ホークスにトレードされたメロのバイアウトが成立しました。
この後、ロケッツ入りすると見られています。
クリント・カペラの再契約も何とか決まり、これで安泰かと思われそうですが、実質昨年のロースターから比べると戦力はややダウンしていると思います。
メロの加入でオフェンス力はアップするものの、逆にアリーザとンバムーテを放出したことで、ディフェンス力はダウンしているからです。
サンズと1年15milで契約したアリーザは金額的に難しいとしても、クリッパーズと1年4.3milで契約したンバムーテは頑張ればキープできたと思います。
それだけに、もったいなかったなあ・・・・という思いが残ります。
せめてメロのバックアップにンバムーテを残してほしかったです。。
とはいえ、ロケッツもこれで補強が終わりとは思っていないようです。
おもしろい噂がありました。
それは、ライアン・アンダーソンとの交換で、ニコラ・バトゥームを取ろうというトレード話です。
え? でも年20milがあと2年残るアンダーソンの契約は、不良債権化していたはず。
それでバトゥームとか取れちゃうの???
その理由はこうです。
◯バトゥーム 残り3年 24.0mil/25.6mil/27.1mil
◯アンダーソン 残り2年 20.4mil/21.3mil
アンダーソンの契約が不良債権と言っても、約年20milの契約があと2年。
一方のバトゥームは、約25mil平均の契約があと3年も残っています。
加えて、ホーネッツには同じポジションのSFが余っています。
◯マービン・ウィリアムズ 残り2年 14.1mil/15.0mil
◯マイケル・キッド・ギルクリスト 残り2年 13.0mil/13.0mil
◯マイルズ・ブリッジズ 1巡目12位指名
このSFのログジャムを解消するために、バトゥームをSGで、マービンをPFで起用していますが、実質SFを3人並べて使っているのと変わりません。
そして、さらにここへ今年のドラフトでSFを指名しました(笑)
ロッタリーピックで獲ったからには、使わないわけにもいきません。
この状況は、誰かが抜けないと相当バランスが悪くなりそうです。
となると、バトゥームがターゲットになっても不思議ではありません。
チーム1番の高給取りでありながら、ここ数年ケガもあって成績は下降気味だからです。
またアンダーソンは、ホーネッツにはいないタイプでもあります。
ホーネッツには純粋なPFがおらず、本来はSFのマービン・ウィリアムズと、C系のコーディ・ゼラーやフランク・カミンスキーでPFポジションを埋めてきました。
ストレッチ4と言われる、スリーを打てるPFというタイプは、ホーネッツにいなかった人材なので、貴重な戦力となるかもしれません。
さらに、バトゥームよりも1年契約期間が短いため、1年早くサラリーキャップを空けることもできます。
サラリーキャップ目的でドワイト・ハワードも放出したホーネッツであれば、バトゥームを出しても不思議ではありません。
そうなると、ラインナップはこうなります。
<ホーネッツ>
PG:ケンバ・ウォーカー/トニー・パーカー
SG:ジェレミー・ラム/マリーク・モンク
SF:マイケル・キッド・ギルクリスト/マイルズ・ブリッジズ
PF:マービン・ウィリアムズ/ライアン・アンダーソン
C:フランク・カミンスキー/コーディ・ゼラー/ビスマック・ビヨンボ
少々SGは弱くなりますが、ポジションのバランスは少し改善されます。
<ロケッツ>
PG:クリス・ポール/マイケル・カーター・ウィリアムズ
SG:ジェームズ・ハーデン/エリック・ゴードン
SF:ニコラ・バトゥーム/ジェラルド・グリーン/ジェームズ・エニス
PF:カーメロ・アンソニー/PJ・タッカー
C:クリント・カペラ/ネネ
ロケッツはスターターが急に豪華になりました。
できれば、上背のないタッカーをPFで先発させるのではなく、両フォワードポジションをバックアップするような形を取れるのが理想的です。
ロケッツは他にも、ホークスのケント・ベイズモアを獲るような話もありますが、ベイズモアはサイズがないので、できればバトゥームの方がいいと思います。
ロケッツが今シーズンもウォリアーズに対抗できる戦力を確保できるのか、注目ですね。
長〜いウィングスパンを持つバトゥームは
そのリーチの長さを活かしたディフェンスにも定評があります
ロケッツ入りが実現したらおもしろいですね〜