The end of OK3

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大きな動きが立て続けにきますね。。

 

オフに入って以降、ずっと噂されてきたメロの放出がようやく決まりました。

 

<ホークス>

 カーメロ・アンソニー(←サンダー) 残り1年 27.9mil

 ジャスティン・アンダーソン(←シクサーズ) 残り1年 2.5mil

 2022年のサンダー1巡目指名権

 

<サンダー>

 デニス・シュルーダー(←ホークス) 残り3年 15.5mil/15.5mil/15.5mil

 ティモテ・ルワウ・キャバロ(←シクサーズ) 残り2年 1.9mil/3.3mil(チームオプション)

 

シクサーズ

 マイク・マスカラ(←ホークス) 残り1年 5mil

 

FA交渉解禁と同時に、チームのNo.1プライオリティだったポール・ジョージとの再契約が決まり、幸先の良いオフシーズンのスタートを切ったサンダーでしたが、それは同時にジョージの年俸がゴンと上がることを意味します。

 

4年137milの契約は、単純平均でも年34.3mil。

ウェストブルックの35.7mil、スティーブン・アダムズの24.2milと3人を合計しただけでも94.2milというスゴイ数字になってきます。

 

これに加え、残り1年のプレイヤーオプションを持っていたメロが、オプションを破棄してFAにはならず、オプトインしてチームに残りました。

その金額は27.9mil。

たった4人で122milという驚異的な数字になるわけです。

さすがに4人でサラリーキャップを使い果たすような契約は維持できません。

 

どれを手放すかと考えたら、ウェストブルックとアダムズの契約はあと3年ある一方で、メロの契約はあと1年。

チームへのフィットやポジション的なバランスを考えても、放出候補はメロとなるのが自然の流れでした。

 

加えて、本来のポジションではないPFとしてプレーし、シーズン途中からは1on1の機会まで取り上げられ、単なるスポットアップシューターとして3Pばかり打つような役割を受け入れなければならなかった点も不本意な使われ方でした。

 

さらに、前回のデローザン同様、プレーオフの最後には大事な場面でベンチに置かれるという屈辱も味わい、その時点でサンダーへの残留はないなという感覚がありました。

 

ただ、これだけ評価が下がってしまった現状では、FAマーケットに打って出ても、年28milを提示してくれるチームはまずありません。

そこで、チームに残るかどうかは別としても、とりあえず来シーズンのオプション、つまり28milをもらえる権利は確保した、という状況でした。

 

そうすると、サンダーとしては、トレード先を探すか、バイアウトして28milを向こう3年間のサラリーキャップに9.3mil、9.3mil、9.3mil、と分散させるかの選択になります。

とはいえ、力の落ちてきた34才のベテランを28milの契約つきで引き取ってくれるチームなど、ほとんどありません。

まあ、バイアウトやむなしというのが大方の見方でした。

 

なので、ホークスへのトレードという話が出た時、少し驚きました。

この契約を引き取るチームがあるのか、という驚きです。

 

 ホークスは、チームのエースだったデニス・シュルーダーとの関係性が悪化し、このオフに放出されるのではないかと噂されていました。

ドラフトでPGのトレイ・ヤングを指名し、さらにネッツからジェレミー・リンをトレードで獲得した動きからも、シュルーダーの放出路線は決定的でした。

 

シュルーダーの若さと実績からすれば、先発PGを探しているマジックやサンズあたりが狙ってくるものと考えていましたが、トレードは実現せず、結局メロの契約を引き取る代わりにサンダーへ放出したという格好になりました。

 

ラッキーだったのはサンダーですね。

メロをバイアウトせずに済んだばかりか、実力者のシュルーダーをバックアップPGとして取るという贅沢な補強をすることができました。

 

話によると、シュルーダーはウェストブルックを自身のモデルにしていたそうです。

目標とするプレイヤーと一緒にプレーすることで、当人のヤル気も復活するでしょう。

勝負所の4Qでは、ウェストブルックとシュルーダーのダブルPGでいくと思うので、昨年よりも破壊力を増したオフェンスが見られそうです。

 

