
38才になられた現在も、以前と全く変わらぬお姿で、衰えは見えません。
なのにこのオフ、所属先が全く決まりませんでした。
クリッパーズからFAでウルブスへと移籍した昨シーズンは、ディフェンスを重視するシボドーHCにあまり試合に出してもらえず、不本意な1年となりました。
ただ、優勝を狙おう、プレーオフを目指そうという各チームにとってみれば、ベンチに置いておいてこれほど心強い存在はないのではないでしょうか?
なのに、お声がかかりませんでした。
年齢的な衰えを危惧した?
若手に出場機会を与えるため?
サラリーキャップの問題?
仮にそういう心配があったとしても、今回サンズが支払うのはベテラン最低年俸です。
それだったら、リビルディング中のチームよりも、プレーオフチームのベンチに置いておいた方がよっぽどマシだったと思います。
どうしてどこも獲りにいかないのか不思議でなりません。
とはいえ、1つ違う楽しみもできました。
前回のブログでもご紹介した通り、サンズには先発級のPGがいません。
・・・ということは、クロフォード様がPGで先発することもアリなのでは!?
<サンズ>
PG:ジャマール・クロフォード/アイザイア・カナーン/ディアンソニー・メルトン/エリエ・オコボ
SG:デビン・ブッカー/トレバー・アリーザ/トロイ・ダニエルズ
SF:ジョシュ・ジャクソン/TJ・ウォーレン/ミケル・ブリッジズ
PF:ライアン・アンダーソン/ドラガン・ベンダー/リショーン・ホームズ
C:ディアンドレ・エイトン/タイソン・チャンドラー
おっと、これは楽しいかもしれないぞ。
38才にして先発PGに返り咲きか!?
少し説明すると、クロフォード様はその昔NBA入りした当初は、大型PGとしてプレーしていました。
特に1番最初のブルズ時代は、近未来型の大型PGとして将来を嘱望されていました。
ただ、その後ニックスへ移籍すると、そこにはステフォン・マーベリーがPGとして君臨していたため、SGへ、スコアラーへと役割を変えていきました。
そして、今ではすっかりベンチロールが板についてしまいましたが、初めて6thマンという役割になったのはキャリア10年目、ホークスに移籍した時からでした。
ホークスには当時、PGにマイク・ビビー、SGにエースのジョー・ジョンソンがいたため、やむなくベンチスタートという形になりました。
ただ、先発バリバリだった人がチーム事情でベンチに回っただけなので、実力は先発級。
この年もエースのジョンソンに次ぐチーム2位の平均得点を挙げ、初めての6thマン賞を受賞しました。
その後、ブレイザーズ、クリッパーズと移籍をしますが、役割は6thマンのまま変わらず、いつしかすっかりクロフォードといえばスーパーサブというイメージが定着しました。
クリッパーズで2度目、3度目の6thマン賞を受賞したのは、まだ記憶に新しいところだと思いますが、その実績を買われてプレーオフを目指すウルブスに移籍をした・・・・はずでした。
そして、冒頭の話に戻るわけですが、プレーオフを目指すチームが獲らなかったことで、クロフォード様の隠れた魅力が引き出されるかもしれません。
近年はシュート力や得点力ばかりが取り沙汰されるクロフォード様ですが、元々“J-crossover”というニックネームでシグニチャーシューズが出ているぐらい、クロスオーバードリブルやハンドリングに定評がありました。
なので、クロフォード様がフルタイムのPGとなったらどんなプレーをするのか、クロフォード様がPGとして仕切るチームはどんな風になるのか、とても興味が沸きます。
まだPGとしてプレーするのかどうかもわかりませんが、なんかそんな姿を想像して期待してしまいます。
ご存知、6thマン賞を3度も受賞
チームメイト・オブ・ザ・イヤーなる賞も受賞
ブルズ時代は大型ポイントガードとして期待されました
昔と今を比べても、全然変わらない若々しいお姿
20才と35才の写真なんですが・・・・
2人ともいい新天地が見つかるといいなと思います
では最後にやばいハンドリングを!