【サンダー】

PG:ラッセル・ウェストブルック/デニス・シュルーダー/レイモンド・フェルトン

SG:アンドレ・ロバーソン/アレックス・アブリーンズ

SF:ポール・ジョージ/テレンス・ファーガソンティモテ・ルワウ・キャバロ

PF:ジェラミー・グラント/パトリック・パターソン

C:スティーブン・アダムズ/ナーレンズ・ノエル

 

 

一方のメロですが、ホークスからバイアウトされた後は、ロケッツに行くことが確実視されています。

ロケッツも先発SFの座を空けて待っているので、相思相愛でしょう。

 

元々、昨年サンダーにトレードされる前、メロはロケッツへのトレードが決まりかけていました。

ただその時は、ロケッツ側がニックスにライアン・アンダーソンの不良債権を引き取ることを要求したため、話し合いが物別れに終わっていました。

 

1年遅れにはなりましたが、意中のロケッツに合流し、ハーデン、クリス・ポールと新BIG3を形成するのもちょっと楽しみな展開です。

 

【ロケッツ】

PG:クリス・ポールマイケル・カーター・ウィリアムズ

SG:ジェームズ・ハーデン/エリック・ゴードン

SF:カーメロ・アンソニー/ジェラルド・グリーン

PF:PJ・タッカー/ジェームズ・エニス/ライアン・アンダーソン

C:クリント・カペラ/ネネ

 

ただロケッツは、ディフェンスの良かったアリーザとンバムーテを両方手放してしまいました。

1年15milでサンズと契約したアリーザは金額的に無理だったとしても、1年4.3milでクリッパーズに戻ってしまったンバムーテは引き留めてほしかったなと思います。

 

 

さらにもう1チーム気になるのがシクサーズです。

 

シクサーズにはもっと3Pシューターが必要と言い続けてきましたが、昨年からレディックだけは再契約したものの、ベリネッリとイリャソワはキープできませんでした。

 

代わりに、ウルブスからシュートのうまいネマーニャ・ビエリツァを獲ったはずでしたが、やっぱりヨーロッパに戻りたいという謎の理由で約束を反故にされ、なんかおかしいなあと思っていたら、ちゃっかりキングスと契約していました。

 

シクサーズのオファーが1年4.4milだったのに対して、キングスが提示したのは3年20.5mil。

いい方のオファーに走ったのはわかるんですが、一旦契約合意した後の翻意はいただけません。

 

キングスは、制限付きFAだったザック・ラビーンとサインしたものの、ブルズに連れ戻されてしまい、せっかくのキャップの空きを使えずにいました。

そこで、このビエリツァとマブスのヨギ・フェレルの2人を、いずれも一旦契約合意していたのに、金額を上乗せして引っ張るというほぼ反則のような技で獲得しています。

 

まあ、それは置いといて、問題はシクサーズです。

 

シューターを1人確保したと思ったら、ビエリツァに逃げられてしまい、代わりにホークスから同じくシュートのうまいビッグマンのマスカラを取りました。

ただ、それだけでは全く不十分なので、今キャブスからカイル・コーバーを取ろうと画策しているようです。

 

やっぱりこうなってくると、ドラフトの時に思った不安が現実化してきました。

 

kg21.hatenablog.com

 

即戦力のシューターだったミケル・ブリッジズを手放さなければ、少なくとも1人はシューターを確保できていたので、もったいなかったなあと思います。

せっかくこれから伸びていくチームなのに、GM不在の影響が大きく影を落としているなと感じます。

 

せめてコーバーを獲得できるといいのですが・・・・

 

シクサーズ

PG:ベン・シモンズ/TJ・マッコネル/ランドリー・シャメット

SG:JJ・レディック/マーケル・フルツ/ザイーア・スミス

SF:ロバート・コビントン/ウィルソン・チャンドラー

PF:ダリオ・サリッチ/マイク・マスカラ

C:ジョエル・エンビードアミーア・ジョンソン

 

 

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もうOK3も見納めですね・・・・

 

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やんちゃ坊主コンビは破壊力抜群のバックコートになりそう

 

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かつてのレジー・ジャクソンのような存在になりそうですね

 

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さて、こちらの新BIG3誕生なるか

 

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1年前に結成されていたかもしれないトリオです

 

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王者ウォリアーズに対抗できる存在となれるか